小学校の特別支援学級1学級あたりの児童数は全国46番目に多い岡山県
小学校の特別支援学級について、2014年度の学校基本調査(文科省)から算出した1学級あたりの児童数は、全国平均は3.6人です。ところが岡山県は4.8人で、全国46位となっています。中学校の特別支援学級では、1学級あたりの生徒数の平均は3.5人、岡山県は4.6人で、全国45位でした。ちなみに、全国で1学級あたりの児童生徒数がもっとも少ないのは秋田県で小学校で2.0人、中学校で1.8人です。
この結果、昨年度は、1つの学級に3学年以上の児童生徒がいる学級は小学校で61%、中学校で32%もあります。
教育委員会は「一人ひとりの教育ニーズに応じて特別支援教育をすすめる」と言っていますが、学級編成をこのような状況にしておいて良いはずがありません。
文科省の基準では、「できる限り少ない個数の学年で編制」
特別支援学級の学級編成の上限は標準法によって、基本8人、重複障害がある場合は3人と定められています。同時に、文部科学省が作成した「特別支援学級および特別支援学校における『標準学級』の考え方について」という文書では、「複式編制の留意点」として、「同学年の児童生徒で編制することが原則であり、できる限り少ない個数の学年で編制」「政令で定める上限人数は学年の児童生徒数」などの考えが示されています。
今回の質問では、「県教委が算定している教員定数と実際の配置が、これら留意点を考慮したものになっているのか」問いました。これに対して教育町は、「標準法や国の留意点にもとづき定数を確保し、県の基準にもとづき『全学年で8人を超えない場合には1学級で編成する』という原則で配当している」というものでした。結局、国の基準で、1つの学級が多くの学年にならないよう定数を確保しているけれども、県の基準で8人までは学年にかかわらず1学級にするという配当しかしていないということです。本当にひどい話ではないでしょうか!
教育長は「障害の程度に応じて教員等を加配し、少人数で指導できるようにしている」と言われましたが、加配の先生は学校単位で配置されているために、支援学級に配属されていないケースもあることが、この間の調査であきらかになりました。
引き続き、学級編成そのものの見直しを求めたいと思っています。他の多くの都道府県では当たり前におこなわれているのですから・・・
小学校の特別支援学級について、2014年度の学校基本調査(文科省)から算出した1学級あたりの児童数は、全国平均は3.6人です。ところが岡山県は4.8人で、全国46位となっています。中学校の特別支援学級では、1学級あたりの生徒数の平均は3.5人、岡山県は4.6人で、全国45位でした。ちなみに、全国で1学級あたりの児童生徒数がもっとも少ないのは秋田県で小学校で2.0人、中学校で1.8人です。
この結果、昨年度は、1つの学級に3学年以上の児童生徒がいる学級は小学校で61%、中学校で32%もあります。
教育委員会は「一人ひとりの教育ニーズに応じて特別支援教育をすすめる」と言っていますが、学級編成をこのような状況にしておいて良いはずがありません。
文科省の基準では、「できる限り少ない個数の学年で編制」
特別支援学級の学級編成の上限は標準法によって、基本8人、重複障害がある場合は3人と定められています。同時に、文部科学省が作成した「特別支援学級および特別支援学校における『標準学級』の考え方について」という文書では、「複式編制の留意点」として、「同学年の児童生徒で編制することが原則であり、できる限り少ない個数の学年で編制」「政令で定める上限人数は学年の児童生徒数」などの考えが示されています。
今回の質問では、「県教委が算定している教員定数と実際の配置が、これら留意点を考慮したものになっているのか」問いました。これに対して教育町は、「標準法や国の留意点にもとづき定数を確保し、県の基準にもとづき『全学年で8人を超えない場合には1学級で編成する』という原則で配当している」というものでした。結局、国の基準で、1つの学級が多くの学年にならないよう定数を確保しているけれども、県の基準で8人までは学年にかかわらず1学級にするという配当しかしていないということです。本当にひどい話ではないでしょうか!
教育長は「障害の程度に応じて教員等を加配し、少人数で指導できるようにしている」と言われましたが、加配の先生は学校単位で配置されているために、支援学級に配属されていないケースもあることが、この間の調査であきらかになりました。
引き続き、学級編成そのものの見直しを求めたいと思っています。他の多くの都道府県では当たり前におこなわれているのですから・・・