長女が「大つけ麺博に行きたい」と。
じゃあつけめん食べる?と聞いたら「ラーメンが良い」だそうで。
醤油か塩か聞いたら「塩」だと。
塩らーめんあったっけ・・・?
とりあえず、開場15分ほど前に着くと、開場待ちは目視で50人ちょっと。
ふむ、これならどこかのお店に大行列はなさそうですね。
今日のラインナップです。
今日は8店オープンしていて、つけめん店は5店舗と、まさにつけめんゴールデンウィーク。
昨日から出店の「元祖 肉玉そば越智」は、出店が明日までなので今日食べておきたいところ。
そして、今日からオープンの「蟹らあめん一本道」と「麺や大山」のどちらかを食べようと思います。
あ、そういえば塩らーめんは・・・。
パンフでは24日までのはずだった「みどり湯食堂」が今日までに延長になっていますね。
これは長女の好みにビンゴかも。
まずは自分が食べたいつけめんから、東京は目黒の「蟹らあめん一本道」にしました。
「麺や 大山」は流行の昆布水つけめんで、まずまず人気になりそうなので今日は避けて後日に回します。
今思えば逆の方が良かった気もしますが・・・。
受付は4人目だったかな。
毎度トッピングを聞かれて「ノーマルで」と答えますが、一応何があるのかチェックすると、全部乗せ600円、蟹無双盛り600円、チャーシュー500円、大判海苔150円、メンマ150円。
全部乗せは蟹無双盛り以外なので、200円お得ですね。でも、逆にチャーシュー500円が高く感じます。蟹無双盛りもこのお店ならではでしょうけど、やっぱり二の足を踏んでしまう価格です・・・。
何はともあれ、サクサクと列は流れて出品作の「蟹無双濃厚つけ麺」をゲット。
これは一旦席待ちしている長女に見といてもらって、長女の塩ラーメンを買いに。
「麺処若武者弐號店 みどり湯食堂」へ。
ここは10/18からの出店だったはずなので、11日間にわたるロングランですね。
ちなみに、初日からの「麺処 若武者」と同じブースで同じ系列なのですが、本来25日出店しているはずだった「優味麺亭 やまどり」と、11/1から出店予定の「がっつりラーメン いち豚」も同じ系列店のようなので、何かの事情で出店延長を融通したということなんでしょうね。
ここは自分の前に2人で3人目。
並んだ瞬間に麺茹でを始めてくれ、目の前の人とほぼ同時に提供。
出品作「極上しおらーめん」をゲットしました。
澄んだスープに縮れた平打ち麺、バラチャーシューが3枚乗って、シンプルな見た目ですが王道の塩ラーメンのルックス。
これはいったん長女に渡しまして、自分は先ほどの「蟹無双濃厚つけ麺」を頂きます。
つけダレは鶏白湯+蟹の濃厚系だそうです。
東京のお店ながら京都産の親鶏に兵庫県産のズワイ蟹を使っているそうで、素材にこだわりを感じます。
麺は歯切れの良いストレートの太麺。
ただ、他の濃厚系の麺に比べると、悪く言うとコシが足りなくて柔らかく感じてしまうのは私だけですかね・・・。
これをまずは別添えのカニミソにつけてくださいとのことなのでその通りに。
うむ、カニミソの濃厚なうまみが良いです。
日本酒欲しい・・・(苦笑)。
ではつけましょう。
ドロ系一歩手前ぐらいの粘度ですが麺に良く絡んできます。
鶏白湯ベースですが、前面に出るのは蟹の風味。
これはなかなか美味しいです。
ここで、アツアツのうちに長女の「極上塩らーめん」も味見。
スープはすごく澄んでいます。
おぉ、これは美味い!
会津地鶏に六種の貝出汁とパンフに書かれていますが、ほど良い塩味を感じた後、ふくよかな旨味がじんわり追いかけてきます。
そして、その滋味深いスープを受け止めるのはプルプルもちもちの平打ちちぢれ麺。
淡麗系スープには歯切れ良い細麺を合わせるパターンもありだと思いますが、これは麺の食感が良くて旨味もしっかりしているので個人的にはかなり好きな味です。
メンマは適度に歯応えを残した仕上がり。
薄味に仕上げたバラチャーシューも美味しいです。
長女もスープが美味しいと絶賛でした。
これは一杯食べきりたいところですが、長女のリクエストなのでまた戻しましてと・・・。
蟹の身やとびっこも一緒に頂くとさらに蟹の風味アップ。
つけダレには少量ですが角切りチャーシューも入っています。
デフォルトで乗ってくる味玉の黄身のとろけ具合と味の染み具合も良い感じ。
麺のボリューム、つけダレともに量が少なめですが、スープ・具ともに蟹を使ったことで致し方なしかと思いますが、この蟹風味のつけダレをスープ割りで頂けなかったのは残念でした。
あと、麺が自分にとっては柔らかかったですね。
最初のロットがたまたまそうなったのなら自分にとって不運だったと言うしかありませんが・・・。
そして本日2つけめは千葉から出店の「元祖 肉玉そば越智」。
昨年はラーメンの「肉玉そば」で出品しており、他のつけめん店を優先したので頂いていませんでした。
自分の前に2人いて3番目でしたが、運悪く麺茹で待ちにぶつかりましたが、茹で上がりまで5分なのでまあ全然許容範囲ですね。
店主の麺茹で待ち時間の声掛けや提供時の笑顔などが非常に気持ち良いお店で、数分の待ち時間は気になりませんでした。
ちなみに、トッピングは焼き肉増し350円、辛味玉100円、九条ネギ増し200円、濃厚卵黄150円で、豪華盛りは500円。焼肉増しが350円なら豪華盛はお得な感じがします。
自分はいつも通り「ノーマル」でコールしましたが・・・。
そして麺茹で+盛り付けで数分待って「肉玉つけ麺」をゲット。
このイベントでの「肉玉つけ麺」出品は10年ぶりだとか。
10年前にも「肉玉そばおとど」で出店しており、確かに自分も頂きました。
その際も店主が店頭に立っていましたね。ご健在で何より。
つけダレは濃厚豚骨魚介醤油ですね。
麺は中太麺で長さは身短め、弾力ある歯応えが良い感じ。
卵黄はつけダレに入っていた10年前と違って麺の上に乗っていますね。
ではつけましょう。
つけダレは魚介が前面に出たやや甘口なタイプ。
弾力ある噛み心地の麺がしっかり受け止めて、美味しいです。
味がしっかりついた豚焼肉と一緒に。
うむ、魚介系の甘さと肉の味のブレンドも美味し。
何口か麺を頂いたら卵黄を絡ませます。
卵黄が麺の隙間に染みていかないのを見てもわかる通り、卵黄そのものが濃厚です。
良い卵を使っていそうですね。
卵黄が絡んだ麺をつけると、少しマイルドなまた違った味わいに。
そしてラストはスープ割り。
ネギと柚子を足してくれて、ネギのシャキシャキ感と魚介風味の取り合わせが美味しいスープ割りでフィニッシュ。
濃厚魚介豚骨のつけめんは今やどこにもありがちな味になっている感がありますが、質の良い卵黄と豚焼肉で味変していくという組み合わせを10年以上前からやっていて、今でも高いレベルを維持しているのはご立派です。
これで「日本ラーメン大百科」のつけめん店は今日までの15店出店で13店制覇となりました。
10月は30食目で、2023年通算145食(104すすり29つけ12まぜ)になりました。