(写真は、金魚が泳ぐカプチーノ)
所用で日本橋に出かけましたが、地下鉄の駅の
コンコースに、次頁の涼しそうな”金魚の涼”
のポスターが貼ってありました。
お昼前の異常な暑さに耐えかねて、見るからに
涼しそうな金魚展に入場して、暫くの間、猛暑を
凌ぐことにしました。
会場は、写真の「コレド室町1」の5階にある
「日本橋三井ホール」で、「日本橋 金魚アート
アクアリウム 2017」(江戸・金魚の涼)を開催
していました。
(入場料1,000円 :期間 7月7日~9月24日
:昼の部 11:00~19:00、
夜の部 19:00~23:30)
(夜の部では酒類を提供)
平日のお昼どきにも拘わらず、会場内は満員で、
6割が若い女性、2割がオバサンのグループ、
残りが外国人や子供連れ、といった感じでした。
嬉しいことに、会場内は写真撮影OKです。
無数の金魚が舞い泳ぎ、そこに照明や映像、音楽
などの演出が加わり、和をモチーフにした水中
アートが繰り広げられています。
水槽の水の色は、青になったり、赤になったり、
と七色に変化していきます。
まるで、江戸時代の花街に迷い込んだかの様な
幻想的な世界が広がります!
金魚を観賞して涼をとっていた「江戸の文化」を
現代に蘇らせよう、という作者の意図を強く
感じます。
この金魚アート展は、毎年、この時期に開催
されているらしく、今年のテーマは「龍宮城」
だそうです。
次頁の写真は、“玉手箱”をモチーフにした
「タマテリウム」で、玉手箱の型をした水槽の
中を金魚たちが泳いでいます。
上の写真は、龍宮城の世界を表現した「龍宮四季
絵巻」の映像で、その手前の水槽を鯉が泳いで
います。
上の写真は、「江戸切子の水槽」を泳ぐ金魚で、
涼しそうです。
江戸切子の装飾も見応えがあります。
メイン会場の水槽の設置は、写真の様にひな壇状
になっていて、そこに横長の水槽が並べられて
います。
ひな壇の階段に、ジグザグに配置された水槽が、
ライトアップされて幻想的です。
上の写真は、”3,000匹もの金魚”が泳ぐ「花魁
(おいらん)」をモチーフにした水槽です!!
水槽は、高さ2.5メートルの巨大なもので、
泳いでいる金魚はぎゅうぎゅう詰めです!
この「花魁」の作品は、金魚を、江戸の花街に
生きた花魁に見立てて、花魁が「金魚鉢」でしか
生きられない世界を描いているのだそうです。
なるほどね、納得。
上の写真は、日本の伝統工芸である九谷焼で
製作された「九谷金魚品評」です。
金魚アート展を見終わって、会場に併設された
「金魚カフェ」で、写真の「金魚すくいの
カプチーノ」(600円)を飲んで一服します。
カプチーノの背景は道路向いの三井本館ビルです。
出口には、金魚関係のお土産グッズがたくさん
売られており、こちらも若い女性で賑わって
いました。
全般的な感想としては、個々の作品の完成度が
非常に高く、単なる”金魚展”を超えて、文字
通りの立派な”アート展”といった感じで、
クオリティの高い”日本の夏”を満喫出来
ました。
ps.アクセス
東京メトロ銀座線・半蔵門線「三越前」駅直結
A6出口
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