毎週土曜日に行っている個人的なトレンド確認用の分析の11月28日分。11月2日から11月27日の動きをまとめている。
分析結果と各ペア動きのまとめ
まずは、毎週のトレンド分析のサマリ部分だけを以下に載せておく。見方の説明は2月3日のブログ記事を参照のこと。
分析結果と各ペア動きのまとめ
まずは、毎週のトレンド分析のサマリ部分だけを以下に載せておく。見方の説明は2月3日のブログ記事を参照のこと。
全般的には大きな動きはなかったと言えるが、米大統領の結果とコロナのワクチンのニュースが比較的大きな影響を与えた。
ドル円は、米大統領選でのバイデン氏優勢がドル安方向に作用して11月6日に一時103.1円台まで下げたが、続かなかった。同日の米雇用統計も良かったが影響は一時的だった。ところが、週末にファイザーのコロナワクチンの有効性のニュースがあり、週明けの11月9日には105.6円台まで一気に戻した。その後、11月11日にはわずかに高値更新したものの105.7円には届かず反落し、11月18日には103.6円台まで下げた。11月24日には次期財務長官にイエレン氏起用のニュースで104.7円台まで戻したが 、11月27日には一時104円割れまで下げた。やはり基調としては弱い感じだ。
ユーロドルは、コロナによるロックダウンの再拡大やコロナワクチンのニュースの影響はあったものの、ユーロ圏固有の状況よりもドルの強弱を反映した動きの方が強い感じだった。11月4日には1.16$割れ直前まで下げたが、米大統領選の結果やコロナワクチンのニュースで11月9日には1.192$の手前まで上げた。その後11月11日には1.174$まで下げたが、上昇基調に転じて11月27日には1.196$まで上げてきた。来週中にも9月1日の高値、1.2$台にチャレンジしそうだ。
ユーロ円は、ドル円、ユーロドルの値動きを受けて、11月9日に125.1円台まで一気に上げたが、11月19日には122.8円台まで下げた。その後は上げ基調で、124.5円台まで戻している。
各国の動きとニュース
米国の次期大統領が誰に決まるかに絡んでドル円の動きの予想は色々あったが、まだ正式には決定していないものの、結局はあまり大きな影響なかった。それよりも新財務長官が誰になるかの方に関心が強かった。11月24日のイエレン氏起用のニュースで上げたのも、ブレイナード氏起用なら円高という見方が優勢だったからだろう。ただ、イエレン氏は財政出動に寛容らしいので、長期的には円高方向に働いてもおかしくないと思う。
ドル円に関しては、基調としては弱い感じだと上で書いたが、105円のサポートが割れたから2021年末までのドルのレンジ100円~110円という見方がある。下値が100円というなら、大して円高にはならなさそうとも言える。
FRBの資金供給策が縮小というのでドル高につながるニュースかとも思ったが、FRBの中小企業向け融資は使い勝手が悪くてあまり利用されていないから、資金を戻して人気のある財務省の中小企業支援策の方に回すという話のようだ。そのため、このニュースはドル円にはほとんど影響しなかった。
関係ない人も多いだろうが、個人的には破綻したスワップ狙いのトルコ円買で捕まっていて、トルコ関連のニュースも気にしている。
トルコの中銀総裁更迭、エルドアン氏の娘婿の財務相辞任というニュースでさらなる下げにつながるかと思ったら、大統領は新しい中銀総裁の利上げには好意的ということで実際に大幅利上げされ、トルコリラも割と反発している。
トルコリラが反発していると言っても、長期の下げの後の小反発程度に過ぎないが、海外勢は強気らしい。
私の今年のFXの損益はほぼゼロの辺りになりそうだ。ドルやユーロ絡みでは若干利益を出しているが、トルコリラ円の買ポジションを解消する度に積み上げた利益が吹き飛ぶからだ。40円以上の買ポジションはさすがにもう処分済みだが、39円以下の買ポジションが多く残っていて、1枚解消するだけで20万円とか損失が出てしまう。まさに損小利大の逆だ。
それにしても私が多くのポジションを保有しているセントラル短資FXのトルコリラ円の買スワップの低さは異常だ。今ではマイナスになることはなくなったが、最近はずっと1万通貨1日当たり1円に過ぎない。これが、取引所FXのくりっく365だと28円、大手の外為ドットコムだと20円だ(11月27日時点)。異常で納得できかねる差だが、相対取引で如何ともし難く、ポジション解消に努めているところだ。
まとめて処分して確定申告し、来年以降に損失を繰り延べる手もあるが、来年以降に利益を上げて損失を埋めていける自信もないので、今年はゼロよりわずかにプラスで終えることを目指している。我ながら情けないFXである。