聞いてくださいね~
バリアフリーの家も見事に予定通りに完成しました~
設計は大阪のゼネコンの専門家にお任せしたので、至れり尽くせりの細やかな心配りが感じられ、これがバリアフリーなのかと来客すべてが驚いていました。
県の建築事務所から査察に見えて、満点のバリアフリーの家だから広報に載せたいという申し入れがあったほどです。
皆が真心を寄せて下さり、見事な別荘が堂々と完成しました。
母も大喜びしています。
トイレや洗面所の水の出し方から、お風呂の入り方など一人でやってみようという意慾が感じられます。
まず電気のスイッチの場所や、ドアの開け方なども新しく覚えないといけません。
玄関横の右側の11畳が母の部屋です。
寝起きが楽なようにベッドにしました。
家の中はフロアが主なのでリハビリ用の押し車を用意して、疲れたら簡単な椅子もついているし、あちこちと探検して歩く運動ができるようになっています。
遮光カーテンなので寝心地がいいのですが、真っ白な壁にきれいな照明器具の中での目覚めは、母には見覚えがないので、
「さあ、ボチボチ帰りましょう。」と言い出した時には驚きました。
旧い家具は出来るだけ使わないようにと考えていましたが、部屋の周囲には黒い整理箪笥や机や整理戸棚をおいて、中には母が手芸でこしらえた数かずの折り紙作品を並べました。
お父さんの愛用していた整理小物入れも母の大事な宝物です。
白い壁と、黒い家具は変な感じかな?と心配したけど、なかなかアンティックで素敵な部屋になっています。
アンティックといえば、お父さん!
二階建ての130年前の納屋も8月末までには解体整理してもらって駐車場にするのですが、片づけをしていてお宝を発見しました~
まず岡城の中川公の紋の入った鬼瓦と、庇瓦2枚はきれいに洗って床に飾って家宝にしましたよ~
お城の紋の入った瓦があるというのは祖母の里が武家の出だったとか聞いたことがありました。
品の良い顔立ちの祖母でしたから、まんざら嘘ではなさそうです~
二つ目のお宝は、藍色の風景画の大きなお皿が2枚出てきました。
かなりの年代物です。
銘もありました。
これも家宝ですね。
最後は、旧い古い箱に入った柱時計です。
小さい時に見慣れていたそのままの形で階段の下の棚から出てきました。
従兄弟が骨董品収集の趣味を持ち、鉄瓶や火鉢やランプなど持ち出したのは承知していたので、もう値打ちのものはないと思っていたけど、何よりもうれしい発見でした。
子供の時、脚立に上ってネジを巻くのは私の役目でした。
ネジを巻くと、ボーンボーンと時報を告げてくれます。
きれいに拭いてネジを巻いてみました。
50年前と同じ、寝ぼけたようなのんびりしたボーン、ボーンという静かな音色でした。
何よりもうれしい発見でした!!
お父さんも、この時計に見守られながら育ったのではないかと思います。
妹たちもきっと喜ぶはずです。
歴史のあるものを処分するのは簡単だけど、「愛用してきた思い出の品は守っていかねば~!」と思いました。
お父さん、いつ頃のものなのか鑑定してもらいますね、機会を見て~
3つの品は家宝として奈良に持ち帰り、息子たちにも伝えていきますので安心して下さいね~
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もっちゃんです
tuyosi
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