(写真は石薬師寺)
寒風と、すぐ横を走り抜けるトラックの風圧に耐えながら、
農家と田畑の中の国道1号をかなりの距離を歩きます。
やがて右手に、石薬師宿の入口となる小道がありました。
そして、すぐに、石薬師宿の休息所があり、そのベンチ
に腰掛けて、一休みします。
向いのベンチに、ウォーキングシューズの若いお兄さん
が座っていました。
てっきり、東海道53次のウォーキング仲間だと思って
話掛けると、
ウォーキングは嫌い、とのこと・・・
えっ?嫌い?
でも、ウォーキングシューズがよく似合ってカッコイイ
ですが?
えっ? ヒッチハイク?
そうですか、ヒッチハイクが趣趣味ですか?
えっ? ヒッチハイクは好きではない?
ど、どういうこと?
ヒッチハイクが好きという訳ではなく、名古屋から大坂まで
帰るところなんだけど、電車賃がもったいないから、
ヒッチハイクをしながら帰る途中なんだとか・・・
今日は、大坂ナンバーのトラックが少ないので、苦戦して
いて、今、一休みしているところとのこと。
ふ~ん・・・
つい、自分の基準で世の中を見てしまいますが、人生いろいろ
石薬師宿は、もともとは、石薬師寺の門前町でした。
宿場町にへ、往時の面影を残す旧家が点在し、下の写真
の小沢本陣跡もその1軒です。
静かな雰囲気の町並を歩いてゆくと、国道1号をまたぐ橋
を渡るとすぐ右手に、冒頭の写真の石薬師寺がありました。
広重も描いた石薬師寺は、弘法大師が薬師如来像を彫り、
開眼供養したそうです。
旧東海道は、石薬師から古い町並みの坂を下って行きます。
すぐに、蒲川橋を渡り、一里塚を過ぎ、田んぼの中の小道
を歩いてゆくと、いったん国道1号に合流、庄野へと向かいます。
今回のウォーキングは、腰痛対策として、リュックを、
極力軽くしました。
下着の着替えは持たずに、ホテルに到着したら、先ず
下着を洗濯して、ホテルでは浴衣で過ごします。
下着は、朝までには、完全に乾いています!
その他にも、iPad2のカバーは重たいので外す、
ガイドブックも必要ページのみコピーする等、
荷物を最小限にする工夫をしました。
そのお陰で、リュックの重みの腰への負荷が減り、
手ぶらで歩くのに近い感触になりました!
国道1号とJR線をくぐって、JR加佐登駅を過ぎた
あたりで、国道1号から分岐して庄野宿に入る
旧東海道があります。
石薬師宿から庄野宿まで約3キロです。
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