ずっと室内飼いだから外で感染するようなことはないので、生まれてすぐの頃に感染してお腹の中に持っていたようだが、2~3年に一度、下痢になってジアルジア症だと診断された。下痢症状が治まり、便の中の原虫が見られなくなってからもしばらく薬を飲ませるので、毎回、3週間ほどは薬を飲んでいた。それでも、結局、駆除しきれないようだ。他の猫にも予防のために薬を飲ませたり、便を調べたりするので医療費は毎回3倍になった。
便からは原虫の他、耐久性の高いシストという形態で排出されるので、トイレを熱湯消毒する必要がある。毎回これをするのはかなりの手間だった。大きい鍋でお湯を沸かし、洗剤で洗って塩素消毒もしたトイレを発泡スチロールの容器(冷凍食品用の物でトイレが入るサイズ)に入れてしばらく漬けておく。浴室でやっていた。
トリコモナス症
昨年、ジアルジア症が治まってしばらくしてから、また下痢になった。ジアルジアが再発したのかと思ったら、今度はトリコモナス症だと診断された。便の中の原虫の形まではっきり確認している訳ではないようだが、原虫の動きがジアルジア原虫よりも活発なのでそう判定された。どこで感染したのか不明(動物病院?)だが、初めての診断だった。結局、また1ヵ月ほど薬を飲ませた。薬はジアルジアと一緒のものだったと思う。
昨年、ジアルジア症が治まってしばらくしてから、また下痢になった。ジアルジアが再発したのかと思ったら、今度はトリコモナス症だと診断された。便の中の原虫の形まではっきり確認している訳ではないようだが、原虫の動きがジアルジア原虫よりも活発なのでそう判定された。どこで感染したのか不明(動物病院?)だが、初めての診断だった。結局、また1ヵ月ほど薬を飲ませた。薬はジアルジアと一緒のものだったと思う。
かなりひどめの下痢で1日に何回もするし、檻の中のトイレも間に合わなかったり、檻の中から外に飛ばされたりして、掃除やトイレの熱湯消毒も含めて世話が大変だった。既に退職してずっと家に居たから、なんとかなったが。もちろん、妻も色々世話をしていたし、動物病院に連れて行くのも妻がやっていた。
檻に入れている時間が長くなったし、猫の方もおとなしく寝ている時間が少し増えた。それほど弱ったそぶりは見せなかったが、この頃には体重は少し落ちてきていた。
膀胱炎
トリコモナス症が治まった頃、血尿が出た。尿がピンク色で驚いた。血液検査したりして数値がかなり悪いと言われた。その数値の割にはぐったりしていないので、前からあって慢性的だろうとの診断だった。ジアルジア症からトリコモナス症と続いて薬の飲み過ぎではないかとも思った。下痢のため檻に入れておく時間が長くなったり、薬をたくさん飲ませたり、動物病院に何回も連れて行くのもストレスになっていたかもしれない。
それはともかく、細菌の種類によって効く薬が違うということで、2週間ずつ違う薬を試したがあまり効かなかった。尿が色づくのは割とすぐに収まったが、調べるとまだ血液が検出されるとのことだった。尿を採取して外部に検査機関に出し、培養して細菌の種類を調べるとかもやったが、うまくいかなかったとかで分からずじまいだった。エサも時々戻したりしていた。
檻に入れている時間が長くなったし、猫の方もおとなしく寝ている時間が少し増えた。それほど弱ったそぶりは見せなかったが、この頃には体重は少し落ちてきていた。
膀胱炎
トリコモナス症が治まった頃、血尿が出た。尿がピンク色で驚いた。血液検査したりして数値がかなり悪いと言われた。その数値の割にはぐったりしていないので、前からあって慢性的だろうとの診断だった。ジアルジア症からトリコモナス症と続いて薬の飲み過ぎではないかとも思った。下痢のため檻に入れておく時間が長くなったり、薬をたくさん飲ませたり、動物病院に何回も連れて行くのもストレスになっていたかもしれない。
それはともかく、細菌の種類によって効く薬が違うということで、2週間ずつ違う薬を試したがあまり効かなかった。尿が色づくのは割とすぐに収まったが、調べるとまだ血液が検出されるとのことだった。尿を採取して外部に検査機関に出し、培養して細菌の種類を調べるとかもやったが、うまくいかなかったとかで分からずじまいだった。エサも時々戻したりしていた。
膵炎(すい炎)
そうこうするうちに今度は膵炎が疑われるということで、また違う薬になった。もうどうなっているのか訳がわからない感じだった。吐き気止めも含め、一時期は3種類もの薬を飲ませていた。当時、検査や点滴や薬やらで高い時は月に10万円かかったこともあった。
戻すのはアレルギーかもしれないということで、キャットフードはヒルズ 猫用 z/dや医師の紹介がないと買えないサニメドというのをあげてみたりしたが、あまり効果はなかったし、しばらくしたら全然食べなくなった。また、腎臓サポート系のもの(後述)を動物病院で買って与えたりしていた。食べ飽きるのか全然食べなくなったりするので、何回も種類を変えたりした。腎臓サポート系ではなかったが、はごろもの無一物のかつおやまぐろ(中身はシーチキンとほぼ一緒)はよく食べたので、食べるのを優先して時々あげたりしていた。
この頃でもそれほど弱った感じにはならなかったが、エサを戻したり、食欲も落ち気味だった。そのせいで体重は1割以上落ちて見た目にも痩せてきて、かわいそうだった。動物病院に行くのがかなりストレスのようなので、獣医とも相談して連れて行く回数はできるだけ減らした。
慢性腎臓病(腎不全)
二泊三日で入院させて点滴をしたこともあったが、やがて色んな症状が落ち着いた。薬がある程度効いたのか、エサが体に合ったのか、病院に行く回数を減らしたのがよかったのか、決め手はよく分からない。
最終的に朝晩1種類の薬(ラプロス錠)を飲ませるだけで済むようになった。ただ、慢性的なので飲み続けるしかないとのことだ。今は薬代だけで月1万円かかっている。ラプロス錠は以下のような小さめの錠剤で、口を開けさせて指先で喉の奥に置くとうまく飲み込んでくれる。私は飲ませるのがうまくなったし、猫も飲むのに慣れたようだ。
朝一番で薬を飲ませた後、エサを少しだけあげるが、それでも少し時間が経ってから戻すことがある。薬を吐き出したかはチェックするが、溶けていて分からない場合も多い。戻すのはほぼ朝だけだが、以前からも時々戻していたので、薬の影響かは分からない。せいぜい週に一、二度程度だし、その後は平気なので問題なさそうだ。ウェットであげた方が戻さないので、そうすることも多い。
たまに検査に連れて行くが、その際は薬代と合わせて2万円ほどかかる。
今では体重も元に戻って肉付きがよくなったし、いつも通りの感じで元気にしている。トイレの消毒とかに追われることもなくなった。医療費は継続的にかかるが、飼うための必要経費だ。とにかく元気なのが一番だ。
キャットフードは、今はロイヤルカナンの腎臓サポートをあげている。基本はそれのセレクションというタイプのドライだが、ウェットを併用している(下の写真)。ウェットの方がおいしいらしく好んで食べるし、水分補給もさせやすい。ほかの種類をあげていたこともあったが、しばらくしたら全く食べなくなった。とりあえず、今のところこれだけは何とか食べ続けてくれている。たまに他のを欲しそうにするので、はごろもの無一物も時々あげている。
ペット保険も選択肢としてはあり
これだけ医療費がかかるとペット保険に入っていればよかったかなという気もする。ただ、3匹いれば保険料は3倍で、調子が悪いのが1匹だと出ていくお金は平均的には変わらない気もする。ペット保険でも自己負担はあるし、猫の年齢とともに毎年保険料は上がるし、長期的・平均的には加入者が損をして、その分が保険会社の経費や利益になるのは人間の保険の場合と一緒だ。
いざという時に払える余裕があるならば、あえて保険に入る必要はないと思う。逆に、急に医療費が膨らんだら払えないというなら入っておくべきだ。
また、去勢、定期検診、予防接種、フィラリアの予防薬(春~秋、レボリューションという皮膚から吸収させる薬を毎月)は、病気治療ではないのでどこの会社でも対象外になっているはずだ。ペット保険の基本的な解説については、例えば以下の辺りが分かりやすい。後は、どこかの会社の商品説明を読んでみるといい。
犬や猫のペットはぜいたく品
我が家の場合、猫を飼い始めてまだ10年も経っていない。その頃には、子供に手がかからなくなっていたし、生活(家計)にも余裕があった。そもそもペットは、まず買う時に高いし、医療費や予防・去勢費用もかかるし、ちゃんとしたキャットフードも高い。ペットは可愛いし、日常生活の癒しになるが、一種のぜいたく品なのだと思う。
若い人でも飼う人が増えている。しかし、買う時に何とか払えそうという程度の金回りで安易に飼い始めるべきではない。例えば、以下の記事の例とかはよくありそうだ。ローンでしか買えない時点で基本アウトだ。ちなみに、我が家で買った時は、別な理由だがクレジットカードすら使わず現金払いだった。
ペットのせいで日常生活が金銭的に苦しくなったり、将来(老後)に向けた準備が滞ったりするのは、お金の使い方としては好ましくないだろう。価値観が違う人も当然いるとは思うが、ペットを飼うことを優先したなら、自分がそういう選択したのだということを自覚しておくべきだ。