甘辛亭日乗

BITTER with SWEET 
人生は甘くて苦く、苦くて甘い
そんな時はSOUL MUSICがしみるねぇ

消えた山

2012年04月24日 | 

朝曇り。

第1食もり。

***

昨夜は仕事を終え、西武新宿線で新宿まで。
小雨が降っていたため、サブナードを通り紀伊国屋書店まで行く。

先日BANDのリーダーの川副氏が新刊を出したと聞き、早速購入しようと思った。
氏は民俗学を専門とし、何冊かその手の本を刊行している。

今回のテーマは東京の山。
山といっても標高がせいぜい数mの俗にいう富士塚のようなものを対象としているようだ。

 

 

コメント (4)
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揺れる家

2011年01月29日 | 

晴れ。今日は冷え込む模様。

***

昨日はマイナス気温の場所に長時間滞在したので、体が冷え切っており、早めに風呂に入り、24時前に床に着く。

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今日は7時に起床。
8時半から週間ブックレビュー、9時半からはぶらり途中下車の旅を見る。本日は京急線の旅だった。
京急線は殆ど縁はないが、ずいぶん昔三崎口からバスにのり城ヶ島へ行った記憶がある。
そうそう仕事の打ち合わせで北久里浜駅は使っていた。

先日の出張の際、「深沢七郎コレクション 流 戌井昭人編 筑摩書房 1050円」を買った。
最近では珍しく一気に読んでしまった。
内容はなんとも形容し難いが独特の目線で、人間の暗部、深部を揺さぶる作品と感じた。
深川地区の水上生活者の物語である「揺れる家」には、現在住んでいる所に近い地名が頻繁に出てきて興味深く読んだ。

深沢七郎にはまりそうだ。


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荻窪風土記

2011年01月21日 | 

井伏鱒二の荻窪風土記をやっと読了した。
長い時間かかったなぁ。
でも、味わいのある文章を楽しめたから満足である。

 

出張のゆれる電車の中、宿の布団の冷たさの中、自宅で風呂に入りながら、またトイレでも読んだ。

この本は井伏の自分史であり、荻窪という土地やそこに生活する人々との関係、特に同じ文学者との交流を織り交ぜながら話は進む。

大正12年9月1日の関東大震災に、今の西早稲田の下宿で被災して、7日後に郷里福山に帰る旅程はなかなか臨場感がある。
中央線の線路伝いで立川まで歩き、塩尻、名古屋経由で福山に至るわけだが、中央線といえば去年見学した廃線トンネルを利用した遊歩道はその当時使われていたと思われる。
トンネルの名前は確か大日影トンネルであったか。

あの地震から88年か、90~100年周期とするとそろそろ覚悟をしなくては。  


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プチ引きこもり

2010年08月30日 | 

晴れ。いつまで続くやらこの暑さ。

さんまも暑くて獲れないらしい。第1食はふじもり。

***

昨夜の夕食はえだまめ(茶豆)、ミニトマト、胡瓜とたこの酢の物、パクチーのオリーブオイル和え、ソーセージ他であった。
先日、新潟の村上で漆器のビアタンブラーを購入した。これで飲むビールはグラスと違い、なんだか泡もクリーミーな感じがして旨く感じる。

昨日は夜中のゴミ出し以外、外出しなかった。
エアコンを一日中かけて、テレビを見たり、本を読んだりした。

最近の民放のテレビ番組は、予算の関係か作り手の問題かつまらないものが多く、ほとんどNHKをみている。

昨日はBShi18:45~20:44でやっていた「グレートサミッツ 夏スペシャル 世界の名峰 グレートサミッツへの招待 -人はなぜ山に魅せられるか-」とその後の「妖しき文豪怪談」再放送かな、を観た。

制作費と時間に制限のある民放と違い、特にドキュメント部分は映像技術や、関連資料の豊富さが段違いだと感じた。

前者については、未踏のルートを登攀する男女2人の撮影や、最少限の装備、1つの寝袋で2人で寝る話など、大変興味深い内容だった。

後者については、特に川端康成の片腕については先日「ちくま文庫 川端康成集 片腕 文豪怪談傑作選 東 雅夫編集 924円(税込)」を購読していたので、小説と比較して観た。
片腕が作り物の部分と、本ものの部分が映し出されるが、その差があまりなく、なかなかリアルに表現されていた。

ドキュメントの部分では、作家の珍しい写真等が紹介されていた。太宰治と井伏鱒二の入浴風景なんかよかったねぇ。


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読書週間

2010年08月16日 | 

晴れ。雲多し。激暑。

外に出る気力がなく、インスタントラーメンを食す。たちまち汗がでる。
昨日も昼間はインスタントラーメン(辛ラーメン)だったので2日連続である。
今日は「サッポロ一番醤油味」で卵1個と刻みねぎで彩る。

卵の殻はタイムとローズマリーの植木鉢にいれる。

先日旅行先で読む本を物色に本屋に行き、車谷長吉著の「文士の魂・文士の生魑魅」514円+税を購入。
読んでいくにつれ、最近の小説がつまらなくなったこともあるが、練達の作家の小説を読みたくなった。

手始めに「筑摩書房 ちくま日本文学 芥川龍之介」880円+税を豊洲ララボートの紀伊国屋書店で購入。
これは短編集であり、早速「トロッコ」と「鼻」を読んだ。

昔教科書で読んだはずだが、今読み返してみると短い話の中に起承転結が見事に表現されていて、それでいて余韻が残る・・・.やはり名作である。
こんな演奏がしたいねぇ。

旅行先で読む予定。楽しみだ。


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