岡山県議会議員 森脇ひさき

2023年の岡山県議選で5期目当選させていただきました。
「命と暮らし、環境が最優先」の県政へがんばります。

政務活動費の使途 説明を

2017-11-24 | 県政に関する活動
11月議会の運営について協議する議会運営委員会が開催されました。

 そのなかで私は、問題になっている政務活動費での書籍購入に関連して、以下の2点を検討するよう求めました。

 1、政務活動との関連を示す説明を、領収書とともに提出することを義務付けること

 2、議会改革の推進について、検証する会議を設けること

 その理由として、以下の内容を述べました。

 書籍の購入について岡山県議会の「マニュアル」では、「政務活動に資するものであれば・・・購入可能」とされていますので、購入自体は認められます。
 問題は、購入した書籍が政務活動に資するものであったのかどうかの判断を誰がするかです。この点で私は、岡山市議会議員の政務活動費に関する裁判での平成24年の岡山地裁の判決が参考になると思っています。
 そこでは、「議員の活動は広範に及ぶという点から自主性・自立性が認められる。一方、議会との関連性がうかがわれない場合(注:題名や内容から一概に判断できない場合)には、政務活動としての支出として合理性、必要性を欠いていることを疑わせる事情があるといえる。(この場合)、議員の反証(注:合理性、必要性の説明)がない限り、違法な支出というべき」とされています。
 このような判決を参考にすれば、政務活動費の支出について、政務活動との関連を議員自身の責任で明確にする必要があると思います。

 議会改革の推進については、日常不断の検証を通じて推進し、県民の付託に応える必要があると思います。岡山県議会でも議会基本条例を制定し、様々な議会改革にとりくんでいます。この間視察した他県の議会では、議会改革のとりくみを議論する「検討委員会」などが設置され定期的に議論されていました。岡山県議会でも、会派代表による委員会を設置するか、議運の会議で議会改革を議題にして議論するようにする必要があると思います。

 「委員の皆さんの意見をうかがいたい」と投げかけましたが、自民党の議員から「ききおきます」というだけで、誰からも意見が出ませんでした。

 私は「次回か、その次の会議には、会派で検討して意見を述べてほしい」とさらに発言しましたが、これにも自民党議員が「きいておきます」というだけでした。

 政務活動の原資は言うまでもなく税金ですから、それを使っている議員には、その使途についての透明性を高める責任があると思います。本気で改善しようという気があるのでしょうか。
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