YOU ARE THE SUNSHINE OF MY LIFE

のんびりと、ゆっくりと、思うがままを綴ってます。

36な話

2011-10-18 01:12:04 | 日々想々な話
わたくし、いつの間にか36歳になりました~

やはり歳を重ねるというのは、私的には、ワクワクドキドキします。

今年の目標というかこれからの目標は。

『一生懸命に生きる』

やはり震災から、私の気持ちにも少し変化があったように想います。
それが、いまいち掴み所がないのでよく分からないのですが…。
それでも、毎日をよく考えて動くようになりました。

先日、私の憧れていたお客様(お得意様)の訃報を聴きました。

もう1年半くらい療養のために来店はされてなかったのですが、喫茶に入ると、いつ先生(ある世界の師範の方なので、私はいつも先生と呼ばせていただいてました)が来店されても良いように、神経を集中させてました。
先生は、私が悩んでいることを察知するのがお上手で(笑)、ストレートに助言するのではなく、『ある人の話でなぁ~。』と、私が聴いてもストレスを感じないように話をして、それとなく助言をしてくれました。

私ごときの小娘に、いつも色んな話を聴かせてくれましたよ。

中でも先生のパンクな話は大好きでした(笑)
先生は、花、お茶などを習うのが当たり前の時代に、『そんなもん習うくらいなら、馬に乗ってたほうがええわっ』と、本当に、お稽古ごとをいつも逃げ出しては乗馬をされてたそうです(笑)
珈琲も、10代の頃から、近所の悪いお兄さん達と飲まれてたそうですよ(笑)
亭主関白の年の離れた旦那さんと結婚されましたが、どうしても、ある世界の道に進みたいという夢を諦めきれず、連日連夜、旦那さんを説得。
『普段の生活を疎かにしない自信があるのならば、その道に進むことを許す』
と、どうにか許しを得て、それはもう努力という言葉ではおこがましいくらい、家事と夢の両立を頑張ったそうです。

60歳の時は、1ヶ月間、北海道へ一人旅~
しかも自分で運転して、北海道中を旅されたそうです

そうそう
先生は、赤いカップと決まっていたんですが、そのルールを破ったのは、この私です(笑)
その日、先生は、とても綺麗な緑色のお洋服をお召しになっていました。
私は、お洋服とカップの色を合わせるのが好きなので、いつも飲まれている赤いカップよりは、緑色のノリタケのカップの方が断然、先生に似合うと想い、そのカップで出しました。

『なんでこのカップを選んだの?』と早速聴かれ…。

『先生は、今日は素敵な緑色のお洋服なので、このカップで飲まれたほうが、お洋服も引き立ちますし、歩いてる方が見た時に、きっとこの(洋服とカップの)コントラストが素敵だと感じられると想ったからです。』

うわぁ~。。。私、今、超超生意気で失礼極まりない奴だわ~。。。
と内心、やってもうた感満載でしたが…

『あんた、やるじゃないの私は、皆がいつもこの赤いカップしか出さへんから、正直うんざりしてたんやほんま、嬉しいわ~
と、ずーーっと嬉しそうにカップを眺めてました。
今でも、その時の少女のような顔が忘れられません。

先生は、本当に一生懸命、自分の人生を生きた人です。
精神的にも肉体的にも強い女性

先生は、きっと自分の余命を分かっていたのでしょう。
ある日、私に、カードケースをプレゼントしてくれました。
それからしばらくして、来店されることはなくなりました。

かっこ良すぎでしょ。先生。

先生。
そちらでは、どんなじゃじゃ馬生活をされてますか?
私は、毎日変わりなく過ごしてます。
これからは、先生みたいに、いつの時も、背筋を伸ばして、シャキシャキ歩いて、お洒落して、毎日を一生懸命生きてみようと想います。

今日も、先生の好きなあの珈琲を飲みながら。。。


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