ウォーク更家の散歩(東海道・中山道など五街道踏破、首都圏散策)

伊勢神宮 (その4:金剛證寺) 2018.4.20


(写真は、金剛證寺の巨大な卒塔婆)
今回は、前回の「伊勢神宮めぐり(4/19~21)」
バス旅行の2日目の続きで、内宮参拝とおかげ
横丁見学のあと、「金剛證寺」へ向かいます。

おかげ横丁で昼食を済ませ、「伊勢志摩スカ
イライン」に入ります。
「伊勢志摩スカイライン」は、伊勢と鳥羽を結ぶ、
全長16キロのドライブウェイです。

このドライブウェイの山頂付近に、写真の伊勢
神宮の鬼門を守る名刹「朝熊岳・金剛證寺」
(あさまだけ こんごうしょうじ)があります。

「金剛證寺」は、神宮の奥の院とも呼ばれ、
”お伊勢参らば 朝熊(あさま)をかけよ 
朝熊かけねば片参り”と、伊勢音頭の一節にも
唄われ、伊勢参りの際には、セットで金剛證寺
にもお参りするのが慣わしだったそうです。

金剛證寺の御本尊は、虚空蔵菩薩だそうで、
天照大神と共に祀られています。

1609年、姫路城主・池田輝政が、火災で失われた
本堂の摩尼殿(まにでん)を再建しました。

そして、江戸時代には、幕府は、金剛證寺を伊勢
神宮と共に重視して援助しました。

現在の本堂(重文)は、1701年、徳川綱吉の母・
桂昌院によって修復工事が行われたものです。

牛の頭上で小躍りしているのは、ちっちゃな
オジサン?ではありません、大黒様です。

上の写真は、”拝むと過去の罪さえ消す”、
と言われる「仏足石」です。

境内を進んで行くと、上の写真のお堂があり、
その前に下の写真の赤丸印の「厄除け六地蔵尊」
がありました。

先ず、一度、六地蔵尊を持ち上げて重さを覚え、
下した後に左に3回廻しながらご真言を唱え、
願い事をしてから、再度、六地蔵尊を
持ち上げます。
最初に持ち上げたときよりも軽ければ願いが
叶うそうです。

「厄除け六地蔵尊」の奥に、上の写真の「蓮華
庚申」(れんげこうしん)の木像がありました。
像の一番下の部分に、「見ざる・言わざる・
聞かざる」の3猿が彫刻されています。
イマイチよく理解出来なかったのですが、背後の
説明板によると、3猿の上の彫刻も、蓮の花と
葉の形で3猿の状態を表現しているらしいです。

上の写真は、弘法大師が掘ったとされる池です。

写真は、子宝に恵まれるという「おちんこ地蔵」
で、”おちんこに触らないでください”という
注意書きがあります?




本堂にお参りして、奥の院への坂道を上って行く
と、傍らに、何やら巨大な卒塔婆が延々と並んで
います。
巨大卒塔婆は、見上げる高さで、ずらりと林立
する光景は壮観です!









上の写真は、極楽門で奥の院への入口ですが、
ツアー時間の制約で、奥の院まで行く時間が
ありませんでした。



上の写真は、極楽門の脇の芭蕉句碑です。

”神垣や おもひもかけず 涅槃像”

(伊勢神宮は、ひたすら仏事を忌み嫌う神域だが、
たまたま本日2月15日の涅槃会の日に、神垣の
中で思いもかけず釈迦入滅の涅槃像を目にした
ことよ。)


ツアーバスは、金剛證寺を出て伊勢志摩スカイ
ラインで伊勢に戻り、「神宮徴古館(ちょうこ
かん)」と「神宮農業館」を見物します。



写真の「神宮徴古館」は、伊勢神宮の歴史や神事
を学ぶミュージアムとして、式年遷宮で撤下
された御装束神宝(神々の調度品類)や、外宮
御垣内の御饌殿の正面部分の実物などを展示して
います。

また、下の写真の「神宮農業館」では、自給
自足の伝統を守るための神饌(しんせん)の
一つのアワビ等の農林水産関係の資料を展示
していました。



ツアーは、神宮徴古館と神宮農業館を速足で見物
したあと、2泊目の宿である1泊目と同じ
戸田屋ホテルに向かいます。

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コメント一覧

ウォーク更家
一生に一度は伊勢参り
http://blog.goo.ne.jp/mrsaraie
そうですか、hide-sanさんは、未だ訪れたことがありませんでしたか。
一生に一度は伊勢参りを、と言いますが、私もこの歳にして初めての伊勢参りでした。

ええ、こんなに巨大で多くの卒塔婆は見たことがありませんでした。
壮観でした。
hide-san
これは
https://blog.goo.ne.jp/hidebach/
ここへは行ったことがありません。
一度訪ねて見たいですね。

卒塔婆が壮観ですね。
ウォーク更家
片参りに気付かず
http://blog.goo.ne.jp/mrsaraie
ええ、昔行った神社や寺は、どれも同じような印象で記憶に無く、行ってないのと同じ場所はたくさんあります。

私も、ツアーでなければ、”片参り”に気付かずに帰って来たと思います。

そうですね、ツアーは、何も考えなくても、ちゃんとみどころを押さえてくれるのでメリットはありますが、せっかく金剛證寺まで行ったのに、その奥の院へ行く時間は取られていなかったりと、チグハグな思いもしました。
こもよみこもち
こんばんは。
https://blogs.yahoo.co.jp/ya3249
金剛證寺ははるか昔に行ったことがあるかもしれませんが、記憶にないので行ってないのと一緒ですよね。
家族とのドライブ旅行ではお寺は人気がないし、
歩き旅だと足を伸ばすのがちょっときついし...
つまり、私はいつも「片参り」ということですね。

その点、ツアーはちゃんとみどころを押さえてくれるので、メリットはありますね。
ウォーク更家
伊勢大神楽講社
http://blog.goo.ne.jp/mrsaraie
金剛證寺の参拝が伊勢神宮の参拝とセットになっているのは知りませんでした。

弘法大師が掘った井戸や池は全国にあり、怪しげなのが多いですよ。

そうですか、伊勢神宮に参拝できない人たちのために、伊勢大神楽講社の人々が、西日本中心に、神札を配り神楽を舞ってお祓いをして回っているんですか。
知りませんでした。
もののはじめのiina
お伊勢参らば 朝熊をかけよ
https://blog.goo.ne.jp/iinna/e/37592a003a276169482d74b460fd8349
”お伊勢参らば 朝熊(あさま)をかけよ 朝熊かけねば片参り”といわれる「金剛證寺」を訪ねました。
境内の庭園は印象的なでしたが、池は弘法大師が掘ったのでしたか。

伊勢神宮をからめたお祭りが各地にありますが、神宮を宣伝するために西日本中心に回った神楽があります。
祭を集めた「地域伝統芸能まつり」を観覧してテレビ放送を待機していて2011年3月11日東日本大震災を迎えました。
そのため、地震速報のため放送できなかった番組になりました。
https://blog.goo.ne.jp/iinna/e/bf82f0d551a721917b90995e654d4203

地震当日はスカイツリー前のインフォプラザで遭遇しました。
https://blog.goo.ne.jp/iinna/e/f40389c48331ed4cad0cd7c0cc3fc447


> ゾウの墓場か何かをイメージしたのでしょうかね。
ゾウの沢山な表情を、欲張って砂像にしたのかもしれません。

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