(砂むし会館「砂楽(さらく)」のパンフレットから)
先週の11月11日、「竜王戦」の七番勝負が、私が1泊した「指宿白水館」で行われました。
挑戦者の「佐々木勇気八段」の2勝3敗で迎えたこの勝負は、「藤井聡太竜王」が勝って、「竜王」を防衛、4連覇となりました。
話は遡りますが、2022年12月の「指宿白水館」で行われた「竜王戦」では、上の写真の「広瀬章人八段」と「藤井聡太竜王」が対局しました。
対局後、二人は、指宿白水館の「砂蒸し風呂」へ仲良く入りました。
私も、指宿白水館のチェックアウト前に、「藤井聡太竜王」と同じ「砂蒸し風呂」に入りました。
砂むし体験中の写真撮影はどこの施設でも禁止です。
従って、以下の指宿白水館のホテル内の砂蒸し風呂の写真も、パンフレットかテレビ番組からの転載です。
(指宿白水館のパンフレットから)
(BS日テレ:旅人検視官・道場修作から)
「池田湖」観光を終えたタクシーは、指宿で最も大きな「砂むし会館・砂楽(さらく)」に到着しました。
指宿温泉に砂むし体験のできる施設はいくつもありますが、その中でも最大なのがここ「砂楽」です。
砂楽は、日帰り専用で、多い日には一日に数千人もの利用客が訪れる巨大な施設です。
建物の階段を上がった2階が入口と受付です。
(砂むしセット:1,500円、他にタオル300円、バスタオル300円)
先ず、受付で、浴衣を受け取り、階段を降りて、男湯と女湯に分かれます。
脱衣所で全部脱いで浴衣を着ます。
バスタオルは、湯上りに普通に使うだけですが、タオルは砂むしで頭に巻くので必須です。
備え付けのサンダルを履いて、浴衣のまま、一旦、建物の外へ出ます。
(砂むし会館・砂楽のパンフレットから)
建物の横の通路を歩いて、石段を降ります。
石段を降りたところの壁に、上の写真の様に、与謝野晶子の短歌が刻まれていました。
(白波の 下に熱砂の 隠さるる 不思議に逢えず 指宿に来て)
写真の小屋の屋根の下が「砂蒸し風呂」です。
海岸の地熱で熱せられた砂に、埋めてもらって温まります。
但し、海岸にあるために、この小屋も強雨風などの悪天候時には休館になります。
砂むし体験中の写真撮影はどの施設でも禁止なので、以下の写真も、パンフレットからの転載です。
写真のパンフレットでは、青空の下の浜辺で、カラフルなパラソルをさして、モデルさんが撮影しています。
しかしこの様に砂蒸し風呂に入れるのは、引き潮で、晴天で、風が無い、等の各種条件が揃った場合のみでレアケースらしいです。
特別の好天のとき以外の場合は、上の写真の中央奥に見える木の小屋の中で行われます。
10分間も、砂蒸しにむされればポカポカになります。
砂の中は思ったより熱くて、10分間も我慢できずに早く出てしまう人もいます。
私は、快感だったので、ちょっと長めの15分くらい埋まっていました。
私の隣の外人観光客は、熱さに驚いたのか、入ると直ぐに出てしまいました。
私は、砂の重みが何とも言えず気持ちよかったです。
因みに、使用した砂場は、エリアごとに80℃の源泉で洗浄消毒するそうです。
最後は、受付のある建物に戻って、強力シャワーで全身の砂を落とし、温泉大浴場で普通に入浴します。
砂蒸し風呂・砂楽(鹿児島県指宿市)