カトリック菊池教会 


毎週の福音書と典礼にそって人生の素ばらしさを探る一言
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「今週の公教要理の錠剤」38 

2012年08月10日 | メッセージ(その他)
B 年 年間第十九主日          2012・8・12
  「カトリック教会の教え」から
「奉仕のための秘跡―結婚の秘跡」
カトリックの心では男女二人が結婚した場合、もっとも愛である神様の姿を示しています。結婚した二人は神様と一緒に命の創造者になり、全て神様と共に愛の中で新しく生きるようになり、神様の本来の姿を示しています。結婚生活の愛自体は自分の中で閉じこもることではなく、外へ表し、広がっています。神様は人間が身近に見える結婚の愛を例えて、人間に対する自分の諦めない愛を示しています。結婚を支える愛の意味を良く理解する人間は、神様の愛を理解し、神様の愛の忠実、神様の愛の嫉妬まで深く覚えています。結婚生活の愛のように神様は花婿として、花嫁である人間を愛し、大切に、丁寧に話しかけたり導かれたり、人間が自分から離れた時でも絶えず忠実な花婿として追いかけたり、心から赦しを表して、自分の腕の中で、傷ついた花嫁のように皆を抱きしめます。神様は失われた羊を捜されたように、花嫁である人間を絶えず追い続け、一人でも多く自分の方に呼び寄せる為に捜し求めています。結婚式はこのような神様の愛の形を示している秘跡ですから、とても尊い秘跡であり、これを受ける為にも適切な準備が必要です。キリスト信者にとって、結婚生活は、特別に相手がキリスト信者ではない場合でも、共に愛の中で歩むことは基本です。しかし簡単ではありません。それで神様の助け、特別な祈りと祝福の支えは欠かせないことです。家庭は社会の細胞でありながら、イエス様の教会の姿であり、子供の心と信仰を育てる尊い場です。またキリスト信者にとって、結婚しなくても神様に人生を捧げて、愛のもとで送る独身生活も意味があります。つまりイエス様と同じように、より大きな愛の為に生きることは、自分自身を全て神様に委ねて、誓願の勧めに従いながら、イエス様の足跡を踏むようになることです。神様の愛の為、隣人への愛の為に独身生活を送ることも神様のみ旨にかなって、結婚生活と同じように大きな意味を持っています。                      
                              モヨリ神父

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