岡山県議会議員 森脇ひさき

2023年の岡山県議選で5期目当選させていただきました。
「命と暮らし、環境が最優先」の県政へがんばります。

6月議会討論(3)三菱自工の社会的・道義的責任を問え!

2016-06-24 | 県政に関する活動
 6月県議会最終日。議案や請願・陳情に対する採決がおこなわれ、討論に立ちました。

 討論の最後に、三菱自動車工業の燃費不正、生産一時停止によって大きな影響を受けている下請け中小企業や労働者への支援の補正予算について、以下のとおり意見を述べました。

 最後に、三菱自動車工業の燃費不正、生産の一時停止によって大きな被害を受けている関連中小企業や労働者支援に関する補正予算、意見書について、現時点では緊急に必要な対策として賛成いたしますが、一言意見を述べさせていただきます。
 それは、先般の一般質問でも須増議員が述べましたが、三菱自工の責任を不問にしてはならないと言うことです。下請け企業のなかにはすでに従業員の解雇を余儀なくされたところもあり、先日は2次下請け企業のひとつが破産申請の準備にはいったとの報道がありました。融資制度があっても、先行きが見えないなかで借りることもできないということです。三菱自工が早い段階で、操業停止による損失の一部でも払うとか、その計画を明示するなどしておれば、やりくりできた可能性もあります。本当に残念でなりません。
 法令違反に対しては当然国がその責任を問うことでしょう。しかし、中小企業やそこで働く労働者の救済については、やはり県が、知事がといったほうがいいのかもわかりませんが、三菱自工に対して社会的・道義的責任を果たすよう求めるべきだということを指摘しておきたいと思います。

 6月議会では何人もの議員が三菱自動車関連中小企業の支援について質問しましたが、「三菱自工の責任を問え」と求めたのは日本共産党だけでした。知事も「早期生産再開を」と言うだけで責任問題についてはついに答弁しませんでした。三菱自工の不正のために、解雇や倒産がおこっているのに、その社会的責任も問わないという姿勢にあらためて怒りがこみ上げます。
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