脳にも、腸にも、美容にも! なぜ甘酒が「スーパードリンク」と呼ばれるのか
偉大なる発酵食-1- 「国菊あまざけ」
PRsource : 週刊文春 2019年4月25日号
福岡あさくらの老舗蔵元・篠崎の「国菊あまざけ」
島国・日本で独自の発展を遂げ世界文化遺産にも登録された「和食」。中でも豊富な「発酵食品」は、味覚はもちろんのこと、その健康効果が世界中から注目されている。腸内環境を整え、免疫力を上げ病気になりにくい体を維持し、アレルギーやアンチエイジングにも作用するという万能食が「発酵食品」なのだ。
ここにご紹介するのは、毎日の食事に手軽に取り入れられるロングセラー食品。まずは今日から始めてみてはいかがだろう。
“飲む点滴”と言われるスーパードリンク “甘酒”
甘酒というと桃の節句を想起しがちだが、意外なことに季語は夏。江戸時代には行商の甘酒売りが存在し庶民が夏バテ対策や滋養強壮に愛飲していたと伝わる。最近では“飲む点滴”として健康効果がクローズアップされているが、最大の特長は麹菌が発酵過程で作り出す理想的な栄養素にある。疲労回復作用のある必須アミノ酸10種の他に美容ビタミンと称されるビタミンB1、B2、B6を含有。これらは美肌や美髪にも効果を発揮する。また、米を麹菌の酵素が分解する際に生成されるブドウ糖が豊富に含まれているが、これは脳のエネルギー源であり摂取によって集中力向上が期待される。他にパントテン酸やイノシトールなどの天然型ビタミン群や腸の働きを促すオリゴ糖や食物繊維も多く含まれているため、今話題の「腸活」にも有効なのだ。体に良い成分の宝庫、文字通り“飲む点滴”そのものなのである。さらに甘酒と言いながら砂糖を使っていないというのも意外な事実。むしろブドウ糖自体は体内に蓄積されにくいため、メタボ気味の人にもおすすめだ。“日本のヨーグルト”ともたとえられる偉大なる発酵食・甘酒は、現代人が求める健康飲料、まさにスーパードリンクなのだ。
良質な米と米麹だけで造られた老舗蔵元こだわりの甘酒
ところで、今や空前の甘酒ブーム。コンビニでもさまざまな商品をみることが多くなった。今回ご紹介する株式会社篠崎の「国菊あまざけ」は、そうした時流に先がけ、こだわりをもって造られてきた。そもそも甘酒には2つの種類があることは知っているだろうか。酒粕をお湯で溶いて薄め、砂糖などを加え甘みをつけた酒粕甘酒。もうひとつが米と米麹だけで造られた米麹甘酒で、アルコールを一切含まず糖類の添加もない。
「国菊あまざけ」はこの米麹甘酒である。創業江戸時代後期という老舗蔵元が手がける甘酒は、原料の米から厳選。阿蘇山系の伏流水を仕込み水にし、清酒製造で培った技術を駆使して“より美味しい甘酒”を目指し、品質を追求しているのだ。さらに、特筆すべきは、専門の甘酒職人がいて、専用の製造設備で造られていること。専業の人的・物的設備を完備する蔵元は国内でも稀だという。ここまでのこだわりは、「麹を使った商品で社会に貢献する」という同社の理念によるもの。芳醇な香りとすっきりした甘さが魅力の「国菊あまざけ」は全国に愛飲者がいるベストセラー商品だ。
初めて試すなら、老舗が造る本格派の甘酒が賢い選択かもしれない。
桜の蕾も一段と大きくなったが、まだ開花せず。
こぶしの花もより大きく。