夜の部。
真山青果の元禄忠臣蔵から「御浜御殿」です。
やじは今回の出し物の中で一番お薦めだと思いました。
やじが好きな役者は、吉右衛門、仁左衛門、秀太郎、富十郎、藤十郎、三津五郎。
その仁左衛門が綱豊を見事に演じました。
真山ものはいかに台詞を朗々と語るか、そしてそれに伴いいかに人物を描ききるか。
朗々と語って、人物描写ができていない。
人物描写ができても、語りが朴訥。
仁左衛門はその両者を悲しいくらい演じ切っていたと思います。
悲痛なほどの台詞回しのうまさ。
案外染五郎も熱演。
仮名手本忠臣蔵とは全くことなる忠臣蔵ですが、
今月の一押しです
次に、「盲長屋梅加賀鳶」
幸四郎、吉右衛門。兄弟ですね。
父の松録を髣髴とさせる幸四郎の道玄でした。
最近の道玄で感心したのは富十郎ですが、
意外と幸四郎よかったです。
吉右衛門の松蔵も粋で味があって、よかったですね。
秀太郎のお兼、鉄之助の女房がなんともいえず、
こういう役者が河竹黙阿弥の「世界」を作り上げていますね。
江戸の歌舞伎では黙阿弥の歌舞伎が好きです。
三人吉三、十六夜清心、河内山、魚屋宗五郎、髪結新三、弁天小僧、幡随長兵衛など。
リズミカルな七五調に掛詞・縁語を駆使しリズミカルな七五調に掛詞・縁語を駆使した
その名台詞は、きっと一つや二つは日本人なら耳にしたことはあるでしょう。
知らざぁ言って聞かせやしょう…
月も朧に白魚の篝も霞む春の空…
さて、最後は船弁慶。
やじは新幹線に乗らないといけないので、途中までしか見ることができませんでした。
さすが歌舞伎座の前からはタクシーで東京駅へ向かっても何のトラブルもありませんでした。
先月の新橋演舞場からの帰りとえらい違い。
「新幹線に乗るので東京駅まで」と言うと、ちゃんと八重洲口につけてくれます。
やはりワンメーター。
障害者手帳を出すと割引も有るのですが、こんな近く悪いしね。
やっぱりグリーン車は楽チンです。
昼の部は吉野川を除けば、・・・って感じでした。
三人吉三、黙阿弥ものなので観たいですね~。
コクーン歌舞伎、ちょっと微妙。
WOWOWでやってくれないかな。
昼の部の感想を見ても,今月は観劇は控えようと思います.
コクーン歌舞伎の「三人吉三」観たかったなぁ…
(チケット取り損ねちゃったんです…)
昨日は昼に寄ってきました。
出先が河内松原ってところでしたんで、
会社の車で西名阪道で郡山インターまで15分ほど。
そこから15分ほどでしたか。
いろんな種類の紫陽花が咲いていました。
梔子ですか。いい香りしますよね。
実を乾かして、栗を煮る時に使うと、きれいな黄色になりますね。
昨日はお休みでしたか?とても素敵なアジサイです。
うちでは仔仔の最愛なクチナシの花が咲きました。