トーキング・マイノリティ

読書、歴史、映画の話を主に書き綴る電子随想

震災を利用する者たち その一

2012-03-11 20:40:36 | 世相(日本)

十年を生きた気がする、この一年

 これは3月9日付の河北新報の川柳コーナーで佳作に選ばれた一句であり、作者は仙台市太白区の浜田一生さん。浜田さんが被災されたのかは不明だが、今日でちょうどあの大震災から一周年を迎える。私は被災者ではなかった宮城県民なので、この一年で十年を生きた気までは しなかったが、家族や家屋、財産、職を全て失い、助かったのは命だけという被災者にはさぞ苛酷な一年だったのは想像に難くない。改めて震災の犠牲者の方々には謹んで哀悼の意を表したい。

 3.11以前、大地震と言えば宮城県では昭和53(1978)年6月の宮城県沖地震を意味していたが、昨年以降は東日本大震災に変わった。私は双方の大地震を体験しているが、今回のそれに比べれば昭和時代の地震などものの数にも入らないと感じた。おそらく私のこの先の人生も含め最大規模の地震になると思うし、そうであってほしいものだ。今から三十数年後、これを上回る震災など体験したくない。
 もう、あれから一年。公共建造物の多くはまだだが、仙台市内の大半は復旧を果たし、スーパーやデパートなど震災前と変わらないほど商品が溢れている。震災直後の品薄が遠い夢のようだ。街灯も全て消えた震災直後の暗さを思い出しても、今のように電気が何時でも使える暮らしを続けていると、震災後の不便な生活の実感さえ失われていく。

 マスコミではこの一年間震災関連ニュースを伝えなかった日はなかったし、地元紙・河北新報もその種の記事が連日欠かさず載っている。ただ、震災関連ニュースを洪水のように垂れ流し続けている報道姿勢に、被害と無縁だった地の日本人だけでなく、被災県民も うんざりしている人も少なからずいるのではないだろうか?このようなことを書れば、被災者の方々に不謹慎だといった反論もあるかもしれない。
 しかし、震災関連ニュースはマスコミにとっては格好の“ネタ”であり、悲惨な被災地の状況を伝えるのは多くのジャーナリストに飯のタネを 提供することになったのは事実なのだ。

 震災では海外から多額の支援が寄せられ、分けても台湾は突出していた。震災から僅か一ヶ月後に約141億円もの巨額の義援金を提供したにも拘らず、台湾の新聞には日本政府による震災義援金感謝の広告を出さなかったことがネットニュースに紹介されていた。もちろん地元紙の河北はこのニュースを載せていない。
 今年の元日、河北新報では各国の支援状況を詳しく紹介した特別記事を載せており、東北に来た救援隊チームが国ごとに何処で活動を したのか分かり易く、地図に国旗と矢印入りで描かれていた。だが、台湾の国旗が何と“白旗”状態になっていたのだ!台湾国旗を載せないことを河北新報では中国と密約していたのか?元日早々、この記事には家人共々不愉快な想いにさせられた。

 昨年12月半ば頃だったと思うが、外国人演奏家によるチャリティコンサートのベストテンも河北に載っており、クラシックに疎いこともあり演奏家や楽団の名前は聞いたこともないものばかりだった。しかし、これも私の怒りを掻き立てるランキングだった。クラシック界の大御所 ズービン・メータの名がない!
 昨年11月の記事でも書いたが、3月来日していたメータは大震災に遭遇、福島原発事故の影響を危惧するフィレンツェ市長の帰国命令により、公演は一旦中止された。だが、早くも4月10日再び来日公演を行っている。メータがベストテンにも入らないとは、一体 どんな基準なのか?とかく親中侮印の傾向がある日本の文化界、メータはインド人ゆえにランキングを外されたのではないか…と私は勘ぐっている。

 震災以前からマスコミでは無縁社会をがなり立てており、社会での“絆”を強調する論調が増えていた。震災後、“絆”の言葉が出なかった ТV報道番組などあったのだろうか?もちろん未曽有の震災への対処や復興には、国内の団結が必要なのは書くまでもない。しかし、私のようなへそ曲がりは絆コールにはどうも危険性も感じてしまう。下手をすれば全体主義に陥る可能性もあるし、「この非常時に!」と国民に説教していた戦前の風潮と重なる。

 そして“絆”を訴えるТVキャスターの衣装こそ、一般国民との絆がないことを如実に示しているものはない。昨年の猛暑でも背広ネクタイ姿 だった国営放送キャスター、同じく国営放送で、真冬でも襟ぐりの広い五分袖のブラウスを着ている女性キャスター。暖冷房が効いたスタジオで節電を主張するのはブラックジョークの極み。震災は大いなる稼ぎ場と喜び、禿鷹より速くやって来た連中もいた。
その二に続く 

◆関連記事:「杜の都、超激震!
 「ズービン・メータ、再び

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23 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
久しぶりぃ=クズロクへ(続き) (mugi)
2013-04-23 21:52:44
お前はボランティア活動を自慢タラタラ書いていた。
「ボランティア活動で一番しんどくて、一番楽しかった『側溝の泥掻き:泥(炭)さらい。まるでスコットランドの様に水と、微細な炭粒(泥炭?)が豊富な南相馬。側溝に一年半以上に亘って蓄積された真っ黒な炭を掻き出した。作業開始後一時間で『筋肉痛』www!初めてだった。ボランティアで残業も初めてwwwww!でも途中で弱音を吐いた自分が情けなかった」(2012-12-31)
http://ameblo.jp/isorokutotsu/entry-11439340801.html

 ボランティアに関しては一応ご苦労と言おう。だが、方々で愛国者日本人を名乗る者なら、この行為は当たり前!大勢の方がボランティアに参加したが、殊更自分の活動を恩着せがましく吹聴するのは見たことがない。控えめを美徳とする日本人にしては感性が異常。fuckin'japでお前、こう書いていた。

「一方オレは、オマエが蔑む、土建職人さんの上で成り立つ仕事で飯喰ってる!」2012.12.30 00:14
http://plaza.rakuten.co.jp/fuckinjap/diary/201212270000/#201212300014419865
「土建屋かよ…。おりゃぁその世界で飯喰ってるがみんなインフラ整備や、住居確保の為に、カンカン照りの下で熱中症寸前になりながら、寒風吹きすさぶ、皮膚の感覚が無くなる様な処で、あるいは目もくらむ様な高所で…、なんでこんな辛い仕事を真面目に真摯に出来るのか?って言う位凄い奴らばっかりだゼ!それを土建屋ってレッテル貼ってバカにする」2012.12.30 08:40
http://plaza.rakuten.co.jp/fuckinjap/diary/201212270000/#201212300840589344

「土建屋の世界で飯喰ってる」と粋がるお前が、作業開始後一時間で『筋肉痛』、しかも初めて?子供もいないくせにパパと名乗ったのと同じく、職業も詐称だろ(藁)。かつかつの派遣社員と名乗っていたこともあったな。
「最後に忠告させて頂きます」(2012-08-30 01:03)と言い、8ヶ月後にまた書き込む大嘘つき。社会に寄生するサヨク並のクズ。サヨクにも平日午前からネットする自称会社員がいた。独り者の暇人と違い、家庭を持つ勤め人はボランティアなど気軽にやれないんだよ。

 ところでお前、本当に日本人か?記事を全く見ず、虚言、捏造、火病、罵倒、妄想、レッテル貼り…全部半島人じゃんw 偽ほど殊更日本人と強調したがる。お前は日本の総人口数も知らなかった。これで「日本に誇りを持とう!」とほざく『出来損ない』。
「哀れな奴ですねぇ。ボキャブラリィは動物未満ですねぇ。珍獣と言うか、獣の方が余程誇りがある」(お前の言葉)
返信する
久しぶりぃ=クズロクへ (mugi)
2013-04-22 22:26:52
 おー、クズロクか。HNを変えても、文体からお前なのは一目で分かったぜ。02:15、02:41の連投といい、毎度それしかやることがないインチキおっさん。いくらお前が愛国者日本人とがなり立てても、お前の自称は嘘くさいんだよ。お前自身、fuckin'japで自ら嘘つきと認めていたのを忘れちゃいねーよ。
「あのなぁ、オレも随分嘘や方便を使って此処まで来たぜ…」(2012.03.31 22:50)
http://plaza.rakuten.co.jp/fuckinjap/diary/201202240000/#201203312250298183

 あのブログ、お前にストーカーされ最近タイトルを変えていたな。そこでお前は五十六パパのHNを使っていたし、gooIDもisorokupapaだった!お前如き子供はおろか、女と暮らしたこともないのはお前の書込みから分かったよ。
「オレは、即席カップ麺、レトルト食品、使い捨てカイロ、マスク、男女下着、紙皿、紙コップその他凡そ3万円分自費で品薄の中、必死に買い集め(女性用下着を買った時は耳まで赤かかったが)し、自分の車で、少しでも被災地近くに届けようと群馬まで自分で運んで行ったが、ナニか・・・」(2011.04.30 11:09)
http://plaza.rakuten.co.jp/fuckinjap/diary/201103140000/#comment

 五十ウン歳にもなって、女の下着に耳を赤らめるとは女と同棲体験もないということ。同年代の既婚の男なら、女の下着を平気で見られる。こんなのは“超能力”でもなく、社会通念と人生体験から一般人は見抜く。千里眼や超能力の言葉を好むとは、いい年こいてオカルトに入れ込んでいるのか?低能ほどカルトに騙される。
 しかも、義捐金がたった3万円!ケチ~~ これでよく威張れるな!女の私さえ、地元の被災にはその倍以上は出したが。お前はボランティア活動をただ自慢したいだけ。
「目立ちたがり屋で、偽善プンプン、男ブリッ子のオレとしては、エエ格好シイの絶好のチャンスだ!」(2011-03-21 23:23)
http://ameblo.jp/isorokutotsu/entry-10837496615.html

>>で、訊きたいのですが、背広を着ると、反絆になるのですか???
>>スタジオで温度調節、体調管理すると、絆では無くなるんですか、ナンか不思議な感情ですねぇ???

 お前、散々マスゴミとか犬HKと口撃していたくせに、言うに事欠き擁護か?アル中メンヘラの頭は支離滅裂。こんな低レベルカキコ、目にするのも目が腐る。
「もっともらしい事をいうくせに何でも人のせいにする、人の言う事を勝手に利用したり、何も行動せず世間を逆恨みしたり、(勿論国をおとしめるような事だけは一切無かった)人種であっただけ」(2012-02-22(水)15:35)のことはある。
http://ameblo.jp/isorokutotsu/entry-11164080487.html#cbox

 お前は毎度一方的に質問(つーか因縁)を繰り返すくせに、お前自身はこちらの質問に全く答えたことがない。自衛隊フリークのお前だが、何故、入隊しなかった?ホレッ、答えろ!『みんななかよく』管理人にも同じことを言われていたな。どーせお前など自衛隊で使い物にならんだろうがwww
「他人に要求するばかりの怠惰な書き込みの数々」(2012.05.02 20:50)
http://plaza.rakuten.co.jp/fuckinjap/diary/201202240000/#201205022050217816
返信する
それで、貴殿は何かやったかねwww (前出の者www)
2013-04-22 02:41:42
>>同じく国営放送で、真冬でも襟ぐりの広い五分袖のブラウスを着ている女性キャスター。暖冷房が効いたスタジオで節電を主張するのはブラックジョークの極み。震災は大いなる稼ぎ場と喜び、禿鷹より速くやって来た連中もいた。<<
かね???

復興の為の土木作業や、インフラ復旧もタダでは出来ない。
無学のオレには、分からのだが、復旧、復興作業に関わる人(法人を含む)は、収入を得ることは有ってはならなくて・・・霞でも食ってろってかwww

んで、『マイノリティ』さんは、
聖人君子だから、日々の生活費はゼロにして、被災地の為に働いてるんでしょうな(笑)

オレにはそんな芸当は無理だ、飲まず食わずで四六時中被災者の為に働き

その、上に

ネットでゴチャゴチャ言う超能力者

そんな、能力 オレには無い。

尊敬してます、オレには出来無ぇ

頑張って下さい
返信する
NHKが○ソである事は「同意するが、どうもねぇ (久しぶりぃ)
2013-04-22 02:15:45
アンタが言うと、

「胡散臭い』んだなぁ

『マイノリティ』さんよ

久しぶりだねぇ

『そちらこそ、マイナーなブログに張り付いて』
を削除されからも、時々拝見させて貰ってマス。

で、訊きたいのですが、背広を着ると、反絆になるのですか???
スタジオで温度調節、体調管理すると、絆では無くなるんですか、ナンか不思議な感情ですねぇ???

アッやっぱりね、刷り込み効果とか、単純に言えば、
『レッテル貼り:印象操作』って奴ですね、分かります

何故かって言うと

『マイノリティ』を名乗ると、被害者ヅラ出来て、何を言ってもおkですものね

マイノリティを利用するア・ナ・タ

頑張れよ、応援するぞ!
返信する
RE:アリバイ作りかもしれませんが (mugi)
2012-04-27 21:49:36
>こんばんは、LiXさん、

『(財)交流協会 台北事務所』のお知らせや、菅直人が感謝の書簡を送っていたという情報を教えて頂き、有難うございました!もっとも、貴方の仰る通り、アリバイ作りの可能性も考えられます。

 さて、紹介された『むじな@台湾よろず批評ブログ』は初めて見ましたが、まるで2ちゃんねらー同然の攻撃的かつ挑発的コメントで、怪しげな人物ですね。都道府県を台湾ではなく“アジア”としているだけで、地球市民的感覚に見えます。例えば2011-04-09 18:54:13のコメントの一部だけでも…
 
「情報隠蔽するような政府を持っている日本人が外国政府の予測をデマ呼ばわりする資格などない。はっきりいって事態は深刻だ」

 ネットでよく見かける煽動家風ですね。HNも“むじな”だから、信用できませんし、この手のサイトは苦手で見る気も起きません。“釣り”にも見えるし、震災直後はこの類のブログが人気を集めました。
 先にここにコメントしてきた“うさちゃん”とやらも、書込みから同じ穴のムジナでしょう。ウサギよりもネズミにちかいですけど。
返信する
アリバイ作りかもしれませんが (LiX)
2012-04-26 23:55:41
こんばんは、

今さらなのですが、
『(財)交流協会 台北事務所(日本語): お知らせ: 【御礼】台湾からの各種支援に対する感謝のメッセージをお送りいただいた日本の皆様へ』
http://www.koryu.or.jp/taipei/ez3_contents.nsf/04/44454DB36135B3A44925787D002CCA49?OpenDocument

『台湾の東日本大地震の震災援助に対し、菅直人首相が公開書簡で感謝を表明 - プレースリリース - 台北駐大阪経済文化弁事処 台北駐大阪經濟文化辦事處』
http://www.taiwanembassy.org/JP/OSA/ct.asp?xItem=193901&ctNode=5495&mp=247

などによりますと、あの菅直人も一応は感謝の書簡を台湾に送付していたそうです。

むじな@台湾よろず批評ブログ
http://blog.goo.ne.jp/mujinatw/e/5cac663f5dce93b1f2363854ad1959c2#comment-list
というところで台湾に詳しいらしい、むじなさんのブログで以下のようなコメントをなさっています。コメント欄はとても攻撃的で何故か吐き気がする方ですが。

>ところが、民主党政権は菅首相名で、正式の感謝の書簡を台湾に送っている(これは中国には送っていない)。
>こっちはスルーなの?w
>感謝広告は、外務省が出したもの。台湾とは国交がない以上、原則的には国家予算を支出ようがない。それを非難するのはお門違い。

ということだそうです。「中国には送っていない」というのは確認が取れていません。また、「正式の感謝の書簡」の費用は誰が出したのかも確認が取れていません。
返信する
クッキングホイルさんへ (mugi)
2012-03-17 21:09:14
 私が件の宣教師集団に出会ったのは、1970年代前半とかなり昔だし、この集団の方が特異だったのかもしれません。ただ、彼らはいずれも若く、「キリストを信じない者~」と言ったのは若い白人の女でした。その女の顔は今でも憶えているし、端正でもこのようなことを説いているのだから、美しいよりも怖い印象でした。

 彼らは学校の門の前で布教していましたが、門の内側、つまり校庭に入っていたのです!確信犯なのは明らかですが、若いので彼らも洗脳され易かったのかもしれません。
 ただ、彼らがニコニコと優しい笑顔で接していたら、むしろキリスト教に好感を持ち、危険性に気付かなかったかもしれません。その意味で彼らの脅しは有難い。
返信する
RE: クッキングホイルさんへ (クッキングホイル)
2012-03-17 09:37:12
mugiさん、「キリストを信じない人は地獄に落ちるからね」と脅迫する宣教師は珍しいと思いますが、間違いなく本音です。

僕の考えでは、基本的に無神論であるキリスト教職は比較的上等の部類ですが、中には自分自身がミイラになってしまった「妄信教職」がkます。下等な教職ですね。

mugiさんを脅迫したのはどちらの部類なのかわからないですが、上等の方だったとしたら許し難い確信犯ですね。伝染病のウイルス以下です。
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クッキングホイルさんへ (mugi)
2012-03-16 21:51:20
 貴方とは正反対に植民地と関係のある私の親族は母方の伯父一人だけです。伯父も少年時代は台湾で暮らしており、現地の学校は本土に先駆けて校舎に冷房装置が取り付けられたとか。既に戦前、植民地の学校で冷房が付けられていたことには驚きました。

 以前のコメントでも書きましたが、私のキリスト教嫌いは小学三年生の頃、白人宣教師集団から「キリストを信じない人は地獄に落ちるからね」と脅されたことがきっかけです。さらに共産主義運動にのめり込んで人生を棒に振り、大阪でホームレスの果て死んだ伯父がいます。キリスト教と共産主義、一見正反対な思想でも根は同じなことに気付き、こうしてセム族一神教に対する反感が出来上がりました。
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RE RE:台湾 (クッキングホイル)
2012-03-15 23:55:07
僕の親族には、なぜか植民地生まれの人が多いです。京城、大連、ハルビン、そして僕が台北と色とりどりですが、それぞれ関連性がないという珍しさです(笑。

僕は死ぬまでに、生まれ故郷、台北の「テンモ」という土地を訪れたいと思っています。「テンモ」という土地の名前は、日本人がもたらした新興宗教「天母教」に由来するらしいです。僕はつくづく宗教に縁が深いようです(笑。
返信する
RE:台湾 (mugi)
2012-03-15 22:19:07
>クッキングホイルさん、

 台湾人は日本語の上手な人が多いとは聞いていましたが、年配の方くらいだろうと思っていたのに、この台湾人は二十代の青年だったので驚きました。返って私よりも日本の流行に詳しく、日本のアニメやドラマも私以上に知っていた。私自身は昔見た台湾映画の話題を持ち出しても、相手は乗ってくれませんでした。これは年代的なこともありますが(笑)。

 同じ植民地でも台湾と半島では本当に対照的ですよね。前者を優遇していたかと思いきや、逆に半島の方でした。半島には中国やロシア式支配をした方が恨みを買わなかったでしょう。
返信する
台湾 (クッキングホイル)
2012-03-14 23:01:55
ずいぶんとしっかりお話しされたのですね。台湾人は日本語の上手な人が多いようです。僕に日本の童謡を歌って聞かせてくれたのは台湾人のメイドさんだったとか。全然覚えていないのですけど(笑。
今7~80代ぐらいの方までは日本が宗主国の時代の記憶がある年代ですので日本語の教育を受けていると思います。
そして、子孫に教え継いでいるケースもあるようです。日本を悪く思っていればそういうことは無いはずですから、宗主国として割とうまくやっていたのかもしれません。

あ、僕が生まれたときはすでに占領下ではありませんでしたからね。念のため(笑。
返信する
スポンジ頭さんへ (Davy)
2012-03-14 01:35:04
農産物など、人の体に入るものはマスメディアが取り上げなくても、誰もが慎重に考えると思います。
何より一番大切なのはこれ以上被害者を出さないこと。

被災者の方々を1日も早く地域で受け入れること。

受け入れた被災者の方々が職に就けること。

目先の利益ではなく、そういったことに協力する人たちを募るために、マスメディアが存在してほしいと思っています。
返信する
RE:スポンジ頭さんへ (スポンジ頭)
2012-03-13 21:51:54
>Davyさん
 初めまして。

 ヤフーの書き込みで、反核運動家などが福島へやってきた挙句、運動家に入り込まれた地域は大げさに被害を言い立てられ農産物が出荷できなくなったそうです。あのブログ記事依頼はある種の政治運動に思えるのです。

 しかし改めて自分の書き込みを読むと誤変換があって恥ずかしくなります。
 >関係時期(誤)
関係記事(正)です。
返信する
RE:地震関係記事に関する新聞の一面 (mugi)
2012-03-13 21:35:57
>こんばんは、スポンジ頭さん。

 紹介された朝日新聞大阪版一面記事の割合を視覚化したサイトは面白いですね。視覚化という方法だと一発で分かります。震災以外にも重要なニュースもあるし、関西という地理的なことも関係しているのかもしれませんね。
 河北新報はやはり朝日新聞よりも震災関連記事が第一面に占める割合は多いと思いますが、同じように誰かが視覚化してくれる方がいると有難いです。

 河北新報はwikiにも載っているように、「2011年秋からは朝日新聞の受託印刷を開始した。また、2012年春からは読売新聞の受託印刷を開始する予定」とのこと。全国紙との繋がりを強化しているようです。

 仰るように今回の震災で、津波で死者が出ても原発事故がなければ、あれほど報道はされなかったと思います。朝日の煽動は戦前からの伝統があるし、他紙も似た様なものでしょう。カネをもらえば白を黒と書くのがブンヤです。
 先のコメントでも書いたとおり、ネットでも盛んに放射能への恐怖を煽っていたブログもありましたが、貴方の紹介されたサイトを見てやはり…と思いました。その件でhikarinonpuさんのツイートが振るっています。
「アフィで充分稼げるならば食えなくなったライターさんを救済できるかもしれませんが、現実はこんなもの」
返信する
スポンジ頭さんへ (Davy)
2012-03-13 01:08:36

横レス失礼します。
放射能に関する記事依頼についてですが、依頼の仕方の文面が変ですよね。

ですが、放射能は目に見えないですし、だからこそ危機感も薄れますから、おおげさ位の方がちょうど良いという意味なのでしょうか。。

失礼しました。

返信する
地震関係記事に関する新聞の一面 (スポンジ頭)
2012-03-13 00:29:26
 こんばんは。
 
 今回の地震は日本史上に残る出来事になるでしょうが、地震発生から年末にかけて朝日新聞大阪版一面に掲載された記事の割合を視覚化したものがあります。
http://gigazine.net/news/20120311-newspaper-pageone/

 徐々に減少していくのですが、お盆を過ぎた辺りから格段に減っていきます。それでも関係時期が掲載された日が多く、阪神大震災発生時より分量が勝っているのではないかと思います。どうもその原因は電気予報を含む福島原発関連記事にあるらしく、自然災害のみなら未曾有の大災害でもここまで報道が大きくならなかったでしょう。あの事故が本当に残念でなりません。

 ちなみに、
>「出来るだけ、放射能は怖いと思えるような文章でお願いします」という記事作成依頼」
がネットであったそうで、この異様な依頼は何を目的としていたのか不可解です。いずれにせよ、「善意」とは思えません。
 http://gigazine.net/news/20120114-radioactivity-report/
 
返信する
うさちゃん へ (mugi)
2012-03-12 21:54:34
 ここは私見の主張に過ぎない個人のブログだし、震災に関しての一県民の私見を述べただけなのであしからず。

>>広告は集まった金額で決めてないと政府は言ってました

 これぞ底の浅い見え透いた言い訳というものだし、擁護としても拙劣。義捐金の最も多いところには謝礼しないという決定も、反日日本人や外国人は別として摩訶不思議と見るのが一般国民。

>>なるべくお金を使わない方法を模索した結果としておかしくないでしょう

 そのくせ新聞広告費など物の数ではない巨額なお金を不可解な所に使っているが?これは私だけの意見ではないのを忘れるな。こんな意見を述べるキミの素性もおかしく見える。

>>白旗に不満があるとしても台湾自身が立場を明瞭にしてないんだから、しょうがない

 それはキミの私見や主観だが、私も含め少なからぬ日本人は違う。個人の不満を述べただけだし、それにツッコミを入れるキミのコメントもしょうがない内容。台湾は恩着せがましく振る舞う隣国と段違いだが、この二カ国を比較しても本当にどうしようもない。

>>重大時だからこそ、外交関係によって変わる事があるでしょう

 平時においても外交関係のよって変わることもあるし、それが非常時にも影響してくる。外交とは政府間だけでなく民間も少なからず影響があるが?いくら外交辞令を使っても、ネットの時代ではもう隠せない。
返信する
RE:災害と日本人 (mugi)
2012-03-12 21:47:46
>室長さん、

『ダイジェストで分かる外国人が見た幕末ニッポン』、私は未読ですが面白そうですね。幕末時代の日本人も天災や火災にも挫けず、復興に向かって歩み始める姿勢に今の東北と重なり、感動させられました。
 幕末だけでなく、明治になって来日した外国人にも称賛する者も少なくなかったとか。以前、「イラン人が見た明治の日本」という記事を書いていますが、この来日イラン人は同行したイラン人と異なり、日露戦争は日本が勝つと予言していたそうです。
http://blog.goo.ne.jp/mugi411/e/3ffd295f08a473778ebe3a03bcfebd91

 食事の「おごり」の習慣も、以前に見た『平戸オランダ商館日記』に同じような記載がありました。そのためオランダ人は、日本人と交渉する際、使いには鶏やワインを持たせたそうです。面白いのは厳しくキリシタン取締りをした役人が「洋食」が大好きで、オランダ人に鶏やワインをねだったとか。17世紀前半でも異教徒の食品を穢れとは思わなかったようです。

 さて、21世紀の日本ですが、幕末と違いТVやインターネットのような映像をフルに使った媒体があるため、風評被害のような“人災”まで生んでしまいました。同じ東北でも福島県の被災はこちらとも違います。津波では宮城県が最も酷かったですが、放射能という目に見えない災害は実に厄介です。

 放射能に関して、私もマスコミが騒ぎ過ぎていると感じています。専門家と称する学者たちも言っていることがバラバラで、返って信用出来なくなる。ネットでも盛んに騒ぎを煽っているブロガーもおり、今後東日本では百万人が死亡する等と妄言を書いている者もいた!これぞブロガー自身の願望でしょう。その類が拙ブログにも参上しました。

 幼い子供のいる母親が神経症になるのは分らなくもありませんが、中高年までが放射能に過敏になるのは如何と思いますね。福島から山形に自主避難した若い母親が、雪かきが大変、孤立感を感じるとぼやいていたのをローカルニュースで見たことがあります。雪かきが嫌なら、関東にでも避難すればよかったのに…と思いました。これではネットで一部の者が「東北の乞食」と嘲るのは無理もない。
返信する
RE:実を言いますと (mugi)
2012-03-12 21:39:51
>クッキングホイルさん、

 貴方は台湾生まれだったのですか!それは全くの予想外でした。台湾人ブロガーさんから、時々コメントがあります。日本語表記が上手いので、台湾在住の日本人が成り済ましているのか?とも思ったことがありますが、コメント内容から本物の台湾人のようでした。
http://blog.goo.ne.jp/mugi411/e/700c2d77a76e91b45a9b9ce72fc455ca#comment-list

 日本事情を知る台湾人は日本政府の対応を特に不快感を示すこともなく、平静に受け止めていると聞いたことがあります。常に中共の圧力を受けているため、このような“冷遇”には殊更神経質にはならないのでしょうね。この点では台湾の方がずっと「大人の国」です。

 今回の義捐金に限らず、日本人はとかく自分で問題視して自分で騒ぎ立てている傾向が強いですよね。そして親日国等とはしゃぎすぎる。自分たちと他国人との視点は違っているということも気付かず、他国の目を異様に気にする。元から人目を気にする民族性もありますが、マスコミが外国の目を権威にしたがることにも原因があると思います。
返信する
Unknown (うさちゃん)
2012-03-12 13:14:23
広告は集まった金額で決めてないと政府は言ってました、なるべくお金を使わない方法を模索した結果としておかしくないでしょう。白旗に不満があるとしても台湾自身が立場を明瞭にしてないんだから、しょうがない。平常時に国交の有無を気にする必要がなくても、重大時だからこそ、外交関係によって変わる事があるでしょう。
返信する
災害と日本人 (室長)
2012-03-12 10:10:57
こんにちは、
 小生が最近読んでいた『ダイジェストで分かる外国人が見た幕末ニッポン』(講談社、2011年10月)によると、幕末頃の日本人は、本当に正直で、秩序を守り、天災、火災の翌日から早くも何らかの形で、いきいきと「復興」の道を歩み始めていた由。

 嘆き悲しんでもどうしようもないことには、くよくよ泣き叫ぶわけでもなく、すぐに立ち上がり、使える物資を拾い集め、或いはすぐに家の再建を始めるし、笑顔すら見せていたそうです。
 長崎で、オランダ人から、西洋風帆船の操船技術を学んでいた幕府の伝習所の生徒達の実家が、江戸の大火で焼け落ちても、生徒達がさほど心配もせず、実家に帰れとの蘭人教官の言葉にも耳を貸さず、平然と勉強を優先したそうです。

 幕末に日本に来た外国人がそろって、清国人(および東南アジア人)と日本人の差異に驚嘆していて、その道徳と教養の高さ(文字の読み書きが男女を問わず出来る)、正直さ、お金をぼろうとしない清潔さ、などを賞賛しています。
 また、賄賂を取ろうとしない理由に関しては、侍社会における相互監視の厳しさにも言及されています。チップとか、賄賂は一切受け付けないし、帆船から地上(横浜)への小舟での運搬サービスなども、「天保銭4枚」という安さ(幕府が決めた価格)に、外国人らは驚愕している。どの船頭も不満を一切口に出さないという。税関の役人も一切、賄賂を受け付けないという。

 もっとも、賄賂は取らないけど、食事の「おごり」などは、幕府の役人も何ら「賄賂」との感覚とかがなかったようで、条約交渉に関し、結構長い期間が必要なときに、江戸の英国公使館(お寺が外国公館として使用されていた)などは、日本側が決まって昼食時に現れては、洋食(ハム)とか、ワイン、シャンパンなどをばんばん食べまくっていったという。また、江戸郊外の観光地に行くと、高級料亭での高価な食事代金を日本側の警備随員、付添人とかの分も含めて、全部が外国人側の負担で、そういう場合には、日本側は何の遠慮もなかったらしい。黒船の中の食事でも、ワイン、シャンパンなど、通詞、交渉役人なども、全ておいしく平らげていたらしい。食事代については、外国側の負担に何ら違和感がなかった、と言うのも不思議なことだけど。

 ともかく、天災については、結構あっけらかんと、諦めの心情ですぐに前向きに歩き出す、これが昔からの日本人らしいです。今回は、東電の放射能災害、と言う人災(?)部分につき、責任追及の矛先があると言うことで、昔ほど日本人の諦めの境地とか、潔さが見えないようにも感じます。

 まあ、福島の惨状を見れば、同情しないわけにはいかないけど、放射能に関しては、必要以上に高い基準値を設定してしまった政府にも、小生は憤りを感じます。そこまで厳しい基準で食品を規制するのも、除染基準値が低すぎるのも、コスト意識がなさすぎるし、科学的根拠もない。科学的根拠のない、非常識な放射線関連の基準値については、週間ポストが何度も、予算の無駄遣いと警鐘を発しています。
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実を言いますと (クッキングホイル)
2012-03-11 21:46:02
両親とも日本人なのですが、実を言いますと、親の都合で台湾生まれなもので、今回のことでもずいぶん台湾は立腹しているだろうと聞かれることがあるのですが、他のケースはどうかわかりませんが、台湾の親戚や友人から僕にはそのような声は全く聞こえてきません。

日本人が自分で問題視して自分で騒ぎ立てているだけのような感じに受け止めているようです。返って、そのことで嫌な気持ちになっている、というところが実情のようですよ。

こんなこと言ってますと、そのうちだれだか特定されてしまいそうですね。まあ別に構わないのですが(笑。
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