2019年のアニメ映画。
雨の日を天気に変える力をもつ少女は、代償を求められ、少年は少女を救おうとする話。
好きなんだけど、不満がかなりある映画。
多少気になるものの「序盤から中盤」にかけて良いと思う。
次作「すずめの戸締まり」で感じた「アイディアの凡庸さ」も感じられない。
問題は75分過ぎた「天から指輪が落ちてくる」辺りからの物語展開。
各キャラクターの行動、起きる事態など、不安定さが目立つ
まるでネタが尽きて無理やり話を進めているような強引さ。
それを「若者の衝動」という視点で肯定的に捉える人もいるかもしれない。
俺は否定的なスタンス。(東京の件はどうでもいい)
それと、終盤に少年「森嶋帆高」の島での話が描かれているのが疑問で「超減点」。
劇中で穂高についてろくに描かず、彼がどんな人間かも知らない。
その状態で、終盤に島での話を見せられても困惑するだけだと思うのだが?
本作は「東京の話」であり「天野 陽菜の話」であり「須賀 圭介の話」であって「森嶋帆高の話」ではない。
森嶋帆高は、ゴースト・幽霊みたいな存在でしかない。
なぜなら、彼は東京の人間ではないのだから・・・・。
主役なのに、ろくに描かれず「終盤で実は主役だよ!」ってどんだけ、ピエロ扱いされえるんだよ?
彼には同情してしまう。
好きなんだけど、不満がかなりある映画でした。
SAVE THE WORLD?
SAVE THE TOKYO CITY?
SAVE THE OSAKA CITY?