きのう水仙を見に行きました。
花が好きなOさんとEちゃんと一緒です。
新宿から特急で2時間で海辺の駅に着きました。
小学校のとき、臨海学校で訪れた町。
あのときの遠泳のことをちょっと思い出しました。
何度も何度も海水を飲んでゲボゲボ、
泳ぎ終えると牛乳を渡されました。
しょっぱい口の中に、苦手だった牛乳が甘く広がり、
それ以来わたしは牛乳が大好きになりました。
その駅から30分ほど歩くと水仙の遊歩道です。
途中半分ほどで道の駅があり、その中の和食屋さんで昼食。
ネットでおいしいと口コミがあり、このお店に決めていました。
海が近いのでお魚のお料理がたくさん。
注文したお刺身がたくさん乗った丼に大満足しました。
Oさんはビールとおつまみも一緒に注文。
Oさんの奥さんはパーキンソン病で、転倒して骨折して入院中です。
「あ~ぁ、こんなに解放されたのは久しぶりだ」
仕事と家事と奥さんの介護をしながらのOさんから、
愚痴っぽいことを聞いたことはありませんでした。
でも日々のいろいろなことから解放されて飲むビールは、
きっとおいしかったのでしょうね。
水仙の遊歩道のへ向かうのどかな田舎道を、
Oさんは写真を撮りながらゆっくり歩いていました。
水仙の遊歩道は、どちらかといえば山道でした。
その道の両側に水仙がどこまでも咲き続けています。
息を切らしながらも、
その美しさにため息をつきながら、
写真を撮りながら、香りを楽しみながら、
水仙に浸りました。
帰りの電車の窓には、夕日が沈む海が見えました。
花好きの3人は海も大好きです。
その景色を眺めながら、
わたしは幸せな気持ちになりました。
小さな花旅、また出かけたいです。