私は、3年前に、重い糖尿病の合併症で、脳梗塞を起こし。左マヒになり、リハビリを3年続けていますが、杖や装具を使用する事により近所への散歩や、遠くへの旅行を含めた日常生活が出来るようになっています。同じ病気で苦しむ方や、現在健常な方へ、3年間で自分なりに分かった事を書きますので、お読み下さると幸いです。
この病気ですが、
脳の血管に血栓が、詰まり、その先の脳細胞が壊死する事により、身体の動きに異常が出る
病気です。運動障害、言語障害、感覚障害などが起き、右の脳が壊死すると、左側の身体に影響します。発病して、4時間以上経つと、重い障害が残る可能性が高くなり、最悪の場合死亡します。
私は左に運動障害のみ現れ、軽い言語障害も現れました。病院に行ったのが、1日経過後だったため、重い運動障害が残り、4ヶ月のリハビリを経て退院しました。
杖などの、補助器具を使った歩行や、階段昇り降り、トイレなど、普通に出来ます。
左側は、動かないですが、明らかに、身体が健康だった時の動きを覚えてる感覚があります。
普通の人間は、歩行などの、運動時に、次は右足を出してとか考えて歩行しないと思いますが、健康な時と同じつもりで動くと、脳の司令通りに身体は動かないので、転んだりどこか捻ったりします。次はどう動くかを常に考えながら動く必要性が発生します。なので、スピードが遅いし、急に避けたり出来ません。身体が動かないから出来ないというより、こういう不思議な感覚です。健常だと全くない感覚なので。この病気になった方は、動きを改善する努力も良いですが、この身体に合わせた動作を身につける事と、その判断スピードを上げる事に力を入れると効率が良いと感じました。
高齢で脳梗塞になられた方がよく、バリアフリーのご自宅で転倒なさいますが、これはつまづいているのではなく、運動が不自由になった身体に合わせた動作が出来ていないため、動きを自己制御出来ずに転倒しているものと、思われます。
これらの事は、経験の浅い理学療法士の方にも理解を希望します。コメントも、もしあれば、大歓迎です。
これらの事を身につける事によって、かなりの物事がこなせるようになります。
健常な方へのご迷惑もかなり減ると思います。それでも助けて頂かないといけない部分は、多々ありますので、感謝していきましょう。
逆に、健常な方には、優先席を譲って頂いたり、真正面から勢いよく来られると、とっさに避けられないなど、ありますので、それだけは、ご配慮頂ければ、ありがたいです。
やり方や考え方を変えれば、生活範囲がかなり広がるという事を書いて終わりにします。
このシリーズ何回かに、分けてまた、続きを書きます。宜しくお願い致します。