HPを開いて8ヶ月半が過ぎました。
PCを持つことができたおかげでたくさんの出会いがあり、人が好きな私はとても充実した日々を重ねています。
大分の新しい家でも、PCが楽しめたらいいなあと考え、NTTに調査を依頼しました。
ADSLは距離が届かないという事が分かり、ISDN回線と決まりました。
8月末からの毎日は夢のように快適なものでした。
朝5時に目が覚めて、HPのチェックをし日記をまとめてからお気にいりのHP巡りをする・・・
その間に面白い数字の並びがあったり、興味深い内容の記事に出会うと、つい立ち止まって時の経つのも忘れ楽しむのでした。
そんな私の様子を、母はじっと観察していました。
母はもの静かな人ですが、初めて見るものには興味を示す質です。
朝早くから夜遅くまで、あまりに熱心な私の様子を見て、
「よくお仕事がんばるんやねえ~!」と、声をかけてくれます。
母は自分の目で確かめられる範囲のことは、まだ的確に判断して行動できています。
奇行はまったくありません。
認知症ですから見えないものはすぐに忘れてしまうだけです。
夜2・3回トイレに起きていますが、帰ってくると必ず私にタオルケットをかけてくれます。
暑いから足元においているのに同じことを繰り返すのです。
寝冷えをさせてはいけないと、きっちりと母親役をこなしてくれています。
眠っている振りをして、心の中で「ありがとう~親なればこそ!!」と手を合わせている私です。
お仕事をがんばっているなんていわれたら申し訳ないので、
「もっちゃんというページで遊んでいるのよ。」と返しました。
「ここにはね、妹たちも遊びに来るのよ!」
「ああ、そうね~!ナオちゃんもヨウコさんもきているんね~」と側に寄ってきました。
妹たちが見えると思ったんだと思います。
じっと側に座って覗き込みます。
あまりに静かにじっと見ているので気の毒になって、
「お母さんも見てみる?」と言ってみました。
これが、母のパソコンとの出会いでした。
朝5時に起きてチェックしていると、トイレに行き服を着替えて洗面を済ませ、すぐに横にきます。
私は朝食の支度の間と思って、「今だから言える」を開いて、
「ここを読んでいてね!」といって席をたちます。
黙読しているとどこまで読み進んだか分からないので音読を勧めました。
読み終わると画面の移行をするためにクリックを教えてあげて母は第1章を読み終えました。
「あんたは、お父さんにダッコされたことがなかったのかねえ~?」
ひとしきり、感想と質問がつづきます。
それから、第2章へ・・・
山積する荷物の片づけも母の熱心さでしばし中止の何日間が・・・
新しい機器を操作してみようと思い立ったのは、お父さんの形見としていただいたワープロでした。
12年前のことです。
私は保守的な性格で、「おまえは食わず嫌いだから・・・」とよく家族に言われます。
新しいものをすぐには容認できないところがあります。
これは母にも、お父さんにも似ていませんねえ~
仕事柄ワープロを使えたらどんなにいいか!と分かっているのに、「もう50だし新しいものは使いこなせないよ!」と自分で自分をあきらめていた私。
お父さんは当時82歳。
まさか、新しいワープロ書院を買って独学を始めていようとは~!
「何でも見てやろう!」という姿勢が人生を豊かにするのだと両親に教えられた思いでした
人生、死ぬまで勉強やで~~
無言の教えをしっかりと学ばせていただきましたよ~
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もっちゃんです
tuyosi
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