青い青い8月の空に放ったあのメロディー
希望 それをチカラに きみを明日を歌ってた
夜明け前に抜け出そう 誰も知らない海へ行こう
ふたり すべては許されない恋と知りながら走り出した
夢を話したね ときにはケンカしても 僕らひとつだった
あんなに笑って あんなに泣いていたね ふたりでいればなんにも怖くなかった
苦しいくらいに本当の恋をしてたね いつも裸の心で抱き合ってた
あの夏も海も空も いつまでも忘れないよ
砂に描いた未来図も 波とはしゃいだ焼けた肌も
月が見ていた 甘いくちづけも ふたりが決めたさよならも
ぜんぶここにあるよ いま僕は僕以上に強くなれたのかな
あきれるくらいに真っ直ぐ見つめていたよ 君の他にはなんにもいらなかった
この手で守ると誓った 笑顔と涙と約束と・・・
あの夏の僕と君を いつまでも忘れないよ
”「あの夏も海も空も」の歌詞より抜粋”
大好きな夏歌
恋人同士の歌だけど マフィンとの想い出が重なる
夜明け前に出かけた誰も知らない海
砂浜に残る足跡がどこまでも続く未来図みたいだった
ただただ見つめているだけで いてくれるだけでよかった
ふたりが決めたさよならのとき
守ってあげられなかった約束
いつまでも忘れない
お盆のちょっと前 マフィンはセミに姿を変えて帰ってきた
大きく育ったマフィンの木に抜け殻を残し 羽化したばかりの青く美しい姿でわたしの足元に舞い降りた
思わずしゃがみこんでそっと透き通る羽にさわってみた
田舎に育ったというのに 羽化したばかりのセミなんて見たことがなかった
わたしがその姿を見た数時間後 まだ玄関先にいたあの青いセミは帰宅したマフ姉を「おかえり!」っと迎えて飛び立ったという
その後数日間 元気なセミの鳴き声が聞こえていた
お盆が終わると仕事帰りのマフ父とマフ兄の帰宅とともに家の中まで入ってきて
まるであいさつをするようにジージーと鳴きながら元気よく飛び回り 玄関から夜の空へと飛び出して行った
みんなにその姿を見せて「またね!」っと言っているようだった
相変わらずかわいいヤツだ ♡