ウォーク更家の散歩(東海道・中山道など五街道踏破、首都圏散策)

「砂むし温泉」巡り (鹿児島県指宿市) 2024.11.6

 

(砂むし会館「砂楽(さらく)」のパンフレットから)

 

 

先週の11月11日、「竜王戦」の七番勝負が、私が1泊した「指宿白水館」で行われました。

挑戦者の「佐々木勇気八段」の2勝3敗で迎えたこの勝負は、「藤井聡太竜王」が勝って、「竜王」を防衛、4連覇となりました。

話は遡りますが、2022年12月の「指宿白水館」で行われた「竜王戦」では、上の写真の「広瀬章人八段」と「藤井聡太竜王」が対局しました。

対局後、二人は、指宿白水館の「砂蒸し風呂」へ仲良く入りました。

私も、指宿白水館のチェックアウト前に、「藤井聡太竜王」と同じ「砂蒸し風呂」に入りました。

砂むし体験中の写真撮影はどこの施設でも禁止です。

従って、以下の指宿白水館のホテル内の砂蒸し風呂の写真も、パンフレットかテレビ番組からの転載です。

(指宿白水館のパンフレットから)

 

(BS日テレ:旅人検視官・道場修作から)

 

「池田湖」観光を終えたタクシーは、指宿で最も大きな「砂むし会館・砂楽(さらく)」に到着しました。 

   

指宿温泉に砂むし体験のできる施設はいくつもありますが、その中でも最大なのがここ「砂楽」です。

砂楽は、日帰り専用で、多い日には一日に数千人もの利用客が訪れる巨大な施設です。

建物の階段を上がった2階が入口と受付です。 

(砂むしセット:1,500円、他にタオル300円、バスタオル300円)

先ず、受付で、浴衣を受け取り、階段を降りて、男湯と女湯に分かれます。 

脱衣所で全部脱いで浴衣を着ます。 

バスタオルは、湯上りに普通に使うだけですが、タオルは砂むしで頭に巻くので必須です。

備え付けのサンダルを履いて、浴衣のまま、一旦、建物の外へ出ます。

(砂むし会館・砂楽のパンフレットから)

建物の横の通路を歩いて、石段を降ります。 

石段を降りたところの壁に、上の写真の様に、与謝野晶子の短歌が刻まれていました。

(白波の 下に熱砂の 隠さるる 不思議に逢えず 指宿に来て)

写真の小屋の屋根の下が「砂蒸し風呂」です。

海岸の地熱で熱せられた砂に、埋めてもらって温まります。

但し、海岸にあるために、この小屋も強雨風などの悪天候時には休館になります。 

砂むし体験中の写真撮影はどの施設でも禁止なので、以下の写真も、パンフレットからの転載です。

写真のパンフレットでは、青空の下の浜辺で、カラフルなパラソルをさして、モデルさんが撮影しています。

しかしこの様に砂蒸し風呂に入れるのは、引き潮で、晴天で、風が無い、等の各種条件が揃った場合のみでレアケースらしいです。

    

   

特別の好天のとき以外の場合は、上の写真の中央奥に見える木の小屋の中で行われます。

10分間も、砂蒸しにむされればポカポカになります。

砂の中は思ったより熱くて、10分間も我慢できずに早く出てしまう人もいます。

私は、快感だったので、ちょっと長めの15分くらい埋まっていました。

私の隣の外人観光客は、熱さに驚いたのか、入ると直ぐに出てしまいました。


 
私は、砂の重みが何とも言えず気持ちよかったです。

因みに、使用した砂場は、エリアごとに80℃の源泉で洗浄消毒するそうです。

最後は、受付のある建物に戻って、強力シャワーで全身の砂を落とし、温泉大浴場で普通に入浴します。 

 

 

 

 

 

 

 

砂蒸し風呂・砂楽(鹿児島県指宿市)


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コメント一覧

mrsaraie
hidebachさんへ

お友達が、近くに落ちた焼夷弾で、防空壕とともに生き埋めになって死ぬのを見ていた、なんて惨い光景です・・・

砂風呂で身体を砂に埋められると、防空壕で生き埋めになるのを連想してしまうなんて、戦後生まれの私は想像もしませんでした。

レストランでも、いざと言うときにすぐ逃げ出せる場所でないと座れない、というのも消えることのない戦争のトラウマですね。

今、報道番組を見ていますが、シリアのアサドが行った無差別爆撃で、多くの子供達が瓦礫の下で死んでいったのと重なります。
hidebach
ボクは砂風呂には入れませんね。

子供の頃、空襲警報で防空壕にはいり、
友達が近くに落ちた焼夷弾で、
防空壕とともに生き埋めになって死にました。
以来、雪隠詰めのような場所は、
恐ろしくて近づけません。

例えばレストランの隅の椅子は行き止まりになっており、
座ることが出来ないのです。
いざと言うときにすぐ逃げ出せる場所でないと座れません。
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