2024年のホラー映画、悪い意味で平均点な映画。
野球選手の夫は怪我でリハビリ中、プール付きの家を購入して家族で生活を始める。
家族は奇妙な体験をしていき、かつて子供がプールで溺死した事件の起きた家だと知る。
映画作りとしての「撮影、脚本、演技」など基本的なレベルはクリアしている。
ただキャラクターは「テンプレ的」で面白みに欠け、作品としての面白さも弱い。
映画作品として全体を見ると問題は無いが「面白さを強調した盛り上がり」に欠けているので物足りない。
「プールの秘密」をもっと早い段階に開示した方が良かったかも。つまり、そこまでが長すぎた。
野球をピックアップして描たり、息子に悩みがあったことなど、ドラマの脚本は考えられているとは思うけど、結果的にはイマイチ。
作り方によっては「もっと面白くなったかもしれないなー」と思ったという意味では、今年のアニメ映画「フライ」に近い感じだった。
見終えた後に「酷い作品」だとは思わないけど、何か物足りない。悪い意味で平均的な映画だった。