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海外ではどのような風潮が主流なのかはわからないが、少なくとも日本では風邪をひいて高熱が出ても出勤すれば
※頑張っている
という評価が少なからずある。そう評価されないにしても、休むことで評価が下がるという事実が気になって休めない者も多い。
明らかに風邪をひいて鼻水を出し、咳をしているのにそれでも無理をして出勤する。
この傾向は絶対に良いとはいえない。しかし、周囲の人間が“風邪をひいて休む”ことを最良の判断と評価しないのであれば、多少無理をしても出勤してしまう気持ちもわからないでもない。
だが、よく考えてほしい。
※病院とは、精神・身体的に病んでいる者が集まるところであり、そこに医療従事者が新たな疾患を持ち込むことの有害性がどれほどあるのか
特に、術後や乳幼児・高齢者などではさらにそのリスクは高まる。間接的には死に追いやることもあることを理解するべきである。
そのような身体的状態でも出勤してしまう要因として
1、休むことで有給休暇が減ってしまう
2、給与に影響する
3、まわりの体裁がきになる
4、仕事が忙しいのに迷惑をかけないかと罪悪感を感じる。
だいたいこのありではないだろうか。
有給休暇や給与面が気になるのはわかるが、明らかに咳が激しく発熱があり、動きも緩慢になっているのであれば、むしろ
「足を引っ張っている」
と言え、当事者はそれを重々自覚するべきである。
無理をして仕事をすることは、患者に病気を罹患させてしまうリスクと合わせて考えると、明らかに“非効率的で”あり、安静を保ってしっかり回復を促進させ、早く復帰するほうがよほど効率的である。
管理者は、フラフラになってまで休まず働く者に対して「悪い」とはいわないまでも「良いとはいえない」という評価をしなければならず、さらに当事者に対してそのことを教育する義務がある。
当事者は
「迷惑がかかる」
という間違った解釈のもと出勤しているのであれば、これからは積極的に休みを取るべきである。本当に迷惑なのは、
※咳・発熱があるまま、同じスタッフや患者へ罹患させるという“爆弾”を背負ったまま業務をし続けることである。
まず、そのような状況になる前に日頃の自己管理をしっかりすることは医療従事者としての義務。これがしっかりできていない者は論外である。自己管理はいい加減、そのうえ仕事はふらふらになっても働く。これは、医療従事者としては無責任極まりなく、自分の都合を看護の美学に置き換えて、合理化しているにすぎない。
もちろん、程度やTPOに合わせた判断が必要であるが、明らかにそうである場合は、休暇を取るべきである。
もう一度いう
※間違った看護美学は、間接的には患者を死に至らしめることもある
“直接的”との違いは、死亡の原因が曖昧になることと、それに絡んで人を殺してしまったという自覚が湧かないという部分であり、ある意味たちが悪い。
言うまでもないが、直接であれ間接であれ人が死ぬことには変わりない。死なないとしても、罹患が原因で不必要な苦痛を与えることになる。罹患しなかったとしても、そのリスクに晒したという看護者の倫理観は問わねばならない。
看護者は、今回のケースに限らず日常から考えても直接的な看護には誠心誠意尽くすことがあっても、間接的な行動に関しては相当無関心である。
この発想で論じていくと、環境問題や政治問題なども無視できなくなってくるのだが、イシュー及び議論の収集がつかなくなるので少なくとも病院内の行動だけは幅広い視点で見てほしいものである。
最後に、
※マスクをしているから
と思ったあなたは、もう一度微生物学を学んだ上でその発想を退けるべきである。
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※NPO法人 泉州精神看護研究会への寄付金・募金をお願いしております。以下の振込先ですが、お振込みの際は必ずmail@seishinkango.jp宛てにご連絡ください。募金に関しては、使途を明確にし医療の発展に役立てたいと思います。
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振込先:三菱東京UFJ銀行 岸和田支店(店番780)
普通口座 3624711
口座名義 特定非営利活動法人 泉州精神看護研究会
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※NPO法人 泉州精神看護研究会の会員を募集中です。ご興味のある方は、まずはmail@seishinkango.jpまでメールをお送りください。入会にあたり、特に地域を限定するものはありませんので、遠方の方でも遠慮なくご連絡ください。
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※拙著「精神科看護師、謀反」をご入用の方は、mail@seishinkango.jpまでメールをお送りください。送料は、当方負担で無料送付(本代別途)させていただきます。
ランキングのクリックが6つもあり、不評ですが地道にお願いいたします↑↑
海外ではどのような風潮が主流なのかはわからないが、少なくとも日本では風邪をひいて高熱が出ても出勤すれば
※頑張っている
という評価が少なからずある。そう評価されないにしても、休むことで評価が下がるという事実が気になって休めない者も多い。
明らかに風邪をひいて鼻水を出し、咳をしているのにそれでも無理をして出勤する。
この傾向は絶対に良いとはいえない。しかし、周囲の人間が“風邪をひいて休む”ことを最良の判断と評価しないのであれば、多少無理をしても出勤してしまう気持ちもわからないでもない。
だが、よく考えてほしい。
※病院とは、精神・身体的に病んでいる者が集まるところであり、そこに医療従事者が新たな疾患を持ち込むことの有害性がどれほどあるのか
特に、術後や乳幼児・高齢者などではさらにそのリスクは高まる。間接的には死に追いやることもあることを理解するべきである。
そのような身体的状態でも出勤してしまう要因として
1、休むことで有給休暇が減ってしまう
2、給与に影響する
3、まわりの体裁がきになる
4、仕事が忙しいのに迷惑をかけないかと罪悪感を感じる。
だいたいこのありではないだろうか。
有給休暇や給与面が気になるのはわかるが、明らかに咳が激しく発熱があり、動きも緩慢になっているのであれば、むしろ
「足を引っ張っている」
と言え、当事者はそれを重々自覚するべきである。
無理をして仕事をすることは、患者に病気を罹患させてしまうリスクと合わせて考えると、明らかに“非効率的で”あり、安静を保ってしっかり回復を促進させ、早く復帰するほうがよほど効率的である。
管理者は、フラフラになってまで休まず働く者に対して「悪い」とはいわないまでも「良いとはいえない」という評価をしなければならず、さらに当事者に対してそのことを教育する義務がある。
当事者は
「迷惑がかかる」
という間違った解釈のもと出勤しているのであれば、これからは積極的に休みを取るべきである。本当に迷惑なのは、
※咳・発熱があるまま、同じスタッフや患者へ罹患させるという“爆弾”を背負ったまま業務をし続けることである。
まず、そのような状況になる前に日頃の自己管理をしっかりすることは医療従事者としての義務。これがしっかりできていない者は論外である。自己管理はいい加減、そのうえ仕事はふらふらになっても働く。これは、医療従事者としては無責任極まりなく、自分の都合を看護の美学に置き換えて、合理化しているにすぎない。
もちろん、程度やTPOに合わせた判断が必要であるが、明らかにそうである場合は、休暇を取るべきである。
もう一度いう
※間違った看護美学は、間接的には患者を死に至らしめることもある
“直接的”との違いは、死亡の原因が曖昧になることと、それに絡んで人を殺してしまったという自覚が湧かないという部分であり、ある意味たちが悪い。
言うまでもないが、直接であれ間接であれ人が死ぬことには変わりない。死なないとしても、罹患が原因で不必要な苦痛を与えることになる。罹患しなかったとしても、そのリスクに晒したという看護者の倫理観は問わねばならない。
看護者は、今回のケースに限らず日常から考えても直接的な看護には誠心誠意尽くすことがあっても、間接的な行動に関しては相当無関心である。
この発想で論じていくと、環境問題や政治問題なども無視できなくなってくるのだが、イシュー及び議論の収集がつかなくなるので少なくとも病院内の行動だけは幅広い視点で見てほしいものである。
最後に、
※マスクをしているから
と思ったあなたは、もう一度微生物学を学んだ上でその発想を退けるべきである。
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振込先:三菱東京UFJ銀行 岸和田支店(店番780)
普通口座 3624711
口座名義 特定非営利活動法人 泉州精神看護研究会
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※NPO法人 泉州精神看護研究会の会員を募集中です。ご興味のある方は、まずはmail@seishinkango.jpまでメールをお送りください。入会にあたり、特に地域を限定するものはありませんので、遠方の方でも遠慮なくご連絡ください。
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※拙著「精神科看護師、謀反」をご入用の方は、mail@seishinkango.jpまでメールをお送りください。送料は、当方負担で無料送付(本代別途)させていただきます。
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やる気があるなら、早く病気を治してから出勤するべきだと思います^^
仕事を休むときに大事な事は、申し訳ないという謙虚な“心”を持つこと。
ここでは、TPOにあわせて判断する事が重要なのですが、インフルエンザなどの場合は迷わず休暇を取るべきですね。嘔吐・下痢症などでもそうだと思います。その様な判断は、看護師として知識を持っておきたいものです。
自己管理にも限界がありますが、最大限自己管理にいそしむその努力が看護者として職業人として大事なんでしょうね。
ありますあります^^
内服・点滴をしながら仕事をしたら英雄扱いされる状況といいますかなんと言いますか・・・
色々な状況や理由もあるのでしょうが、往生際が悪くなかなか早退しないケースも見た事がありますねぇ。
最悪なケースは、インフルエンザを持ち込んで老人を大量に苦しめたケースです。ウィルスは見えませんから、その人間が感染経路だと限定したくはありませんが、感染スピードからすればほぼ明らかでした。インフルエンザによる死亡起こるといったとんでもない事態でした。あのような経験は二度としたくないです。
そういう責任感がないのも問題ですが、管理者がそれを見過ごしたのも大きな問題でしょう。
いやいや、本当にそういう間違った日本の精神論・美学は、結局サービスを提供される側に迷惑がかかるんですよね。
状況によっては這ってでも出てこなくてはならない事もあるのでしょうが、感染させる可能性がある状況においては皆無に等しいんじゃないでしょうか。
ほんとうに、death_scytheさんのおっしゃる通りですよ。
直ちに【やる気がない】と評価されてしまうのは
間違った負の連鎖なんでしょうか
自己管理は大切だとは思います。
「はぁ?患者さんにうつらなければいいでですけど。」
「・・・」
責任感の発動は、初期症状の時点で
「予防・悪化防止」という形でお願いします。
ですね。
「迷惑も掛けずに俺様頑張ってる」とか
思ってるヤツ。
いるんですわ、どこにでも。
今の職場は事務方なのでまだ良いですけど、
調理場に立っていた頃なんてとても迷惑。
同じ職場の仲間にも失礼だけど、菌をお客様に
まで撒き散らすおつもりか?、と何度クビを
捻ったことか・・・
迷惑掛けると思うなら、しっかり治してから
出勤しなさい!
それと同時にお馬鹿な上司達にも苦言を
述べさせて頂きたい。
這ってでも出てこいとは何事か?
そんな精神論的尺度しか持ち合わせていない
上司なら辞めてしまって頂きたい。
と、久々きついことを書いてしまって反省。
(してません)