ラストの台詞を味わい、ゆっくりかみしめている間に暗転。
ややあって拍手が起きる。
前日はともかく、今日は誰にも邪魔されずに最後まで観られた
ことに感謝した瞬間。
カーテンコール最後は浅丘さんと上川さん、二人だけで再登場。
(他の出演者も呼ぼうと試みたのに未遂に終わったカミカミ。)
観客の顔を一人ひとり、あの大きな目で見てくださる浅丘さん。
笑顔が素敵な上川さんは浅丘さんをエスコートしつつ、上手に
消える手前で振り返り、右手を胸の下に当て一礼して袖の向こう
へと。拍手で送り出す私たち。
挨拶の言葉はなくても舞台と客席が響き合えた時間。
アコースティックなお芝居ならではの静かであったかくて、そ
して熱い余韻で胸いっぱいの兵庫千秋楽でした。
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