劇場 梅田芸術劇場メインホール
観劇日 2017年1月21日(土)17:00開演
座席 1階6列
<おもなスタッフ、おもなキャスト>
演出:佐藤 幹夫
上演台本:元生茂樹、福山桜子
上川隆也:ウィリアム・シェイクスピア
観月ありさ:ヴァイオラ
五関晃一:ネッド(スター俳優、シェイクスピアの友人)
藤本隆宏:エセックス卿(ヴァイオラの夫になろうとする大富豪)
小川菜摘:マーガレット(ヴァイオラの母)、ビアトリス(酒場の女主人)
秋野太作:ヘンズロー(ローズ座の興行主で劇場主)
十朱幸代:エリザベス女王、ダンカン
松尾敏伸:クリストファー・マーロウ(脚本家)
黒川ティム:エドワード・パーシー(女形の俳優)
<STORY>
ウィリアム・シェイクスピアは、芝居好きなエリザベス女王下の
ルネッサンス演劇が賑わうロンドンで劇作家・俳優をしていた。
野心あふれる彼は世の中を変える新しい芝居を作りたいと熱望していたが、
最近は全く作品が思うように書けず絶不調。
そんな中、ヴァイオラという一人の女性と出会ったシェイクスピア。
その時、初めて真実の愛を知る。
だが、彼にはすでに妻がいて、ヴァイオラには許嫁がいた。
それは許されない恋、秘密の禁断の愛となった。
愛とは何か…その想いが嵩じて、喜劇を書くつもりが恋愛悲劇になっていき、
やがてそれは、名作「ロミオとジュリエット」を紡いでいくこととなる。
当時の演劇界は女性が演じることなど許されない時代であったが、
ヴァイオラは無謀にも恋するシェイクスピアの作品に出演し、彼自身も舞台に上がる。
許嫁の嫉妬に狂う報復と法律の罰が、上演する舞台に迫る…
二人の「哀しくも真実のファンタジックな愛」はどうなってしまうのか…
(公式サイトよりそのまま引用)
名作『ロミオとジュリエット』が作者の実体験を元にしたものである
という着想でトム・ストッパードが脚本を書き、それを映画化した
のが『恋におちたシェイクスピア』。
今回の舞台もその原案がもとになっていて、見て楽しく、後味のいい
お芝居だった。
シェイクスピア作品を別に知らなくても楽しめる。ただ、ロミオと
ジュリエットだけはあらすじを読んでいたほうがいいと思う。
オープニングから演奏と歌。賑やかな始まりだった。
開演ギリギリに席に着いたが、友人によれば、さっきまで通路に俳優
さんたちがいたとのこと。主要キャスト以外に、たびたび登場する
コロスも効いていた。
書けなくて困っていたウィル(シェイクスピア)がヴァイオラに恋を
した途端、言葉があふれ出す。そのビジュアルとして上川ウィルが
羽根ペンのハネを大きくせわしなく動かしている様子がとても心地いい。
羽根ペンを使った後に胡椒を振りかけるみたいにしているのは、文字
を定着させるための道具? そういうリアリティも楽しめた。
上川さんは主演だけにほぼ出突っ張り状態。通路含め劇場中を動き回り、
恋するウィルをお茶目に熱く演じていた。
男優しかいない時代に、俳優をやりたくて男装してオーディションを
受けるというスリリングな体験をするヴァイオラ。観月ありささんが
おヒゲをつけてトマス・ケントという男名を名乗るところが見もの。
ヴァイオラが劇場に通うようになったことにより、劇場を巻き込んで
皆の運命が変わってゆく、そちらの方が実はもっとスリリングだった。
十朱幸代さんの演じる二役が重要。演じ分けも見事だった。
芝居好きのエリザベス女王の言葉・采配が、二人の恋の行方にも影響
を及ぼす。男装の女優ダンカン(亡霊?)はシェイクスピアの心に
住み、悩める脚本家のよき相談相手となる。
このダンカンという女優さんは実在なんだろうか? シェイクスピアが
作り上げた単なる妄想なのか?
天才スター俳優役でクールさが素敵だった五関晃一さん。
マーガレットとビアトリス、どちらも貫禄あった小川菜摘さん。
徹底したヒール役のエセックス卿を演じた藤本隆宏さん。
お金の心配をしているのが印象的なヘンズロー役の秋野太作さん。
存在感あって上手いなあと思った脚本家マーロウ役の松尾敏伸さん。
女形としてヴァイオラに嫉妬するエドワード役の黒川ティムさん。
他にもいろいろあるけれど、このへんで。
この日はアフタートークがあったので、それをまとめなくては。
観劇日 2017年1月21日(土)17:00開演
座席 1階6列
<おもなスタッフ、おもなキャスト>
演出:佐藤 幹夫
上演台本:元生茂樹、福山桜子
上川隆也:ウィリアム・シェイクスピア
観月ありさ:ヴァイオラ
五関晃一:ネッド(スター俳優、シェイクスピアの友人)
藤本隆宏:エセックス卿(ヴァイオラの夫になろうとする大富豪)
小川菜摘:マーガレット(ヴァイオラの母)、ビアトリス(酒場の女主人)
秋野太作:ヘンズロー(ローズ座の興行主で劇場主)
十朱幸代:エリザベス女王、ダンカン
松尾敏伸:クリストファー・マーロウ(脚本家)
黒川ティム:エドワード・パーシー(女形の俳優)
<STORY>
ウィリアム・シェイクスピアは、芝居好きなエリザベス女王下の
ルネッサンス演劇が賑わうロンドンで劇作家・俳優をしていた。
野心あふれる彼は世の中を変える新しい芝居を作りたいと熱望していたが、
最近は全く作品が思うように書けず絶不調。
そんな中、ヴァイオラという一人の女性と出会ったシェイクスピア。
その時、初めて真実の愛を知る。
だが、彼にはすでに妻がいて、ヴァイオラには許嫁がいた。
それは許されない恋、秘密の禁断の愛となった。
愛とは何か…その想いが嵩じて、喜劇を書くつもりが恋愛悲劇になっていき、
やがてそれは、名作「ロミオとジュリエット」を紡いでいくこととなる。
当時の演劇界は女性が演じることなど許されない時代であったが、
ヴァイオラは無謀にも恋するシェイクスピアの作品に出演し、彼自身も舞台に上がる。
許嫁の嫉妬に狂う報復と法律の罰が、上演する舞台に迫る…
二人の「哀しくも真実のファンタジックな愛」はどうなってしまうのか…
(公式サイトよりそのまま引用)
名作『ロミオとジュリエット』が作者の実体験を元にしたものである
という着想でトム・ストッパードが脚本を書き、それを映画化した
のが『恋におちたシェイクスピア』。
今回の舞台もその原案がもとになっていて、見て楽しく、後味のいい
お芝居だった。
シェイクスピア作品を別に知らなくても楽しめる。ただ、ロミオと
ジュリエットだけはあらすじを読んでいたほうがいいと思う。
オープニングから演奏と歌。賑やかな始まりだった。
開演ギリギリに席に着いたが、友人によれば、さっきまで通路に俳優
さんたちがいたとのこと。主要キャスト以外に、たびたび登場する
コロスも効いていた。
書けなくて困っていたウィル(シェイクスピア)がヴァイオラに恋を
した途端、言葉があふれ出す。そのビジュアルとして上川ウィルが
羽根ペンのハネを大きくせわしなく動かしている様子がとても心地いい。
羽根ペンを使った後に胡椒を振りかけるみたいにしているのは、文字
を定着させるための道具? そういうリアリティも楽しめた。
上川さんは主演だけにほぼ出突っ張り状態。通路含め劇場中を動き回り、
恋するウィルをお茶目に熱く演じていた。
男優しかいない時代に、俳優をやりたくて男装してオーディションを
受けるというスリリングな体験をするヴァイオラ。観月ありささんが
おヒゲをつけてトマス・ケントという男名を名乗るところが見もの。
ヴァイオラが劇場に通うようになったことにより、劇場を巻き込んで
皆の運命が変わってゆく、そちらの方が実はもっとスリリングだった。
十朱幸代さんの演じる二役が重要。演じ分けも見事だった。
芝居好きのエリザベス女王の言葉・采配が、二人の恋の行方にも影響
を及ぼす。男装の女優ダンカン(亡霊?)はシェイクスピアの心に
住み、悩める脚本家のよき相談相手となる。
このダンカンという女優さんは実在なんだろうか? シェイクスピアが
作り上げた単なる妄想なのか?
天才スター俳優役でクールさが素敵だった五関晃一さん。
マーガレットとビアトリス、どちらも貫禄あった小川菜摘さん。
徹底したヒール役のエセックス卿を演じた藤本隆宏さん。
お金の心配をしているのが印象的なヘンズロー役の秋野太作さん。
存在感あって上手いなあと思った脚本家マーロウ役の松尾敏伸さん。
女形としてヴァイオラに嫉妬するエドワード役の黒川ティムさん。
他にもいろいろあるけれど、このへんで。
この日はアフタートークがあったので、それをまとめなくては。