前回の日記で、長期出張へ行き大変な目に遭った話をしました。
取引先の課長から一緒に働かないかと勧誘され、生贄として差し出され…
結論から言うと、出向の話はなくなりました。
人員は足りているということで、課長の個人的な勧誘に終わります。
しかし、諦めきれない課長は子会社への出向を提案します。
かなり勇気はいりましたが、初めて課長の提案を断りました。
まぁ、その後どうなったかは想像できると思います。
その後、2度目の出張の話が出るのですが、その話は次回します。
今日は1度目の出張から帰った後の状況の変化を中心に書いていきます。
上司をきっかけに中国語を勉強し始めたわけですが、ある程度基礎を勉強した後、語学交流アプリで中国語の日記を書くようになりました。
すると、瞬く間にに中国人の友達が増え、私の日常に中国語が仲間入りしました。
プチ異文化交流は刺激的なことがたくさんあります。改めて日本について考えたり、新しい発見があったり。
1番言われたのは日本人は働きすぎだと言うこと。
友達の働き方を知ると羨ましくてしょうがなくなり、自分の働き方に疑問を感じるようにもなりました。
そんな中、(何度目かの)転機が訪れます。
仲良くなった友達の中に留学生がいて、就職のエントリーシートの添削を依頼されます。
応募する企業も、誰もが知ってる大企業。私なんかにはとても手の届かない世界でした。
しかし、エントリーシートを添削したり面接の練習をする中で、私ができなかった新卒の就活を、彼に託すことができるのではないかと考えるようになりました。
まさに二人三脚の就活でした。
私は自分のことのように、寝る間も惜しんで彼の就活を手伝いました。
死ぬ気で勉強した公務員試験のときのノウハウを、すべて彼に伝授しました。
結果、彼は超一流企業の内定を勝ち取ります。
そして、私は彼に告白されます。
そのとき私は、以前上司とした約束を思い出しました。
『他の誰かと結婚して幸せになること』
この約束を守ると決め、上司と結婚したかったという気持ちはそこで捨てました。
中国人の彼と付き合うことにし、やや遠距離でしたが幸せな1歩を踏み出し始めました。
ワガママだけど、抜群に頭の良い彼との恋はとても刺激的でした。
彼は芸能人レベルのイケメンだったので、少々浮かれてしまったのかもしれません。
日本語、時々中国語でやりとりするメッセージに毎日が異文化交流…
楽しくて楽しくて、ますます彼に惹かれていくのでした。
ここまで書くと超ハッピーエンド感がありますが、残念ながらそうではありません。
実は彼、付き合い始めた頃は既婚者だったのです。
私と知り合い、一緒に就活に取り組む中で妻との離婚を決意し、私が2度目の出張へ行く頃に離婚しました。
彼が言うには、就活を通して人生の苦しい時期を経験し、そのときそばにいた私と結婚したくなったそうです。
自分の知らないところでこんなことになっていたなんて…
何だか複雑で、この事実を知らされたときは思わず絶句しました。
それでも、離婚したのも事実。
回らない頭で、せっかく掴んだ幸せを手離したくない思いもありました。
この辺のことは複雑すぎてどう書けば良いのか正直悩みます。
話があっちこっちに行きがちですが、ご容赦ください。
中国人の彼には、会社を辞めるときに一番お世話になっています。その話もまた書きます。