女ひとり、歳をとる。

お金なしの60代、犬2匹と同居中。

We are the Champions.

2019-01-05 23:47:32 | 映画

きのうは仕事始め、きょうはスポクラへ行き、

いつもの日常が始まりました。

でも、今年はいつもと違い熱く始まったのです。


元旦に『ボヘミアン・ラプソディ』を観ました。

クイーンのCDを持っていましたが、

まったく聴いていませんでした。

曲は知っていても、

バンド自体にはいいイメージがありませんでした。

でも、映画を観てそのイメージは払拭されました。


映画はクイーンのリードボーカルの

フレディ・マーキュリーの半生を描いたものです。

クイーンの他のメンバーとの出会い、

恋人のメアリーとの出会いと別れ、

そのフレディの孤独と苦悩、

その中でクイーンの曲が流れ、

最高のパフォーマンスのコンサート。

映画の中の歌声は、実際のフレディのもの。

その歌声のすばらしさ、心に沁み込んできます。


そしてストーリーのすばらしさ、

フレディを演じたラミ・マレックの演技のすごさが、

フレディを蘇らせてくれました。

それにクイーンの他のメンバーも本人たちとそっくりです。

そっくりだけでなくて演技もいいのです。


メアリーと別れ、クイーンの他のメンバーとも仲たがいして、

ひとりになったフレディの苦しみと寂しさを、

自分のものとして感じてしまい、

わたしもとても辛くて泣きました。

更年期のころ、

なぜわたしは独りぼっちなのかと思っていました。

あのころは寂しくて仕方がなかった・・・。

あのときの寂しさが、また染み出してきました。

フレディの辛さ、ほんの少しわかった気がします。

 

ひとりになったフレディはアルコールとドラッグで、

そのときだけの相手たちと夜を過ごしていました。

そこへ駆けつけたエミリーを、

ひどい言葉で傷つけて怒らせてしまいます。

しかし、フレディはそのメアリーの言葉で、

もう一度クイーンとして歌いたいと行動し始めます。

でも、どん底から這い上がろうとするときに、

自分がエイズだと知るのです。


映画のラストシーンは、

アフリカ難民救済のチャリティコンサート。

そこで圧巻のパフォーマンスのクイーン。

フレディは歌います。

♪代償は払ってきた、何度も。ひどい失敗もした。

だが、全てを乗り越えてきた。我々は勝者なのだ、友よ。

We are the Champions♪


そうです、わたし達の人生の勝者は自分なのです。

どんなに辛くても、どんなに寂しくても、

この人生を放りだす訳にはいきません。

前を見て歩き続けることこそが勝者の証し。

フレディの苦悩を感じれば感じるほど、

あの歌声がわたしの心をわしづかみします。

 もう一度『ボヘミアン・ラプソディ』を観ようと思います。

わしづかみされたいのです・・・。