いつの間にか生えていたイチョウの植わっている鉢から、昨年の5月頃、何かの芽が出てきていた。出始めた本葉の様子から一番最初はモミジかなと思った。しかし、本葉が大きくなってくると全然違っていた。昨年6月下旬の様子が以下の写真。
何か見覚えの感じの葉で何だろうと思っていたが、夏ごろ花壇等でよく咲いているキバナコスモスの葉(最後に写真あり)にそっくりだったので、それだと思って納得した。種が飛んで道端に勝手に咲いているのも見かけるので。
しかし成長はゆっくりで秋になっても20cmに満たないぐらいの高さで、花も咲かなかった。そして寒くなってくると落葉して、細い茎(幹)だけは枯れず残っていた。その段階で草ではなく樹かなと思った。冬の間に幹は三分の一ぐらい切り詰めた。
春になって、切り詰めたすぐ下の所から新芽が出て、昨年よりは大きく育ってきた。先月、庭に勝手に生えてきたら困る樹について調べていて、それでセンダン(栴檀)だと気付いた。高木になる樹だった。
センダンだと分かって改めて調べてみると、その実には見覚えがあった。冬に散歩していた時、江戸川放水路の河川敷に勝手に生えていた樹に1cmくらいの白い実がなっていて、それを1つ持ち帰っていた。
しばらく玄関に置いてあって、いつどこに埋めたかは記憶になかった。何の樹の実か分かってなかったので、いつにも増して適当だったが、どうやらイチョウの鉢に埋めていたらしい。今回は勝手に生えてきた樹ではなかった。
なお、確認したセンダンの幼木の葉や実の様子、キバナコスモスの葉の写真は以下の通りである。