昨日の第23回参議院議員選は事前の予測通り自民圧勝、民主惨敗となった。そして投票率の低さも予測通りであり、宮城県の投票率に至っては50.75%(河北新報記載)、全国平均以下の有様。今回の参議院選について宮城県の状況を中心に想うことを書いてみたい。
事前予測どおり自民党の現職議員・愛知治郎が当選、しかもぶっちぎりのトップ当選となった。愛知の投票数は421,634、2位、3位の候補者の投票数合計より13,678票少ないだけでダントツである。これに対し、民主党現職で4選を目指した岡崎トミ子は「みんなの党」新人の和田政宗に、5千票あまりの差で落選した。ちなみに岡崎は前回、55万票に迫るトップ当選をしている。
岡崎はベテラン議員らしく県北、県南の市町村では軒並み2位だったが、大票田の仙台圏ではどの区でも和田に及ばず前回の半分以下の投票数となった。仙台市のベットタウンとなっている富谷町も同じであり、ここに都市部と郡部の投票傾向の違いが表れている。
実は私も新人の和田に投票している。11日に期日前投票を済ませており、昨日は選挙に行く必要もなかった。ここ暫く前から選挙で私は期日前投票をしており、当日は行かないのだ。別に政治意識が強い訳でもマジメだからでもなく、本当の処、期日前投票場のひとつとなっている青葉区役所のランチが目当てなのだ。安くて美味いし、ランチを済ませた後投票する習慣になってきた。
日曜日に近くの小学校に改めて出向くよりこの方が楽なのだ。知人の話では昔の期日前投票では係員からあれこれ理由を問われたそうだが、今は係員の対応も丁寧になっている。にも拘らず投票率が低いのは、国民の意識にも問題がある。
私が和田に投票した理由は、訪韓した岡崎が現地での“反日デモ”に参加していたのをネットで知ったから。地元紙の河北新報はこれを全く報じず、今日になってようやく取り上げる始末。この女だけは絶対落選させたいと思ったが、前回はトップ当選、心底ガッカリした。この結果に憤慨、「宮城県民はバカ、最低の愚民。宮城県の農産物など買うな!」と書いた宮城県在住ブロガーもいた。
ネットをせず、最近は投票をサボり気味だった昭和一桁生まれの私の老母も和田に投票している。母はたまたまТVの国会中継で、岡崎が“反日デモ”に参加したことを追及されているのを見たからだ。母もこれで初めて岡崎の正体を知り、「一体何処の国の議員なんだ?」と怒っていた。
岡崎がトップ当選から今回は一転、接戦の末敗れたのは本当に嬉しかった。昨夜おそく和田の当確が決まり、喜びの声をあげたネット民も少なくなかっただろう。東京で脱原発を掲げた俳優上がりが当選したのは残念だが、岡崎のような議員が落選したのは大変喜ばしい。上の画像は河北新報に載ったもの。しおれた岡崎の様子は小気味よいし、ТVでの涙目で記者会見の映像は胸がすく想いだった。
私が岡崎に怒るのは“反日デモ”参加だけではない。知らなかったといえ、かつて私はこの女に投票したことがあるのだ。ネットのない時代だったし、当時アンチ自民だった私は迂闊にも社会党の岡崎に入れてしまった。職場に岡崎を「何もしない人」と貶した上司がおり、それを聞いても私は年寄りは頭が固いと思っていたが、今にして思えば無知なのは私の側だった。
岡崎が嫌でも愛知に投票しなかったのは、昔見た街頭演説での印象が良くなかったため。やたら祖父の愛知揆一や父・愛知和男の実績を強調するボンボン3世、というのが第一印象。2世、3世議員全てがダメとは言わないが、血族主義を訴える手法は興ざめさせられる。選挙前での河北新報のインタビューにも尊敬する政治家に祖父を挙げており、未だにじーちゃん、とーちゃんの七光りに頼っているのだ。それならば、NHKを辞めてまで立候補した東京出身の和田の方がマシ。
ただ、比例代表は散々迷ったが、中山恭子氏に投票した。別に維新の会を支持しているのではない。他はよく知らない候補者ばかりだし、元スポーツ選手には入れたくない。あと私事だが、昨年拙ブログに中山氏を散々中傷するコメンターが現れたこともある。正体は平日から何度も連投する嘘つき女だが、方々で中山氏は不倫していると書込みしていたようだ。
こうなると元から天邪鬼の私は中山氏に肩入れしたくなった。「キリスト教が本当に聖書に基づいてるなら 略奪や戦争は、ないでしょう」「イエスは、私たちの罪を背負って十字架に掛けられたので」等のコメントから、この者はまず耶蘇だろうと私は見ている。
その二に続く
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くわしくは、「頑張れ日本!全国行動委員会」および「チャンネル桜」公式サイトをごらんください。
公安にマークされる国家公安委員長というブラックジョークはもう二度とやめて欲しいものです。
書かれている事に反発はしませんが、
手当たり次第にコメントを貼り付けている様な
気がしてなりません。
さてmugiさん、私も岡崎が落選したと知った時
ホッとしました。
この人が国家公安委員会委員長になった時
民主党は左翼政権だと痛感しました。
しかし、20万以上の人が支持しているのに
驚きを隠せません。
愛知さんにかんして、自民党の世襲が続いている事を再認識しました。
私が宮城県民だったら、mugiさんと同じ選挙行動をしたと思います。
ビラを受け取って丸めて投げつけてやろうかと思いましたが辛うじて思いとどまりました(笑。
僕の一票ですか?シュレッダーへ行ったように思います(笑。
デモの権利はあるし、上記の行動は結構です。ただ、NHKは「中共の手先」ばかりではないでしょ?南北朝鮮や米国、ロシアの手先もしているのは確か。ま、報道機関などカネ次第で何処にでも転ぶ娼婦以下ですから。他国の報道機関に働きかけるのは、各国の情報組織のフツーのお仕事です。
Good job! のお褒めに頂き、一宮城県民として安心しました。宮城選は注目されていたようですし、かつて岡崎を当選させたことで、宮城県民はバカにされていましたからね。
またも言い訳になりますが、地元紙は選挙前まで岡崎の反日デモのことさえ触れず、情報を遮断されていました。改めてマスコミの力の大きさを感じます。
仰るように方々でコメントを貼り付ける人はいますね。もっとも精神疾患のアラシよりはマシですが。
wikiに載っていますが、岡崎は「日本人の慰安婦に対する救済措置は、関係諸国民と日本との信頼関係の醸成を考慮して行わないとした」。また、「朝鮮学校を運営する朝鮮籍の理事長と、パチンコ店を経営する韓国籍の会社社長からそれぞれ少額(2万円)の寄附を受けていたことが指摘された」とか。もちろん地元紙はスルーです。
まさに南北朝鮮のビッチでした。この表現は雌犬に失礼ですが、他に言いようがありません。
ただ、「ブラック企業打倒」のプラカードを掲げるのは群衆の注目を集める効果はあるでしょう。ブサヨ政党は悪趣味なプロパガンダに長けています。
おかげ様で共産党に何かを期待するような不見識な府民がいなくなりました(笑。
良くも悪くも蜷川は京都の有名人となりました。元宮城県知事・山本は官僚時代に京都に赴任した際、蜷川県政から様々な監視と妨害を受けたので、「ゲーペーウー(KGBの前身)体制」と回顧録で貶していたのです。
ちなみに山本は現・村井知事と同じく元は大阪人。今の仙台市長は秋田県出身、記事にした岡崎は福島県など、余所者がトップになるのが他の東北では見られない宮城県の特徴です。仙台藩の開祖・伊達政宗が山形人だった伝統を受け継いでいるのかも(笑)。