知る人ぞ知る。毎年春になると菜の花咲く房総を汽車が走るポスターなど駅なので見かける事があると思います。一つには寒い時の観光の一つのようですが、鉄道好きの弟について前回房総を走る時に初めて連れて行ってもらい一日の予定通りの撮影を終え最後の最後のおまけで小さな踏切を見つけ撮った一枚です。
朝、早くから一台の汽車を追いかけた。兄弟3人幼い時に母に連れられ毎年夏になると、千葉の駅から乗った八日市場廻り銚子行きのD51であった。
D51 498のボイラー空焚きによる故障で運転が危ぶまれた、2月13日~15日千葉みなと-木更津間で運転される「SL春さきどり号」ですが、「SLばんえつ物語号」の牽引機C57 180が充当されることになりました。
しかし、撮影に行ったのはこの試運転をする11日です。弟に言わせると本運転の時は車両に乗っている乗客が窓から顔を出し、手を振ったりするにで、絵にならず、かえって試運転の時が良いとの事です。
前回もそうですが、二人の弟と3人で汽車を追いかけます。
朝6時に弟の家へ行きます。そして、東京から朝一番で出かけた弟を迎え、まず穴川インターより京葉道路、立山自動車道、袖ヶ浦ICで降りて現地で撮影場所を決め陣取りの為三脚と脚立を立て、木更津の駅に入場し、連結作業中のSLを撮影(ホームのあっち、こっちから撮影。)↓
向いのホームで見つけた女性、今日だけいるのかな~?
そして、先ほど陣取りをした場所とは違う所で良いロケーションを探し、撮影。本番まで2時間から時間があるので昼食を取る。
やっと、初めてのまともな食事である。温かい”ほうとううどん”、体が芯から温まる。勿論、今日のお勘定は私お姉さん持ち、年に一回位だからここぞとお姉さん風を吹かしておく。そして、本命の場所へ、もう土手には100人近い人が集まっている。すごい、すごい。女の人はいるのだろうが、数人しか目に入らなかった。
まだ1時間以上時間があるが、次から次へと人が集まる。
さぁ~て、いよいよ撮影だ~。弟いわく、SLの長さから電柱のどの位置でシャッターを切るか、連写である。5分前だろうか、木更津駅を出発したSLがボーッと警笛を吹く音が耳に入ってくる。いよいよこの目の前をSLが通り過ぎるんだ~。
あっと言う間の何秒なのだ。ドキドキ。
朝からこの一瞬の数秒にかけている。
きた~~~っ!!!ご~~~と言う音と共にあっと言う間にSLは通り過ぎた。
200人くらいの人がいっせいに三脚などを片付ける。
30分位すると、誰もいない枯れ田になった。
歩いている人達は、木更津の駅から歩いて来ているので、帰るところです。
本当に寒い中、今日の一日の共有した人達である事を後ろ姿が語っていた。
数日後、弟から写真が送られてきました。
昨日と今日の写真です、とありました。↓
いや~、と言う事は14日、15日と行ったと言う事!!(これが、イワユル鉄っちゃんと言うヤツです。)私は鉄コではありません、念のため。
当日の木更津の駅、本番は”SL春さきどり”と書いた大きなプレートを付けています。それにしても、この人の多い事。私は試運転の日で満足でした。