岡山県議会議員 森脇ひさき

2023年の岡山県議選で5期目当選させていただきました。
「命と暮らし、環境が最優先」の県政へがんばります。

国立岡山医療センターでWBCのテスト

2014-08-22 | Weblog
 内部被曝した放射線量を測定する装置(ホールボディカウンター・WBC)が昨年、国立岡山医療センターに整備されました。
 岡山県では、鏡野町上斎原の人形峠に日本原子力研究開発機構人形峠環境技術センターがある関係で、原子力災害に備えて以前から国立病院にWBCが備えられていました。ところが、かなり古い機械で使えるかどうかわからないということが明らかになりました。日本共産党県議団は、福島県から避難してきた方々の要望もうけ、機器の整備を求めていました。昨年度、ようやく県の予算がつき、新しいWBCが購入されることになりました。


 私と氏平みほ子県議が、県の医療推進課長(写真、私の右)らとともに岡山医療センターを訪ね、導入されたWBCの説明を受けるとともに、実際に測定もしてもらいました。(当然検出されませんでした)



 残念ながら、いまの時点で福島から避難している方々の内部被曝線量の測定に役立つかと言えば、なかなか難しいようです。甲状腺にたまるヨウ素131は半減期8日なので、被曝していてもすでに検出できなくなっており、セシウム137は半減期は30年ですが、数年たてば代謝によってかなり体外に放出されるため、検出が困難になるからです。また、岡山医療センターに設置されたWBCは、被曝からさほど時間がたっていない間にざっと測定することによって、問題の有無を大まかに判断することを目的とした機種で、より詳しい分析が必要な場合は、中国地方であれば広島まで行かないといけないということでした。
 なお、事前予約すればいつでも測定してもらうことができますが、全額自己負担(約2万円)とのことでした。

 福島県から避難している方で、東京電力福島第一原子力発電所での事故発生当時に福島県内に居住し、その後、県外へ避難された方でこれまで検査を受けていない方を対象としたホールボディカウンターによる内部被ばく検査を、9月6日~8日、岡山健康づくりセンターにて受けることができるとの案内もいただきました。福島県への申し込みが必要です。詳しくはこちらからご覧ください。
 6、7日は保健師や臨床心理士による健康相談もあるそうです。
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