2日のインターバルがあったFIFA WORLDCUP2022は、準々決勝2試合が行われました。
0時のクロアチア対ブラジルを見るべく、1時間ほどの仮眠をして23:55に目覚ましをかけましたが、一瞬目を閉じたら次に目を覚ました時は3時台でした・・・。
そして、4時開始のオランダ対アルゼンチン。
両チームとも3バックで2トップの布陣、それぞれRound16とほぼ同じ顔ぶれでスタート。
ボールポゼッションは見た目五分五分かオランダが保持しているように見えるも、アルゼンチンの中盤のプレスは今回も効いており、オランダは攻撃の形をなかなか作れない状況。
一方でアルゼンチンもオランダのファンダイクを中心とした堅い守りに阻まれましたが、前半の決定機を作ったのはやはりメッシ。
前半35分以ゴール正面のペナルティエリア外でメッシが持つと、右アウトサイドで先発していたモリーナがペナルティエリアに侵入しており、足元で受けてワントラップからグラウンダーのシュート。これが決まってアルゼンチン先制。
前半はそのままアルゼンチン1-0リードで終了。
ここでネットニュースを見ずに、クロアチアとブラジルの試合をダイジェストで観戦。
試合は中盤は互角もシュート数ではブラジルが上回っていたようですが、クロアチアはDFの粘りとGKのセーブで得点を与えず、クロアチアは2試合連続の延長戦へ。
延長はブラジル優勢で進み、すると延長前半の終了間際に連続ワンツーでペナルティエリアに侵入したネイマールがシュート。これがついにクロアチアゴールに突き刺さってブラジル先制。
なるほど、これでブラジル勝利かと思っていましたが・・・。
クロアチアは延長後半の残り数分で左サイドカウンターから中央へグラウンダーのパスを送り、ぺとこびっちがダイレクトシュート。グラウンダーのシュートをブラジルゴール右に流し込み、土壇場で同点!
クロアチア先行で始まったPK戦は、クロアチアが全員成功したのに対し、ブラジルは1人目と4人目がなんと失敗。
PK戦4-2でクロアチアがブラジルを下しました。
・・・。
準決勝の夢の南米対決が・・・。
しかし。、気持ちを切り替えて、オランダとアルゼンチンの試合に集中しなければ。
後半はオランダが早々に交代カードを2枚切り、4バックにシフト。4-4-2に変更して、サイドを制圧する狙いでしょうか。
先制したアルゼンチンはオランダがボールを持つとウイングバックを最終ラインに並ばせる5バックへのシフトを敷いて、サイド攻撃を警戒しながら中を締める形に。
その後は一進一退ながら決定をつかめない両チームでしたが、アルゼンチンの左サイドのアクーニャがサイドでボールを受けると、ドリブルでペナルティエリアへの侵入を図り、そこでオランダDFがファウル。
貰いにいたようにも見えますし、エリア外に見えなくもないですが、主審の判定はPK。
VARにも至らず、ここでメッシがしっかり決めてオランダが追加点を挙げます。
これは決まりかなと思っていましたが・・・。
オランダはアルゼンチンとの身長差のギャップが一つのストロングポイントでしたが、中盤でつぶされる機会が多く、効果的なクロスはなかなか供給できない状態が続いていました。
しかし、後半38分にオランダは右サイドからベルはイスが左足でゴールに向かうクロスを送ると、ニアで合わせたのは途中出場のヴェグホルスト。ヘディングはワンバウンドでファーサイドネットを揺らし、オランダが1点を返します。
ここから試合はヒートアップ。
両チームにファウル増え、イエローカードが飛び交う荒れた試合に。
オランダもクロスを送る機会を増やしてアルゼンチンを脅かし、時計は45分を超えてアディショナルタイム10分。
この後も試合は荒れ模様で、ファウルで試合が止まる回数が増え、アディショナルタイム10分を経過したところでアルゼンチンDFがオランダ選手を背後から押すファウル。オランダがゴール正面でFKを獲得します。
アルゼンチンにしてみれば無用なファウルは避けるべきでしたが、ゴール正面なので直接狙うのを防げば後はタイムアップと思っていたと思います。
しかし、キックは直接狙うでも浮き球で合わせるでもなく、壁の横へのグラウンダーを選択。それを足元で受けたベグホルストは寄せるDFを部録しながら飛び出すGKの足元を冷静に抜き、土壇場での同点ゴール。
スタジアムは大歓声に包まれて延長戦に突入。
延長前半は静かな立ち上がりで、アルゼンチンがボールを持つもオランダは3ラインをコンパクトに保ってチャンスを作らせません。
後半はアルゼンチンがドリブルとショートパスを駆使して、サイドから中に侵入するトライを繰り返し、ミドルシュートも織り交ぜてオランダを押し込みます。
しかし、シュートがポストに当たるなどしてゴールを割ることができず、ついにPK戦に突入。
オランダは先行から1・2人目が外すピンチも、アルゼンチンは逆に3・4人目失敗、オランダは残りは3人がしっかり決めましたが、アルゼンチンの5人目マルティネスが成功。
PK戦3-2でアルゼンチンが準決勝に駒を進めました。
いやあ、こんな試合になるとは・・・。
後半終盤までのアルゼンチンのゲームプランはほぼ完ぺきでしたが、高さを生かしたオランダの反撃と、逆にそれを逆手に取ったセットプレーでアルゼンチンを追い込みました。
アルゼンチンも無用なファウルが少なければ後半最後の同点劇もなかったはずですが・・・。
イエローはここで一旦クリアになる為、0枚の選手は1枚もらっても良いとはいえ、ちょっと荒れた試合だったのが少々残念ではあります。
それでも、終ってみれば私の期待するメッシを擁しての優勝に一歩前進してくれました。
次の相手はブラジルを破ったクロアチア。
クロアチアは前回大会同様、決勝トーナメントに入って連続PK戦勝利で、その経験者をモドリッチ始め何人も残しており、侮れない存在です。
ブラジル戦も中盤の争いではそれほど負けていないようなので、アルゼンチンの今大会の中盤でのプレスが何処まで効くのかがまず最初のキーポイントになるかと思います。
そして、やはり今日の苦しい試合を優勢に進めたメッシの存在ですね。
初戦こそ歯車が合わず苦しみましたが、中盤の制圧と両サイドの積極的な攻め上がりで中央に構えるメッシの決定的な仕事を助けるチームプレーが功を奏して結果を出してきました。
今日の記事はアルゼンチンに肩入れしていることが丸わかりですが、元々私の予想はアルゼンチンの優勝。
ここまで来たらPK戦だろうが何だろうがアルゼンチンに優勝してもらいたい!
あと2つ!!