リーダーの栞(2015年2月~2016年1月)
【リーダーの栞】日野自動車 市橋保彦社長 2016年2月9日
今回のリーダーはトラックやバスなどの商用自動車メーカーである日野自動車・市橋保彦社長。紹介する本は「生命(いのち)の暗号」という筑波大学名誉教授が書いた本です。人は「遺伝子がオン」になれば、計り知れない能力を発揮できると解説する内容で、市橋社長は会社生活においてこの本がとても役に立つといいます。
【リーダーの栞】ZMP 谷口恒社長 2016年1月26日
自動車運転開発技術の開発を手掛けるZMPの谷口恒社長。紹介する本は「発想する会社」。製品やサービス、会社などにイノベーションを起こすための極意が書かれた本です。谷口社長は大企業の経営者も、この本を読んで頭を柔らかくしてイノベーションを起こして欲しいといいます。
【リーダーの栞】日本精工 内山俊弘社長 2016年1月19日
“産業の米”と呼ばれるベアリング(軸受)の製造で世界3位のシェアを誇る日本精工の内山俊弘社長。紹介する本は「決定の本質」。1962年に起きたキューバ・ミサイル危機を3つの意思決定モデルを使って分析した本です。内山社長はこの決定の本質を多角的に分析することは、ビジネスにも生かせるといいます。
【リーダーの栞】甘利経済再生担当大臣 2016年1月6日
甘利経済再生担当大臣が薦める本は、元経済産業省の官僚、新原浩朗さんが書いた「日本の優秀企業研究」です。過去15年にわたり日本企業を分析し、長年、成長し続けてきた優秀な企業に共通するものは何かを追求した1冊です。この本は、資本主義のあり方を問題提起していて、企業は、世のため、人のためのものだということを忘れてはいけないと説いています。甘利大臣は、この本から学ぶことが多く、スピーチする際にこの本のフレーズを引用することもあるといいます。
【リーダーの栞】年末スペシャル 2015年12月22日
「リーダーの栞」は、この1年間で37人のリーダーに出演して頂き37冊のビジネス書を紹介して頂きました。今回、年末スペシャルでは、1年を振り返り、「2015年のビジネス書年間ランキング」を発表。そしてさらに、今、一番注目されている本の著者にも話を伺います。
・ 2015年紀伊國屋書店 ビジネス書年間ランキング
1 嫌われる勇気/岸見一郎・古賀史健著/ダイヤモンド社
2 エッセンシャル思考
3 お金が貯まるのは、どっち?
4 超一流の雑談力/安田正
5 美しい日本語と正しい敬語が身につく本
6 読んだら忘れない読書術
7 察しない男 説明しない女
8 伝え方が9割
9 会社四季報業界地図2015年
10 うまく行っている人の考え方
番外 この世で一番面白いマクロ経済学 ヨラム・バウマン
【リーダーの栞】三菱鉛筆 数原英一郎社長 2015年12月8日
東京の大動脈、首都高速道路を率いる菅原秀夫(すがわらひでお)社長のすすめる本は今から40年前に刊行された「大物になる本」。貧しい家庭に生まれながらも、バス会社の社長へとのぼりつめた織田大蔵(おだたいぞう)氏が自身の考える「大物」の生き方について語った名言集です。菅原社長にとってはまさに「人生の教科書」というこの本にはトップの心得が記されています。
【リーダーの栞】首都高速道路 菅原秀夫社長 2015年11月24日
東京の大動脈、首都高速道路を率いる菅原秀夫(すがわらひでお)社長のすすめる本は今から40年前に刊行された「大物になる本」。貧しい家庭に生まれながらも、バス会社の社長へとのぼりつめた織田大蔵(おだたいぞう)氏が自身の考える「大物」の生き方について語った名言集です。菅原社長にとってはまさに「人生の教科書」というこの本にはトップの心得が記されています。
【リーダーの栞】「タカラレーベン・島田和一社長」2015年11月10日
タカラレーベンの島田和一社長がお薦めする本は「ザ・プロフェッショナル」です。大前研一氏が10年前に出版した「ビジネスのプロフェッショナル」をテーマに、21世紀に成功する経営者論を唱えた1冊です。この本を読んで島田社長は「顧客第一主義」を大切さを再認識したということです。
【リーダーの栞】ユニ・チャーム 高原豪久社長 2015年10月27日
ユニ・チャームの高原豪久社長がお薦めする本は「経営者になる 経営者を育てる」です。リーダーシップという能力を身に付けるために必要なスキルや実行すべきことが書かれています。経営を引き継ぎ、暗中模索の中で初めて見えた一筋の光明のような1冊だったということです。
【リーダーの栞】ダイヤモンドダイニング 松村厚久社長 2015年10月20日
ダイヤモンドダイニングの松村厚久社長がすすめてくれた本は「たった一人の熱狂」です。数々のベストセラーを生み出した編集者で、出版社「幻冬舎」社長の見城徹氏が自身の仕事への態度、人生感などを51のキーワードにまとめた1冊です。松村氏は公私ともに尊敬する見城氏のキレイごとのない言葉に共感すると言います。
【リーダーの栞】丸善ジュンク堂書店 工藤恭孝社長 2015年10月13日
丸善ジュンク堂書店の工藤恭孝社長がおすすめする本は脳科学の観点からビジネスや人生などに成功する秘訣を書かれた「英雄の書」です。失敗を繰り返すことは失敗しにくい脳に成長し、成功に結びつくといった、脳を成長させる秘訣が書かれています。工藤社長も数々の失敗を重ねた経験があってこそ今があると言います。
【リーダーの栞】アサヒ飲料 岸上克彦社長 2015年10月6日
アサヒ飲料の岸上克彦社長がおすすめする本は、戦後70年という節目の年に戦後の日本を支えたさまざま著名人が日本の未来に向け語った「遺言 日本の未来へ」です。焼け野原での記憶、戦後復興、高度経済成長とはどんな時代だったのかそれぞれの生き方が集約されています。アサヒ飲料とカルピスの経営統合を進める岸上社長は、この本を読み、改めてそれぞれの社員が信頼関係を保つことが大切だということを感じることができたといいます。
【リーダーの栞】「カカクコム 田中実社長」 2015年9月15日
価格比較サイト「価格ドットコム」やグルメサイト「食べログ」などで知られるカカクコム。田中実社長がおすすめする本は、このコ-ナーで3度目の紹介となる「人を動かす」です。膨大な量の情報を扱うカカクコムのスタッフは千人以上。年齢も性別も様々なスタッフとどのように仕事を進めていけばよいのか。普通の経営書と違い人間関係をスムーズに動かすための基本が書かれていて、現場のスタッフとの距離感を縮めることができた最高の本だと田中社長語ります。
【リーダーの栞】「佐川急便 荒木秀夫社長」 2015年9月8日
日本の大手運送会社佐川急便の荒木秀夫社長がおすすめする本は、イスラエルの物理学者が書いた「ザ・ゴール」。閉鎖寸前に追い込まれた工場が経営を立て直す過程を描いたビジネス小説。この本では、部分的でなく全体をみて問題を改善することが全体の最適化につながると説いています。荒木社長は、この本に影響を受け、多様化する顧客のニーズに応えるため新たな取り組みを始めました。
【リーダーの栞】公文教育研究会 池上秀徳社長 2015年9月1日
世界48の国と地域に展開する公文。今年6月から新たに社長に就任した池上秀徳社長がすすめるのが「知識創造企業」です。この本は日本企業がなぜ国際的に活躍できたのかという問に、日本企業の知識創造法にその答えがあるとしています。池上社長は、本に書かれている知識の創造法をヒントに新たな取り組みを行っています。
【リーダーの栞】日本ビューホテル 石井一男社長 2015年8月18日
「浅草ビューホテル」など全国でホテルチェーンを展開する日本ビューホテルの石井一男社長が紹介するのは、トヨタ社内で長年培われてきた仕事法をまとめた、「トヨタで学んだ『紙1枚!』にまとめる技術」。この会議や打ち合わせで使うあらゆる書類を「紙1枚」にまとめ、効率的でわかりやすい仕事をする方法を、石井社長も会社に取り入れ、さらなる接客サービスの向上を目指しています。
【リーダーの栞】テラスカイ 佐藤秀哉社長 2015年8月11日
企業のシステム構築に欠かせない「クラウド」でIT業界をリードする企業、「テラスカイ」の佐藤秀哉社長が紹介する本は、「項羽と劉邦」です。紀元前3世紀の中国を舞台に、混沌とした時代を駆け抜けた英雄たちを描いた歴史小説から、人々をひきつけるリーダー像を学んだといいます。
【リーダーの栞】イエローハット・堀江康生社長 2015年8月4日
カー用品チェーン大手「イエローハット」の堀江康生社長が紹介する本は「ふたりの老女」です。仲間から見捨てられた2人の老女が過去の経験や知識を振り絞り、必死に生き抜いていく物語です。堀江社長は、この本の、工夫、努力をすればどんな困難でも超えることができるというところがビジネスにもつながっているといいます。
【リーダーの栞】夢の街創造委員会 中村利江社長 2015年7月28日
出前のポータルサイト「出前館」を運営する企業、「夢の街創造委員会」の中村利江社長が紹介する本は「リクルート 挑戦する遺伝子」です。リクルートの歴史から若手起業家を数々輩出してきた強さの秘密など、リクルートのエキスが詰まった1冊です。中村社長は自社の若手育成にこの本が役立っているといいます。
【リーダーの栞】阪急交通社 生井一郎会長 2015年7月21日
阪急交通社の生井一郎会長が紹介する本は「史上最大の決断」です。第二次世界大戦中、Dデイと呼ばれたノルマンディー上陸作戦における指導者たちのリーダー像を描写した1冊です。その中に出てくるアイゼンハワーのリーダー像は、人材の登用ににおいて学ぶべきところが多いということです。
【リーダーの栞】旭酒造・桜井博志社長 2015年7月14日
国内外に多くのファンを抱える銘酒「獺祭」。その生みの親である旭酒造の桜井博志社長がおすすめする本は、「失敗学のすすめ」です。失敗と上手に向き合う方法をまとめたこの本は、失敗を恥とは考えず、その法則性や要因を理解することで、新たな成長を導く力になると説いています。桜井社長は、旭酒造が倒産の危機におちいるような大きな失敗を経験した直後にこの本と出会い、「失敗から学び、さらに考えを深めていく」という言葉に救われたといいます。さらに、失敗を組織で共有することが重要だと考え、組織運営に活かしているということです。
【リーダーの栞】サントリーホール・堤剛館長 2015年6月23日
クラシック音楽の殿堂サントリーホールの堤剛館長がお薦めする本は「チンドン屋の大将になりたかった男」です。NHK交響楽団の初代理事兼事務長を務め、日本のクラシック音楽を世界的なものに育てた有馬大五郎氏の伝記小説です。この本には、音楽とは、オーケストラとはといった事に加え、人をマネージメントする事はどういう事かが書かれていると堤館長は言います。
【リーダーの栞】ライフネット生命保険 出口治明会長 2015年6月16日
「ライフネット生命保険」の出口会長がお薦めする本は「人口の世界史」。この本は、旧石器時代から現代に至るまでの人口の変動の歴史を読み解いた1冊。さまざまなトピックを盛り込み人口の変動のメカニズムを解説しています。
【リーダーの栞】リンガーハット・米濵和英会長 2015年6月2日
長崎ちゃんぽんで知られるリンガーハットの米濵和英会長がお薦めする本は「NPSの奇跡」です。30年前に出版されたこの本には開発・生産などでの無駄を徹底的に排除し経営の効率化を図るNPS=ニュープロダクションシステムの研究会の概要や企業の導入例が書かれています。米濵会長はこの本から、店舗のオペレーションシステムを変えるきっかけを得たということです。
【リーダーの栞】日本交通・川鍋一朗社長 2015年5月19日
今回本を紹介して頂くのは日本交通の川鍋一朗社長。創業家一族の3代目として積極的に業界の改革を進める社長が紹介するのは、ピーター・ドラッカーの「明日を支配するもの」。経営の神様・ドラッカーが、未来に向けて経営者として成功するためのノウハウを解説している一冊。未来で成功するには未来をつくる経営者にならなければと説いている。
【リーダーの栞】カプコン 辻本春弘社長 2015年5月12日
カプコンの辻本春弘社長が紹介する本は「和食の知られざる世界」です。かつて、世界ではお家芸と言われた日本のゲームですが、現在では海外メーカーに遅れをとっています。日本人ならではの情緒的な部分や繊細的な部分をゲームに入れ込んでいくことで欧米メーカーと違った面白いゲームを作れるのではということです。
【リーダーの栞】グノシー 福島良典CEO 2015年4月28日
ニュース閲覧アプリを運営するグノシーは4月28日に会社設立から2年半という早さで東証マザーズに上場。この勢いにのるIT企業を率いているのは27歳と若い福島良典CEOです。今回、福島CEOが紹介する本は、渋沢栄一の「経営論語」。福島CEOが尊敬しているという渋沢栄一は明治から昭和にかけて活躍した日本の資本主義の父と呼ばれる実業家で、彼が指針としていた中国の古典「論語」を渋沢栄一自身の人生を材料に解説した一冊です。
【リーダーの栞】BTジャパン 吉田晴乃社長 2015年4月21日
BTジャパンの吉田晴乃社長が紹介する本は「エグゼクティブの母から ワーキング・ウーマンの娘への手紙」。シングルマザーの母親が自分の娘に、社会で働く教訓を手紙という形で伝える小説です。主人公の母親と同じ人生を歩んできたという吉田社長。この本を通じて、母親と娘との関係を改めて考えるきっかけになったといいます。
【リーダーの栞】ライドオン・エクスプレス 江見朗社長 2015年4月14日
今回本を紹介して頂くのは、宅配寿司の最大手「銀のさら」など宅配の中食事業を多く手掛ける会社の江見朗社長。「怒らない経営」を掲げる江見社長は、その経営理念の礎となった本、中村天風の「運命を拓く」という本を紹介してくれました。中村天風は、松下幸之助や稲盛和夫氏など、日本を代表する多くの実業家が影響を受けた、大正から昭和にかけて活躍した思想家です。「運命を拓く」は、数々の逆境を克服した実体験に基づき「心」や「精神」、そして積極的人生の重要性を説く一冊です。
【リーダーの栞】「マーケット感覚を身につけよう」 2015年4月7日
話題のビジネス書の著者インタビュー。月間200万回のアクセス数を誇る人気ブログ「Chikirinの日記」を運営するちきりん氏が書いたビジネス書「マーケット感覚を身につけよう」。マーケット感覚とは洞察力に近いもので人間は本当に何を欲しがっているのか、何に価値を感じているのかに気づく能力だと定義、今後ロジカルシンキング以上に重要になってくるといいます。
【リーダーの栞】エレコム 葉田順治社長 2015年3月31日
エレコムの葉田順治社長が紹介する本は「コトラー&ケラーのマーケティングマネジメント」。本書はマーケティングの世界的権威であるアメリカの経営学者、フィリップ・コトラー博士が1968年に初版を刊行したマーケティングテキストの決定版。1万7,000品目にのぼるパソコン及びデジタル機器関連製品を製造・販売する葉田社長は、それぞれ違う製品の市場におけるポジショニングがわかりやすく整理できて参考になったといいます。その製品のポジションを確認することが重要だとした上で、需要が減ってもマーケットで生き残れるトップシェアの獲得にこだわるといいます。ただトップシェアになっても常に2、3番手の位置からトップを目指すチャレンジャーの気持ちは変わらないといいます。
【リーダーの栞】カヤック 柳澤大輔CEO 2015年3月24日
自らを“面白法人”と名乗るウェブコンテンツ制作会社「カヤック」の柳澤代表取締役CEOが紹介する本は「データの見えざる手」です。ビッグデータ研究を世界的にけん引してきた研究者がウエアラブルセンサーを用いて人の活動を計測し、そこから得た膨大なデータを分析。私たちの生活や働き方を変えていくような科学的法則を解き明かすという一冊です。
【リーダーの栞】デアゴスティーニ・ジャパン社長 2015年3月10日
今回のリーダーはデアゴスティーニ・ジャパンの大谷秀之社長。紹介してもらった本は「ライフワークの見つけ方」。著者は元日本IBMの常務、井上富雄氏。この本は著者が30年のマネジメント経験を活かし、「ビジネスマンが『一生をかけて行う仕事』とは何か」を伝える自己啓発書です。大谷社長は26歳でこの本を読みました。当時は外資系会計事務所で公認会計士で会計監査をしていましたが、この本を読んで、果たして将来、今やっている事の延長でいいのだろうかと思い始めました。そこで、本の教えに共感し、最終的には、会社のトップになり、「経営」に関するプロになりたいと感じたと言います。
【リーダーの栞】GMOペパボ 佐藤健太郎社長 2015年3月3日
個人がホームページをつくる際のサーバーのレンタルなど、ネット関連サービスを展開するIT企業「GMOペパボ」の佐藤健太郎社長が紹介する本は「ザッポスの奇跡」です。アメリカ企業「ザッポス」は靴のネット通販の草分けで、1999年の創業から10年で売上高12億ドルを突破しました。この本では、その急成長の秘訣をひも解いています。もともと「企業文化が重要だ」と考えていたという佐藤社長。本で紹介されている社員の自由を優先し独創性を育てる企業文化を知ることで、戦略としての「企業文化」の重要性を認識したといいます。
【リーダーの栞】アイスタイル・吉松徹郎社長 2015年2月24日
日本最大の化粧品・美容関係の総合情報サイト「@cosume(アットコスメ)」を企画・運営するアイスタイルの吉松徹郎社長が紹介した「精神と物質」は、ジャーナリストの立花隆氏がノーベル生理学・医学賞を受賞したマサチューセッツ工科大学(MIT)の利根川進教授に対して行ったインタビューをまとめたもの。大学時代にこの本に出会ったという吉松社長は、利根川教授の研究に対する姿勢に心を動かされたといいます。
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