きょうは『アンネ・フランクと旅する日記』を観ました。
「アンネの日記」を原案にしたアニメショーン映画です。
いつもはアニメショーン映画は観ないのですが、
高評価のレビューが多かったので出かけてみました。
大嵐の日、オランダのアンネの博物館で、
展示されているアンネの日記のケースが壊れて、
日記の文字がクルクルと回りながら少女が現れました。
その少女はアンネの空想の友だちキティ、時空を越えて現代に現れたのでした。
壊れたケースから日記を取り出すキティ。
日記を開くと昔に戻って、アンネと再会してたくさんの話をしますが、
日記を閉じると現代に戻ってしまい、アンネも消えてしまいます。
博物館の中にいるときのキティの姿は誰にも見えず、
博物館から出ると実在する少女に変化するのです。
日記の中の時代と今自分がいる時代が違っていることに気づかず、
アンネの死を知らないキティはアンネを町に探しに行きますが、
日記を持ち出したため警察に追われることになりました。
町で出会ったスリの少年ペーターに助けられながら、
アンネの行方を探しますが、やがてアンネの死を知ることになります。
けれど、悲しみの中でも、ペーターへの恋心は育っていきますが、
次第に厳しい現実にもぶつかっていきます。
アンネが迫害を受けて隠れ住んだ日々、心の支えだった日記キティ。
ナチスのユダヤ人差別や、戦争、自分の将来を深く考えるようになります。
どんなことがあっても前向きに生きていくと決めたアンネ。
今の世界をそんなアンネが見たらどう思うでしょうか。
アニメなんて・・・と思っていたわたし、でも、映画館を出たら
心がいっぱいになっていました。
アンネもキティも、よく知っている大好きな人になっていました。
今はまだファンタージーの世界に包まれています。
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