(写真の赤丸印は、博多港から高速艇で1時間の
壱岐島)
上の地図の壱岐島の先にあるのは対馬で、更に
先が朝鮮半島です。
元職場の先輩である船橋在住”原人”さんの
「離島巡り:壱岐島」同行の2日目です。
2日目は、観光バスに乗って島内を観光します。
(昼食付きで 5,640円)
島内観光バスの最初の観光地「掛木(かけぎ)
古墳」まで、国民宿舎の車で送ってもらい、
観光バスの到着時間まで古墳を見学します。
壱岐島では、280基もの古墳が確認されており、
古墳の石室にあった装飾品には、中国大陸や朝鮮
半島の物も、多く含まれているそうです。
(くり抜き式の家形石棺)
(掛木古墳の前の資料館のジオラマ)
「掛木古墳」の横には、江戸時代の民家を移設した
「風土記の丘」(100円)があります。
上の写真の「風土記の丘」は、江戸時代の民家を
移築し、当時の生活を復元したもので、左から、
作業場、母屋、隠居屋です。
(母屋)
(隠居屋)
(牛舎)
古墳と民家を見学していると、定時に島内観光
バスが到着しました。
観光バスの客は、始発の港から乗車していた4人
に、途中から我々2人が加わり、合計6人だけ
だったので、大型観光バスはガラガラでした。
気の毒になり、ガイドさんに、
”いつもは何人くらいなんですか?”
と聞いてみたら、
”今日は、久々にお客さんが多いので驚いて
います。”、とのこと。
”えぇっ~?”
大部分の観光客は、島に着いてからレンタカーを
借りるので、観光バスの客は1~2人の日もある
そうです。
何にでも答えられる優秀なガイドさんなのに、
何だか気の毒な気分になってきました・・・
バスは、「風土記の丘」から、島の北端の勝本港
に向って「国道382号」を走ります。
「国道382号」は島内を縦断していますが、実は、
何と!「国道382号」の始点は対馬、終点は
佐賀県・呼子なのです??
つまり、「国道382号」は、対馬 ~壱岐と、壱岐
~呼子の2つの”海上区間”を持つ「海上国道」
なのです?!
その証拠に、かっては、船体に「国道フェリー」
と書かれたフェリーが、対馬~壱岐、壱岐~
呼子港の間を運航していました。
これによって、対馬から壱岐、そして壱岐の島内
を縦走、更に壱岐から呼子港と、「海上国道」が
途切れずに繋いでいたのです。
なるほど、納得!
勝本港へ向かう海岸線には、高い波が打ち寄せて
いて、博多港までの帰りの便は欠航になりそうな
感じです・・・
やばいな~、壱岐島に足止めになると、熊本での
高校の同窓会出席に間に合わなくなるかも・・・
バスは勝本港に到着しました。
九州で有数の漁港である勝本港には、写真の様に、
多くの漁船が停泊していました。
勝本港では、「イルカパーク」と「朝市」を見学します。
「朝市」の次にバスが向かったのは「焼酎工場」の試飲です。
壱岐島には、何と!、7つもの蔵元があります。
壱岐の焼酎は、”麦焼酎”で、米麹と麦を、
1:2の割合で仕込み、もろみを醸成させた
のちに、蒸留して醸造されるそうです。
壱岐は、肥前国・平戸藩の領地でしたが、島内で
生産された米は全て年貢として納めなければ
ならなかったそうです。
但し、大麦は年貢の対象外だったので、食用と
なり、更に余剰があるときは焼酎の原料にした
そうです。
「焼酎工場」での試飲のあとは、ウニ加工の「うに
工場」へ向い、”ウニ飯”の昼食です。
壱岐牛と刺身もついています。
昼食のあとに、「うに工場」の土産物売り場で、
塩うにや、あおさの乾物などの海産物をたくさん
買い込みました。
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