萌ちゃんのひとりごと

里山暮らしの萌ちゃんが日々の暮らしの中で思うことを綴っています

正月餅

2017-12-26 21:52:50 | 日記
昨日、正月のお餅を買いに行った
10個ずつ真空パックされて乾燥剤まで入っている代物だ
冷凍保存しなくてもカビが来ず、縁が固くもならない優れもの
こんな優れものが簡単に手に入るようになって、本当に助かっている
昔のことを思うと、夢のような気がする

この里山に嫁に来た頃は、正月餅は、各家でつくのが当たり前だった
ウチは暮れの30日、一家総出で、朝はやくから餅をついたものだ
餅つきは正月前の一大イベント、大人から子供までそれぞれに役割があり
大変だったけどお祭りみたいで楽しかった

火の番をするもの、せいろにもち米を仕掛けるもの
主役は餅つきをする男たち、何人かが交代で杵を振り下ろしていたものだ
おばあさんが杵取りをしていた
杵が振り下ろされる前に、すばやく餅の向きを変えたりひっくり返したり・・
熱々の餅を手早く小餅に切り分けたり、それは見事なものだった
それを手のひらで丸めてきれいな小餅にする
私は丸めるのが得意だった、私が丸めたお餅はつやつやで綺麗だった(エへン)

子供たちは、出来上がったお餅を奥の間のゴザの上にきれいに並べる役目
初めは面白がって手伝っていたが、その内に飽きて遊びに行ってしまっていた
私は出来上がったばかりの豆餅が好きで、よくつまみ食いをしていた
どれくらいの量をついていたのだろうか
つき終え、片づけをすますと、もう夕方近くになっていた

そんな大騒動の餅つきも、人手がなくなりできなくなってしまった
餅つき機で少しばかりついていた時もあったし
JAの加工場でついていた時もあるが
だんだん横着になってきて、餅つきも面倒くさくなってきた
今では、簡単便利なパック餅を買ってきて正月を迎えるという
究極の手抜き餅つきになってしまった



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