(写真は、鹿嶋田跨線橋から「新鶴見信号場」を
見下ろしたところ。)
地元のJRの駅については、これまで、浜川崎駅、山北駅、海芝浦駅についてご紹介してきましたが、今回は「新川崎駅」です。
(それぞれ、2017/6の「浜川崎駅」、2017/4の「山北駅」、2013/9の「海芝浦駅」を見てね。)
JR「新川崎駅」は、JR横須賀線が東京地下駅に
乗り入れた昭和55年に開業した新しい”旅客駅”
です。
新川崎駅には、横須賀線以外にも、湘南新宿
ラインや成田エクスプレスが乗り入れています。
そして、今回の「新川崎駅」のテーマは
「JR貨物」です?
ところで、皆さんは、「桃太郎と金太郎」を
ご存知でしょうか。
「桃太郎と金太郎が好き!」と、桃太郎と金太郎を
並列に言っている幼児がいれば、その幼児は
”JR貨物ファン”です。
ちなみに、「桃太郎が好き!」とか「金太郎が
好き!」とか、桃太郎と金太郎を切り離して
言っている幼児がいれば、それは”単に
昔話しが好き”な幼児です。
上の写真が、今回、新川崎駅のホームから撮影
した「金太郎」です。
金太郎は、赤い車体に、金太郎の文字と絵が
描かれたEH500型です。
そして「桃太郎」は上の写真で、青い車体に、
桃太郎と書かれたEF210型です。
(上の写真の赤丸印)
「貨物ファン」は、華がある新幹線や七つ星などの
「旅客ファン」に比べると、地味な存在では
ありますが、でも決して負けていません。
現に、この新川崎駅のホームに立つと、ホームの
品川寄りの部分には、停車中の貨物列車にカメラ
を向ける「JR貨物ファン」が必ずいます。
上の写真は、新川崎駅のホームからよく見える
「JR貨物新鶴見機関区」の看板です。
ここは、昭和59年までは「新鶴見操車場」として
広大な敷地を誇っていました。
現在は、「新鶴見信号場」に格下げされて機能が
縮小されてはいるものの、「新鶴見機関区」の
一部であり、主に貨物の電気機関車が在籍して
います。
ちなみに、「操車場」が「車両の入換や列車の
組成」を行う場所であるのに対し、「信号場」は
単に「列車の行き違いや待ち合せ」を行う場所
です。
ここで問題です。
JRの「荷物」と「貨物」の違いは何でしょう?
「荷物」は、旅客列車に乗るときの大きな手荷物の
ことで、私が子供の頃は「チッキ」と呼んでいて、
手荷物を預けると、旅客列車に併結した貨物車で
運んでくれました。
しかし、国鉄からJRへ移行する直前の昭和61年
に、国鉄はこの「荷物」輸送部門から撤退し
ました。
従って、現在は、JR「荷物」は存在しません。
これに対し、JR発足後、貨物部門は、JR貨物
(日本貨物鉄道株式会社)として再出発し、
コンテナによるトラックとの一貫輸送(戸口から
戸口へ)によるサービス向上と、CO2対策等の
環境問題により、再びシェアを回復しつつあり
ます。
「新川崎駅」を出て、駅のすぐ脇にあるの線路を
跨ぐ道路「鹿嶋田跨線橋」の歩道へ向かいます。
この道路の上から、金網越しに、新鶴見信号場に
停車中の機関車を眺めます。
信号場は、新川崎駅と直結しているにも拘わらず、
立ち入り禁止なので、ここの金網越しに車両を
見るしかありません。
ps.
最後に、貨物鉄道の博物館について一言。
「旅客輸送」については、ご存じの様に、大宮、
横浜等に大規模な鉄道博物館があります。
これに対し、「貨物輸送」については、三重県に
「貨物鉄道博物館」があるらしいのですが、
首都圏では貨物鉄道専用の博物館はありません。
それでも、どうしてもという首都圏の方のために、
品川の小さな「物流博物館」を、以下にご紹介
します。
この「物流博物館」は、トラック、船舶、飛行機、
鉄道と、貨物輸送の全般に係る博物館で、残念
ながら、鉄道貨物輸送の専用の博物館ではない
のでお含みおきのうえお出かけください。
その「物流博物館」は、品川駅高輪口から、
ウイング高輪ビルの右脇の坂道を7分くらい
歩いた突き当たりの左手にあります。
(200円、休館:月・第4火)
「物流博物館」では、江戸時代から昭和までの物流
の歴史が紹介されていますが、目玉は、下の写真
の「物流ターミナルのジオラマ」です。
写真の様に、鉄道貨物ターミナル、トラック
ターミナル、港、空港を見渡せます。
上の写真の鉄道貨物ターミナルは、東京貨物
ターミナル駅がモデルになっているそうです。
システム化された現在の物流の映像やゲームが
あり、また、普段は入ることのできない鉄道
貨物ターミナル内の映像や、昔の荷馬車の時代の
映像なども放映しています。
また、貨物列車の機関士の制服を着て、下の写真
のパネルの前で記念撮影も出来ますよ。
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