貴方は【保守・保守主義】を理解していますか⁉️
◆【保守・保守主義】1
○保守(ほしゅ)または保守主義(ほしゅしゅぎ、英: conservatism)とは、従来からの伝統・習慣・制度・考え方を維持し、社会的や政治的な改革・革命・革新に反対する思想のこと。
過激な傾向を拒否し、穏健な立場を奉ずる人物・勢力・政党は保守主義者(英: conservative)と呼ぶ。
◎保守主義は、革命などの急進的な改革に反対し、その社会で伝統的に累積された社会的・政治的・宗教的な秩序などを重視する立場である。
その理念的背景には、近代主義的な理性主義(啓蒙主義・理想主義・合理主義など)に対する懐疑があり、人間は不完全な存在であると考え、そのために歴史的な伝統の尊重が必要と考える。
保守主義者が具体的にどのような思想・体制を掲げるかは、その国、時代、立場などにより異なる。
ヨーロッパを含めて世界的には当初は王党派だったものの、19世紀以降に社会主義が台頭すると、従来は進歩主義だった自由主義が保守主義と連携する、あるいは「保守主義」と呼ばれるようになった。
しかしアメリカ合衆国では当初より、建国時の自由主義(古典的自由主義)が保守主義となった。
また社会主義革命後の社会主義国や、イスラム革命後のイスラム共和国などでは、革命後の年数経過に伴い、革命後の既存体制を堅持しようとする側が「保守派」と呼ばれるようになり、「革新派」と対比される。
保守主義の大別した分類には以下があり、それぞれの思想・立場はある面では共通し、別の面では対立もしている。
保守主義には、復古主義も含まれるものの、漸進的・穏健な改良主義や経験主義も含まれる。
フランス革命当時の保守主義は「今あるアンシャン・レジームとレッテル貼りされた諸制度は、遠い過去からの取捨選択に耐えてきたものであり、これを維持存続させることが国民の利益になる」(とする主義)と定義されていた。しかし、「維持せんがために改革する」というディズレーリの言葉や「保守するための改革」というエドマンド・バークの言葉からも明らかなように、保守主義は漸進的な改革を否定しない。
保守主義は政治および社会の哲学の一つであり、この哲学は伝統的制度の維持を奨励し、社会の変化については最小で漸進的なものだけを支持する。
保守主義者たちの中には、現在のものを維持しようとし安定性と連続性を強調する者たちがいる一方で、近代主義に反対し過去へもどろうとする者たちもいる。
シャルル・ド・モンテスキューはフランス革命以前の人物ではあるが、自身の生きた前近代的なアンシャンレジームを積極に肯定しており、その反民主主義的な主張から保守主義者であると評価されている。
だが、前近代的な保守主義者の主張が近代思想に影響を与えている面もあり、モンテスキューは君主政体や貴族制度を擁護する一方で、奴隷制度やカトリック教会の異端審問を否定しておりその著書法の精神は禁書目録にも指定された。
また、モンテスキューの思想はザ・フェデラリストなどの近代保守主義に影響を与えている。
保守主義の支持は各産業に従事する者などにもみられる。
都市部でも自営業者や一部の法人が支持することがある。その他にも大企業経営者・資本家、中小企業経営者も既得権益を持つものとして保守主義を支持する傾向が見られることがある(国民政党)。
現代の代表的な保守政党には、イギリスの保守党、カナダのカナダ保守党、アメリカ合衆国の共和党、ドイツのキリスト教民主同盟、オーストラリアのオーストラリア自由党、インドのインド人民党、日本の自由民主党がある。
#保守とは1