コア貯蓄の必要性
生活防衛のためのコア貯蓄については、以下のブログで少し書いた。
抜粋すると以下の部分だ。
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株式やFX等につぎ込んだ余裕資金以外に、生活防衛のためのコア貯蓄として元本保証の定期預金等に何百万かはずっと残していた。(中略)
家族の生活を守りつつ、安心して資産運用するため、額はともかくリスク資産以外のコア貯蓄は必須と考えた方がいい。
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家族の生活を守りつつ、安心して資産運用するため、額はともかくリスク資産以外のコア貯蓄は必須と考えた方がいい。
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基本は定期預金
現在、日常の決済や口座引落しに使うメガバンクには、自動融資サービスの利用も想定して100万円ほど定期預金を入れてあるだけだ。何かの時に必要となる程度の金額は、平日なら即日引き出して使える。
次に、中期でもう少しまとまとたお金が必要になった時、例えば病気での長期入院や失業(今の私には関係ないが)等に備えるための貯蓄である。どのくらい必要かは、各自の世帯の日常の生活費による。できれば1年分くらいの生活費は確保しておいた方が安心だ。
私は、利率のよいネット銀行の定期預金に何百万円か入れてある。ソニー銀行だと、ボーナスシーズンは特別金利で高いので、その時期の自動更新にしてある。最近だと年利0.15%に過ぎないが、メガバンクに比べるとはるかに高い。
昔は公社債投信
分配金が0円になり、新規受付も停止されているが公社債投信というのがあった。昔は定期金利も高かったが、公社債投信はそれよりやや有利なレベルの分配率(バブル前で数%)だった。長期の国債や社債を投資対象とし、毎月募集の形だったが、期間は無期限で元本の1%分の手数料を払えばいつでも解約できた。定期預金よりも有利で使いやすかったので、今ネット銀行に入れてある分は、ずっとこれに入れて放置してあった。
しかし、金利の低下に合わせて分配率は低下の一途をたどり、解約した最後の方は0.1%も切っていた。新規購入時の解約手数料は分配金の低下に伴って下げられていったが、昔購入した分は解約時の1%分に加え、当時はなかった消費税分まで引かれるようになっていた。分配金の10年分以上にもなる1.08%の解約手数料を払うのがいやだったが放置しておく訳にもいかず、2年ちょっと前にようやく全部解約した。
国債の金利低下で運用が成り立たず、だいぶ前に繰上償還されてしまった中国ファンドというのもよかった。読み方は「ちゅうこく」で、中期国債を運用対象として、定期預金並みの分配率で30日たてばいつでも解約できた。コア貯蓄としても使えたし、一旦それに貯めて、まとまった額にしてから3か月おきの公社債投信にしていった。
公社債投信とともに歴史的役割を終えた投資信託だ。