ウォーク更家の散歩(東海道・中山道など五街道踏破、首都圏散策)

国立科学博物館 (「風立ちぬ」) 2013.9.18


(写真は「風立ちぬ」のゼロ戦)

遅ればせながら、宮崎駿監督の「風立ちぬ」を見に行きました。

ゼロ戦の設計者として知られる堀越二郎と、同
時代に生きた文学者・堀辰雄の実在の2人を
モデルに、主人公の青年技師堀越二郎が、不況、
関東大震災、第二次世界大戦の時代を駆け
抜けたその青春の生きざまを描いています。

そして、主人公と結核の薄幸の少女との出会いと
別れの愛が、ストーリーの中心になっています。
これまでの宮崎駿監督作品と全く異なる作風でし
たが、本作品で引退ということなので、この映画
のストーリーは、監督が最後に言いたいことだったのでしょうね。
映画の中では、主人公が設計したゼロ戦の飛ぶ姿
が非常に美しく、印象的でした。

感動したあまり本物のゼロ戦を見たくなりました。
というわけで、上野の国立科学博物館へ足を運びました。
上野の街へ行ってみると、ダイオウイカの深海展
で大盛り上がりです。



国立科学博物館は、JR上野駅・公園口から徒歩
5分です。(入場料 600円 但し、ダイオウ
イカで話題の深海展は、10/6までで、別途
1,500円)ゼロ戦(零式艦上戦闘機)の本物は、
地球館の2階にありました。

「風立ちぬ」のヒット以来、このコーナーを訪れる
映画ファン、家族連れ、カップルが急増したらしいです。
こちらのコーナーに展示されている零戦21型は、
ニューブリテン島付近の海中から引き上げられた機体らしいです。
エンジンのカバーは取り外されていて、エンジン
をよく見る事が出来ます。

映画に出てくる零戦の空気抵抗を少なくするため
に開発された「沈頭鋲」についてのビデオ説明があります。
映画の場面と同じだ!

また、映画に出ていたのと同じゼロ戦の設計図や、
設計の概要計画書も展示されています。

そうか!!
「風立ちぬ」の映画の具体的な場面は、ここに取材
に来てヒントを得たんだ!

映画以外でも、堀越二郎作「零戦その誕生と栄光
の記録」と堀辰雄作「風立ちぬ」の2冊の本が
よく売れているらしいですよ。

更に、地球館の2階には、江戸時代の発明家・
田中久重(東芝の前身の田中製造所の創設者)
の「万年自鳴鐘(万年時計)」が展示されて
います。

たまたま、先日、テレビで、この万年時計の特集
をやっていましたが、この時計の1,000点を超え
る部品は、全て田中久重の手作りだと言っていました。驚き!

テレビ特集は、2005年に、文部科学省の「万年
時計復元・複製プロジェクト」チームによって、
分析・復元され、このプロジェクトによって
製作されたレプリカが「愛・地球博」で展示
されるまでのドキュメントでした。

またゼロ戦と同じ地球館の2階に、「はやぶさ」
の実物大の模型があり、はやぶさが持ち帰った
「イトカワ」の破片を顕微鏡で見ることが出来ます。


それから、ダイオウイカで話題の深海展は、地球
館の隣の建物で開催中です。

世界最大の無脊椎動物とされるダイオウイカは、
大きなものは全長18メートルもあり、古くから
「幻の巨大イカ」として船乗りに恐れられたそうです。

潜水調査船「しんかい6500」の実物大模型、
約380点の深海生物標本などが展示されています。


深海展のお土産コーナーでは、何と!実物大の
ダイオウイカの縫いぐるみを売っています!

買う人いるの?

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コメント一覧

更家
渋谷文化総合センター
http://blog.goo.ne.jp/tbinterface/05a955a87c55657d85d916b3cfae46a3/19
私は「はやぶさ」「帰還編」は、渋谷区文化総合センター大和田の「コスモプラネタリウム渋谷」でみましたよ。
iina
はやぶさ
http://blog.goo.ne.jp/iinna/
国立科学博物館には、ゼロ戦とともに「はやぶさ」の模型が展示されていましか。
iinaは、相模原市立博物館で模型とプラネタリウムの天空ドームに映す「「はやぶさ」帰還物語HAYABUSA -BACK TO THE EARTH」
を見ました。博物館の真ん前にJAXA相模原キャンパスがあります。
http://blog.goo.ne.jp/iinna/e/5cdbd6e3e599a12826f4d8159a978fc0

戦後60年を経ての百田尚樹著の小説でした。事実と小説の話が混沌として未来につむいでいくことになるのでしょう。
更家
「永遠の0」
http://blog.goo.ne.jp/mrsaraie
百田尚樹原作・岡田淮一主演の映画「永遠の0」は、外せない作品だと思います。

零戦のパイロットだった祖父について調べ始めた孫たちが、かっての戦友を訪ねて回る中で、祖父にまつわる謎が解けてゆく、という物語の展開が良く出来ていました。

ありきたりの昔の戦争話に終わらずに、今もなお現在とつながっているというストーリーが説得力がありました。

また、CGの零戦の戦闘シーンも、現実感があって非常に良く出来ていました。
更家
iinaさんへ
http://blog.goo.ne.jp/mrsaraie
そうですよね、私も”お酒を飲むために電車で出かける
”派です!
そうか、靖国神社にも、ゼロ戦を展示しているんですね。
今度行ったときに見てみますね。
iina
ゼロ戦
http://blog.goo.ne.jp/iinna/
国立科学博物館にも、ゼロ戦を展示していたのですね。
iinaは、靖国神社の遊就館の玄関ホールにあるのを見ました。
http://blog.goo.ne.jp/iinna/e/5925c35c77b36429b08d7c5269296338

靖国神社では、お盆に戦没者を慰めるため「みたままつり」があります。まさに、夏の風物詩でした。

龍口寺には、ずいぶん前にこの寺から見えるという富士山を撮りに出向いたのですが、空振りしたことがありました。
その時は、寒すぎてデジタル・カメラのシャッターを押せなかったですし、車を近くのファミレスに駐車したのですが、いまはなくなっていました。いまは、お酒を飲むために電車で出かけています。
東の五重塔がある側ではない、西側の仏舎利塔からご覧の景色を拝めたのでした。ちなみに、電車路傍の龍口寺駐車場を無料で止められそうでした。

更家
綺麗な日本語
そうですよね。
昔の日本語は、言葉づかいが綺麗で丁寧で、
耳触りが良いですよね。
すけつね
風立ちぬ
風立ちぬをみました。 言葉づかいがとてもきれいなので、気持ちよく感じました。
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