(写真は「猿岩」)
元職場の先輩である船橋在住”原人”さんの
「離島巡り:壱岐島」同行の2日目、観光バス
の午後のコースです。
壱岐島名物のウニ飯の昼食のあと、観光バスは、
島の最高地点・212メートルの「岳の辻」
(たけのつじ)へむかいます。
展望台の下には、上の写真の古代の”のろし”
(複製)がありました。
上の写真は、岳の辻からの眺望ですが、上部に
横に広がる3つの島は、大島、長島、原(はる)
島で、それぞれ100~200人が住んでいる有人島
だそうです。
ここからは、晴れていれば、対馬や佐賀の呼子
なども見渡せるそうです。
「岳の辻」の次に、島の最西端に位置する黒崎半島
へ向かいますが、途中で「鬼の窟(いわや)
古墳」に立ち寄ります。
「鬼の窟古墳」は、前室・中室・玄室の三室と羨道
からなり、17メートルもある大きな古墳です。
「鬼の窟古墳」から、島の最西端・黒崎半島の
「猿岩」へ向かいます。
自然の岩とは思われない程に、猿にそっくり
なのに感動します!
これまで、色々な観光地で、動物に似た「○○岩」
を見てきましたが、この「猿岩」は、飛び抜けて
そっくりです!
しかも、写真の様に、猿の頭の毛の部分には、
上手い具合に、木が生い茂っています。
この「猿岩」の隣に、上の写真の「黒崎砲台跡」
がありました。
昭和初期に、対馬海峡を通過する敵艦を砲撃する
ために造られたこの砲台は、直径15メートル、
深さ20メートルの巨大なコンクリート造りです。
当時の軍縮条約により廃棄された戦艦の砲台を
外して、ここに備え付けましたが、一度も使用
されることはありませんでした。
観光コースの最後は、黒川紀章の最後の設計作品
という「一支国(いきこく)博物館」です。
黒川紀章は、この博物館の完成を見ずに亡くなり
ました。
博物館の展望台からは、多くの遺跡が発掘された
という「原の辻(はるのつじ)遺跡」が見えます。
「魏志倭人伝」の中に出て来る日本の国の中で、
国の場所と王都が特定されているのが、唯一、
「一支国(壱岐国)」の「原の辻」だそうです。
館内には、大陸交流の架け橋となった「一支国」
からの出土品が多く展示されています。
また、原の辻遺跡のビューシアターやジオラマ・
ミュニチュア模型、長さ10メートルの実物大の
木造古代船の復元など、迫力があります。
また、発掘整理作業の様子を見学できる観察路、
など楽しめる企画もあります。
観光バスは、最後に、島の東海岸に向かいます。
東海岸には、台風18号の影響か、写真の様に、
大きな波が打ち寄せています。
ガイドさんの話だと、これだけ波が高いと
ジェットホイールは、欠航になる可能性が大
とのこと!
観光バスは、4:45に郷ノ浦港に着きました。
ジェットホイールは、欠航になっていないみたいです・・・
帰りは、2階席に乗ってみますが、2階席は
1階席よりも揺れが大きいみたいです。
台風18号の余波か、出港直後には揺れも大きく、
2階席の窓まで波しぶきが飛んできます!
しかし、九州本土に近づくにつれて、だんだんと
揺れもおさまり、無事に博多港に着きました。
福岡天神バスセンターから、ノンストップ高速
バスで2時間、熊本の実家に着きました。
福岡~熊本間は、ノンストップ高速バスが、
何と!、10分間隔で走っており、大変便利
です。(2,000円)
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