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もふ小説シリーズ、ルナ

2022-08-14 16:02:24 | 日記
先日は、古代の架空の話を書きましたが、今度は遠い未来の月面の話です。
遠い昔、西暦という暦が使われ、その西暦で言うと、西暦3000年。人口の増えた地球の人々の半分は、かつて月と言われた地球の衛星ルナのステーションに移住していた。ほとんどのインフラは人口知能が自動で行い。人々の仕事は、コンピュータメンテナンスや、月面の観光業であった。
長く謎と言われたルナの裏側の人々も発見され、共存するようになっていた。
ルナの空に浮かぶかつての居住地地球は、テラと呼ばれ。800年前、大きな戦争と人口知能の特異点をきっかけに世界の半分がルナに移住していた。西暦は終わり、エイジ800年と呼んでいる。
教訓を活かしてルナの人間は、争いをしない。
残ったテラの人間と資源の交易をしていた。テラまでは、Xシャトルで、10分。これ以上速く飛ぶと光の速度を超えてしまい、時空を飛び越えてしまうので速度を抑えている。
ルナのステーションに住む人間は、運転の必要ない月面走行車を全員持っていて、有名観光スポット、ルナの若いカップルのデートコースは、テラからもよく見える、明るいクレーターティコで、あった。
裏側は、裏側の人間と共存している今でも、行くのを自粛されている。
放射線が強く、隕石の落下が多く、宇宙ウイルスが確認されている。裏側に居た人間の建てた建造物は巨大だが、放置されたままである。
裏側出身の人間は、DNA的には、地球出身の人間と同じで、交配も可能。すでに多くのハーフが存在する。性別も、男性と女性が存在する。
テラには比較的悪質な人間が残ったので、時々ルナの裏側出身の女性が連れ去られるので、パトロールが回っている。
俺は、ルナのステーションに住んでる18歳の、モフ。仕事は、テラと輸送で行ったり来たりしてる、宇宙船自体は自動運転だけど、重要なものを運ぶから1人乗り込む。
あと、この女の子は、同い年のリン。ステーションの中で産まれたけど、先祖はルナの裏側の人間らしい。
俺の先祖は、800年前にテラから、逃げて来たらしい。
いつも、空に見えるあの青い星テラも、ここと行き来大変だったらしいぜ。初めにルナに来た人間も本当は来てねーんじゃねーかとか。
そうなんだ、私達裏側出身の人間も言い伝えがあって、テラに行って親切な人に育ててもらって帰って来たって言い伝えがあるのよ。
なんか、本来太陽系の端っこにあったデカい青い星が近いうちにここをかすめるらしいぜ。
本当なら、来るなんてありえなくて、光速を超えて来るから、破壊とかも無理らしい。
怖いよ。嫌だよ。
俺明日、仕事でテラ行くんだよな。

翌日、モフは、テラに降り立った。
来る度に思うけど、綺麗な星なのに、なんか汚いんだよな。
なんだよ?空暗くなったぞ?

リンは、ルナからテラを見上げていた。
何も無かった空間に、テラの数倍の青い星が突然現れた。
テラに居た、モフや全ての人間、動物が空を見上げた。
一斉に全ての人間が気づいた。人間が作った人口知能がこの悪魔の星を軌道修正させて、空間移動させたと。
こんなの人間には、どうにも出来ねー。科学を作った人間への罰か?

リンの見上げる空で、テラが真っ赤に粉々に砕けた。
破片は、ルナにも降り注ぎクレーターを作った。
それは、人類がずっと見てきた、流れ星のようであった。
モフ君、、、!
リン!今ステーションから出たら危険だぞ!
だって、、、!だって、、、!

西暦3000年。テラは消え、宇宙には、ルナが残った。


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