聞いてくださいね~
私の別荘も外観が整ってきました。
屋根はモスグリーン。
サッシ枠はアイボリーでガラスが入っていました。
毎日、朝8時から夕方5時まで6人の大工さんがトントン、カチカチ、ゴシゴシと内装の作業を続けてくれているところでした。
お風呂場は、ピンク色のユニットバスが収まっていました。
浴室暖房乾燥機付きで、外気と内気温の差を感じないようになっているのだそうです。
手すり付きでバリアフリーというのはこんな浴室をいうのかと永年の私の夢の実現に驚いて見入っていました。
親孝行が間に合いそうねと、しばし大工さんが帰った後にこっそりと入り込んで辺りを見回し感慨に浸っていました。
壁は断熱のためのグラスウールを張り巡らし、クローゼット、納戸、押し入れなどを作っているところでした。
電気工事の配線は完了です。
ちょうど私が帰ったときに、リモコンのスイッチを取り付けている工程だったのでどれくらいの高さにしたら良いかを聞いてくれました。
「図面どおりでいいですか?」
「いえ、母も私たち姉妹もみんな背が低いし、車椅子に座っていても届くようにお願いします。」と頼むことが出来ました。
低すぎて届かないということはありません。
かがめばいいわけですから・・・
すべてそんな発想で、住人に使い勝手の良いようにと頼みました。
すべて請け負いなのでお任せなのですが、気づいた点はそれぞれの専門的立場でアドバイスや変更も伝えてほしいと申し入れしました。
すると2件、気づいたことを教えてくれました。
流し台の向こうにコンセントが付くような図面なので、変更したほうがいいということ。
リビング十四畳に対して換気扇が小さすぎて用を足さないので、大きいのと交換した方が良いということ。
今ならまだ内装の初期なので間に合います。
ホッとしました。
6月の里帰りは特に何の予定もなく、工事の進展を見守り続けられます。
「大工さん」とどの人にも総称で呼んでいたのですが、
「奈良ナンバーの車を持って帰ったのですか?海ですか?陸ですか?」と娘さんが神戸に嫁いでいるので、フェリーの運賃やサービスポイントに詳しい大工さんが話し掛けてくれました。
「私は森田といいます。お宅は?」と訊ねました。
吉良さんだとわかりました。
残る5人も教えてもらえました。
名前が一人一人わかってきたら、親しみも湧いてきます。
花の好きな工藤さんは「草引きがうまく出くるんじゃなあ~」と誉めてくれました。
見かけによらずと思ったようです。
奈良で700鉢も育てている園芸のプロという話をすると、とてもびっくりされていました。
「アジサイ30鉢、薔薇30鉢、サボテン30鉢、皐月30鉢、ムクゲ、サルスベリ・・すぐに700位になるんですよ。
アジサイの挿し芽を今して置くから、来年苗を取りに来てね。」と工藤さんを花仲間に入れてしまいました。
私より3歳年上で、小学校・中学校と同じだったし、
「良く知っている。覚えている。
良く出来るし、可愛かった~」といわれ照れてしまいました。
お父さん、第2幕にふさわしい素晴らしい環境と人脈がだんだんと整ってきはじめたんですよ~
