田舎芝居―東北大の魯迅劇

　今年は魯迅が東北大に留学してちょうど百年目に当たる。そのため地元仙台の東北大で先日、恩師・藤野先生や日本人同級生と魯迅の交流を描いた劇が上演された。魯迅に扮した中国人留学生は「現代も日中間に様々な問題があるが、当時はより厳しい関係だった。交流を通じて両国の友好を深めたい」と話していた。

　 私はこの劇を見に行かなかったが、NHK仙台が劇の一部をTVでニュースとして放送した。日本人同級生が魯迅をやっかみ、藤野先生に贔屓されているのだろ うと絡むシーンが映された。そして魯迅を庇う藤野先生。実際に魯迅に嫌味を言う日本人同級生がいたかは不明だが、やはり予想通りの筋書きだと思う。日本人 の外国人への狭量さを強調したいのだろう。帰国する魯迅に仲良くなった同級生が別れを惜しむ最後で締めくくっている。
　TVでは劇に来ていた観客も映したが、何故か大学生のような若者はあまりおらず、年配の人々の姿が多く目に付いた。

　一部にせよ、劇を見た私の感想はいかに地方都市といえ、田舎芝居の 典型だった。高齢者ならともかく、今時の若者がこんな臭い芝居に感動して日中友好の念をかき立てられるのだろうか？観客に若者が少なかったのが、その証明 ではないか。一留学生と友好があっても、国家間となれば全て国益が優先する。日中間の若者の交流を通じて友好を図りたいとのたまう政治家センセイもいる が、中国人留学生の犯罪者数の実態はその空しさを物語っている。中国人留学生がトラブルを起しても、日本の排他性ばかり問題にするのがマスコミ。先の幼稚 園児殺害の鄭永善のような東洋鬼子でさえ、原因を全て日本に転化するのが中国人気質なのだ。

　中共は 日本との民間交流は活発に進める方針を打ち出しているが、韓国と同じく文化交流の名のもと、メディアを駆使した親中イメージ戦略を画策してるのは明らか だ。高倉健や福原愛さんのような日本の有名人を起用し、日中友好の旗振りをして、これまで以上に友好の名のもと日本を食い物にするだろう。TVに出た東洋 学園大学の朱建栄 教授は「同じアジア人だから」と公言したことがあったが、「同じアジア人だから」隣国を支援するのは当然との意識が露骨だった。中国人くらい他のアジア人を蔑視してる民族もないが、ぬかみそが腐る台詞を平然と吐くのも彼らの特徴だ。

　NHK仙台は将来起きる可能性のある宮城県沖地震に備え、災害時の外国人への支援も訴えていた。TVに出たアフリカの留学生は「もっと外国人への対応に気を配るべきだ。そうすれば仙台にもっと外国人が来るだろう」と言い放った。現代仙台市の人口の約１％は外国人が占めているが、これからも増えこそすれ減りそうもない。
　地元の仙台市民である私の感想は、もう他国人が来仙しなくとも結構だ。地元に色々要求をすれども市民の責務を果たさぬ外国人など無用。市民の憩いの場である西公園が麻薬の密売の場所になるのは見たくもないから。

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