プチ早期退職者の資産運用+αブログ

自分の全資産における外国資産関連・貴金属の割合の推移

 自分の資産が増えてくるに連れ、日本経済の低迷が長く続いた場合には円建て(日本関連)資産だけでは資産価値が目減りしていく可能性が高いので、ある程度外貨建て(外国関連)資産を増やしておきたいという思いが強くなっていった。2000年頃の話であるが、それまでにも少しはやっていた。

 円安や日本への保険としての外国株や外貨預金等のブログ記事で書いてきたように、直接外貨に投資する外貨預金外貨買い主体のFX国際分散投資の投資信託金・プラチナ・銀の積立などをやってきた。きちっとアセットアロケーションを決めてやってきた訳ではないが、不動産も含めた全資産評価額の3分の1(33.3%)は外国資産関連・貴金属にしておきたいと考えた。

 毎年末に自分の資産状況を時価評価で集計して管理しているが、2001年末分からは外国資産関連・貴金属に該当するものの投資額(評価額)や全資産(住宅ローンを差し引いた純資産)に対する割合も集計し始めた。今年はまだ年末ではないのできっちり集計してはいないが、先週末ざっと集計し、2001年末以降の推移をグラフ化してみた(左軸の投資額の数字は生々しいのでカット)。


 (注)目盛線は投資額に対するものなので割合に対してはずれており、0%、20%、40%だけが一致している。

 割合は2007年末に35%に達して目標を超えたが、このころ積極的に資金を回していたのはスワップ狙い中心のFXだった。しかし、リーマンショックでFXで巨額損失を出すことになってしまい、2008年末には評価額は6割近く激減し、割合も20%ほどに落ち込んだ。評価額に比べて割合の低下が小さいのは、日本株等も暴落していたからである。

 その後、追加で資金投入もしたので評価額は徐々に戻してピーク時に近い水準になっているが、割合としては横ばいから微減で最近は20%を切っている日本株主体のメイン口座の運用が概ね順調なので、その影響で割合は漸減していく感じだ。

 2020年以降は積み立ててきた貴金属を時々売却したり、2021年以降は外貨預金を円転したりを続けてきたが、貴金属高、円安のおかげで評価額はほとんど減っていない。円に戻した資金は、一部は生活費に消えたが、多くはサブ口座での日本株の株式投資に回しているので、実際にはリバランスしているようなものだ。

 結局、目標とした割合の3分の1には二度と届きそうもないが、資産そのものが増えたし、既にシニアになってしまったので、今程度の割合でも十分かなと思っている。



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