(写真は、台ケ原宿から教来石宿へ向かう途中の旧道風景)
「台ケ原宿」から次の「教来石(きょうらいし)宿」までの
約6キロは、ほんの一部のみ騒音と排ガスの国道20号を
歩きますが、大部分は雰囲気のある旧甲州街道です。
秋晴れのもと、快適で長閑な田舎道のウォーキングのスタート
です!
台ケ原宿を抜けて少し歩くと、前頁の写真の白州町消防団の
火の見ヤグラがあります。
この火の見ヤグラの角を右折して少し進むと、下の写真の
「旧名主宅」が見えて来ます。
街道沿いには、七里岩の景観が広がります。
(野良仕事のおばさんと間違えて、案山子に挨拶しそうに
なりました・・・)
白須上から「前沢」に入ります。
旧甲州街道は、やがて「前沢上交差点」で国道20号に
突き当たるので、ここをを右折して少しだけ国道20号を
歩きます。
「神宮川」を「濁川橋」で渡ります。
「神宮川」は、以前は「濁川」という名称でしたが、この濁川
の下流には、サントリーの白州ウイスキー工場があり、
濁川ではイメージが悪いと変更に尽力したらしいです。
少し進んだ先のY字路で、国道20号から分かれて右の旧道に
入ります。
旧道を進むと、南無妙法蓮華経の文字が刻まれた下の写真の
「七面大明神」の題目碑があります。(1725年建立)
七面大明神(しちめん だいみょうじん)は、七面天女とも
呼ばれ、日蓮宗の法華経を守護する女神です。
更に進むと、石尊神社の南口にあたる場所に設置された
下の写真の「石尊大権現常夜燈」があります。
この常夜燈の向いには上の写真の「般若堂」があります。
説明版によると、この般若堂には、大乗仏教の心髄を説いた
般若心経(はんにゃしんぎょう)が安置してあるそうです。
また、この般若堂の前の地図を見ると、旧街道をここで左折
して真っ直ぐに歩いて行けば、サントリーの白州工場
(赤丸印)に行けそうです。
更に進んで「流川」を流川橋で渡ります。
流川橋は、江戸時代には板橋でした。
この橋を渡ると白州町「下教来石」に入ります。
ここが「教来石(きょうらいし)宿」の東口(江戸口)で、江戸時代には枡形がありました。
「教来石宿」に到着です!
台ケ原宿から教来石宿までは約6キロです。
下教来石下から路線バスに乗り、終点の韮崎駅で下車します。
駅のホームで、「甲州Wワイン駅弁」(1,100円)を買って、
韮崎駅から特急列車に乗り、駅弁を食べながら、八王子経由で
新横浜に帰りました。