頭カラッポにして、命預けます!(笑)
そんな気分ですわった、12日昼の部・最前列。
はあ~、もう手がつけられないほど鬼化しちゃってますよー。染ちゃん。
あの陶然とした表情も、冷徹な目も。その合間に見せる笑みも。
断言できます。
大阪松竹座に棲む鬼!
その鬼度、大阪2日目昼に観た時よりもアップグレードしたことを実感。昼の部
最前列のせいかなとも思ったけれど、この日マチソワした夜の部も勢いは衰えず。
染五郎さんだけじゃなく、いまキャスト全員のバランスがものすごくいい。
だから、ライが遠慮なく鬼化に邁進できるのかも。
観劇しながら私、「ライ、もっと悪くなれ! 寸分の感情移入の余地もないほどに」
と強く念じている自分に気づいてしまった(笑)。
もしもそういう観客が私以外にもいたとしたら、みんなの「もっと、もっと」が
言霊となって、舞台まで届くことがあるんじゃないだろうか。もしかしたら、私も
含めた観客自身の鬼化願望が劇場に渦巻いていたりして・・・。
「人間に正義なんてねえ! あるのは欲望の道だけだ」
あー、これなのよ。ここでライの気持ちに寄り沿ってしまう私。自分新発見(笑)。
しかし、千秋楽でもないのに昼も夜もカーテンコールであれだけしつこく熱い拍手
と手拍子を送り続ける大阪公演の観客って・・・イイやんね~。
昼の部はブログ仲間のお二人と観劇。「夕日に赤いママの顔」のかずりんさんと、
初めてお会いする「Re」のしろうさん。
実は抽選で当たった最前列は2席のみ。もう1席は7列花道外。その2席をめぐっ
ての3人の攻防編と、および二人に引き込まれたしろうさんが森から帰れたかどう
かは後日あらためて特別版にて・・・(笑)。
最前列といえばビニールシート♪
二幕、雨の場面になって、シートを使うチャンス到来。
な~んや、ただ雨のしずくがはね返ってるだけやんっ!
と思っていたら、ライ様が目の前に。
そして、くるっと踵を返して上手に去ってゆく間際、長いマントがふわっと翻っ
たと同時に、ピチャッ! な、なんと、顔に水飛沫がっっっ。
隣りにすわっていたかずりんさんの顔を見たら、同じくこっちを見ている。お互
いの心は読めた。二人とも「きゃあーーーっ!!」「かかったよね? よねっ!
よねっ!」声には出さず、心の中で「よねっ!」だけがリフレインする私たち。
本筋とは全く関係のないことで盛り上がる最前列の客なのだった。
ここから先のネタバレは観劇メモ(3)に続きます。
朧の森に棲む鬼 観劇メモ(1)(このブログ内の関連記事)
朧の森に棲む鬼 観劇メモ(3)(このブログ内の関連記事)
朧の森に棲む鬼 観劇メモ(4)(このブログ内の関連記事)
朧とSUSANOHの間で(このブログ内の関連記事)
朧の森に棲む鬼 観劇メモ(5)(このブログ内の関連記事)
朧の森に棲む鬼 観劇メモ(6)(このブログ内の関連記事)
朧の森に棲む鬼 観劇メモ(7)(このブログ内の関連記事)
早く時間が経って欲しい。終わって欲しくないけど
早く終わってくれなきゃ体がもたん・・。
例のぴしゃ♪ってかかった瞬間の喜びを
近所の友人に話したら、
「そないに大げさな~~・・」と言われました。
分かる人には分かり、分からんモンには分からん
この興奮!
でも、生きてる間にこれで喜べたら
喜んだ勝ちじゃんねえ~~♪♪
しかし、嬉しくておトイレが近くなる
この犬体質な体はなんとか直したいです(笑)・・。
私も同じく興奮体質♪ かもしれない~!
以前、蜷川さんの舞台を最前列で観た時、勝村さんの投げた釣糸が自分の膝の上に来た時もウレシかったですよ。ヘドウィグの三上さんがふり撒いた水が服にかかった時もうれしかったし。そういうオマケも生特典の一つだと思うんですけどね~。はい、これからも興奮体質で楽しみまーす。
> 早く時間が経って欲しい。終わって欲しくないけど
> 早く終わってくれなきゃ体がもたん・・。
そのジレンマ、よくわかるよん。好きな作品を関西でやってると終わるまで落ち着かないよね。そういう気持ちも楽しめばいいのよね。むずかしいけど、乗り越えようね(笑)。
で、森から帰れたか?ですね。
帰れたんですよ、いちおう。それがね・・あとになってじわじわと森が魔の手を伸ばしてくるんですよ~。きゃあ引き込まれそう!(ほんとは引き込まれたいっ)ここで引き込まれたら、二度と出てこられなくなるに違いない・・。魔の手はもしかしたら、森に棲むムンパリさんとかずりんりんさんかもしれない・・(笑)
席取りの攻防戦、ケガもなくすんなりおさまってヨカッタです(笑)。でも、内心はどうやったんやろう???
魔の手はネット上のあちらこちらに潜んでいて、いつでも森の奥に引き戻そうとするんですよね。困ったもんだ。仕事のおかげでブレーキがかけられてヨカッタと本気で思います。約一人、力ずくで戻さないと帰れないひとがいますねえ~。観る人も無事、千秋楽が迎えられますように・・・。えへ!