かぐや姫の童話として有名な竹取物語ですが、作者不明、著作年不明、原本が残ってないなど、非常に謎な物語です。ストーリーも竹から産まれた女の子がたった3ヶ月で成長して、貴族と交流して、月に帰るという変なストーリーです。謎だらけなのですが、読みといて行くと、ある程度の考察は、出来て来ます。
もちろん、時代背景も価値観も全然今とは、違いますが、人間がもともと持っている、悲しいとか、嬉しいとか、怒りとかって、奥深い部分では、そんなに変わっては、いないんじゃないかなという事を前提で考察しました。もちろん1000年の、間に人間は変化して、基本から変わっている可能性もあります。
もし、変わった事があるとしたら、さらに進化して、グループや、団体ごとに、怒りや、悲しみの対象が変わる、思想というものが、生まれています。これは、家族や性別の中にもあって、女性は頭に来るけど、男性は感じていない、その逆とか、あります。ホモ・サピエンスが生まれて長い歴史はありますが、科学や知恵が生まれてからは、まだ歴史は浅いです。
人類より前にいた生物は、今ほとんどいないので、世界滅亡も実は何回もしてるという説もあります。そんな、竹取物語の時代も、日本が出来てから間も無い時代ですが、まだ、およそ、1100年前程です。主観ですが、お読み下さい。
まず、作者の考察ですが、日本最古の文学という事で、紫式部の源氏物語の中でも紹介されていますが、この時代文字を読み書き出来て、紙や筆が手に入る人は、ごく一部でした。庶民は、野菜や米を作り、生活を考えるだけで、本を書くという思考になる事すら難しい時代です。
よって、作者は、貴族か、文化人の位置にいた人間と推測出来ます。しかも、作中で、貴族の生活を詳しく描写しているので、住居は、平安京か、その近くと考えられます。
綺麗な女の子が、金持ちの貴族や権力者をバンバン振って行き、故郷に帰ってしまうという物語なので、かなり、貴族や権力に反感を持っていた人物と予想出来ます。
真正面から権力を批判出来ない時代だったので、文学という形で、持論を展開した、実は政権批判的な作品というのが、作者の意向と予想します。
かぐや姫という女性の描写がかなり、男性的な視点からの描写なのと、女性が、文化人になる事が困難な、時代でしたので、作者は男性と見ています。
書かれた年代ですが、ラストシーンに富士山からの煙が上がっている描写があるので、推測は出来ます。平安のはじめに、青木ケ原樹海が出来るきっかけになった富士山の大噴火がありました。その後、紫式部が源氏物語の中で、竹取物語について触れているので、噴火から、源氏物語の創作の間と推測出来ます。西暦で、言うと、900年代。
作者の住居は京都周辺ですが、舞台は、富士山の見える範囲で、竹が立派に育つ環境。富士宮か、富士市周辺と推測します。
かぐや姫が、月に帰った件は、科学の乏しい時代なので、何か不思議な自然現象を作者が体験して、それを元に創作したと、思います。
現代でも、科学で分からない事は、まだいくつもあるので、説明のつかない何かはあったのかも、知れません。3ヶ月で大人になった点から宇宙人説や、UMA説もありますが、私は否定しません。
最後に、この富士山の噴火の直前に、大震災が、来ていた事が調査で、判明していますが、これは、南海トラフ地震だった事も判明しています。江戸時代にも、宝永地震という南海トラフ巨大地震が来ていて、一番最近では、昭和19年に、昭和東南海地震という南海トラフ地震が来ています。南海トラフ地震は、都市伝説ではないので、皆様お気をつけ下さい。しかも、この地震の後には、高い確率で、富士山が噴火していて、竹取物語の時代も富士山から煙が出て、北側のせの海を埋めて青木ケ原樹海を作っています。
お読み下さり、ありがとうございました。