全身性キャッスルマン病という
特殊性の高い
病気になったわたし。
地元の開業医さんから始まった
“病院わらしべ長者”の終点は
自宅から
バス1本、電車4本を乗り継ぎ
片道およそ2時間掛けて
ようやくたどり着く
大学病院でした。
電車の乗り継ぎは
全ての駅に連絡通路がある
というわけには行かず、
改札を出てから次の改札まで
5分ほど歩いたり、
乗り換える際に
エスカレーターもエレベーターもない
階段オンリーの駅もあり、
体力がある行きはいいけど
アクテムラの後は最悪で。
毎回ではないけど
点滴後に疲れが溜まって
フラフラしながら
乗り換えの為の階段を
一段ずつ、
亀速度で一歩一歩
周りの人の好奇の視線に晒されながら
手すりにすがりつく様にして
時間をかけて
ゆっくり登るものの、
登りきったところで
しばらく立ち止まって休まないと
次の一歩が出てこないような事も
私の場合は、
しばしばあるのです。
健康な人からしたら
ナニ甘えたこと言ってんの?
って思う人もいると思います。
なんでだろうって
自分でも思います。
だって、
点滴の通院と言ったって、
採血と採尿して、
体重・血圧・バイタル計って、
看護師さんに問診して貰って
先生に診察して貰って
点滴の間は
ベッドで寝てるだけなんでしょう?
後は待ち時間が長いって言ったって
座ってるだけでしょう?
ってね。
でもね、
往復4時間、
満員電車に揺られ、
電車の乗り継ぎで
体力を使い果たした後に
今度は
長時間じっと座り
耳を研ぎ澄まして
いつ呼ばれるのか待つのも
案外、疲労につながるのですよ。
それにね、
点滴を打てば気分爽快!
パワーチャージ完了!
なんて事もない。
むしろ、
点滴の途中から頭痛が始まる
なんて事も結構あるし。
大学病院では
キャッスルマン病の他に
口腔外科・内分泌科も通院してるけど、
点滴がない科の受診では
帰路に点滴後ほど
具合悪くならないんですけどね。
去年
地元に戻って来て
再びお世話になっていた
大学病院に通院する様になり、
元々
若い時分はまだ良いけど
歳をとったら通院キツイなと
思っていたので、
思い切って
新しくお世話になっている
主治医に相談した所、
転院先を見つけましょうという
流れになったのです。
続く